2008年6月23日 (月)

(あ) 雨具 RAIN THINGS

Rain_things_summer_sky  日本は梅雨の真っただ中かもしれない。イギリスはどうかというと、梅雨のような時期はない。いつものように晴れたり降ったりを繰り返すだけ。夏に雨が続いても寒くなることがあっても蒸し暑くなることはない。
 今回は、そんな季節感のあまりないイギリスの雨と雨具に関する話。
 

☆会話は天気の話から
 「イギリス人の会話は天気の話から始まる。」とよく言われるが、本当にその通りだ。特に知らない人や知って間もない人との会話の場合、かなりの確率で、天気の話をふられる。

 これは、イギリス人の互いのプライバシーを尊重する習慣と、変わりやすいイギリスの天候によるものかもしれない。
 イギリスの天候は本当に変わりやすい。雲の動きが早く、晴れたり降ったり、暑くなったり涼しくなったり。コロコロ変わるので、知らない人と話すきっかけとして格好の話題なのだろう。でも、皆、本当に天気について知りたいと思っているわけではないそうだ。
 しかし、不思議なことに、天気の話から始めるとその後の会話がスムーズに進むような気がする。
 

☆濡れたくない人は携帯雨具は必須
 案外、皆、天気について詳しいし、天気予報も意外に的中率が高いような気がする。しかし、それでも、降ったり止んだりを繰り返すので、イギリスの天気は油断ならない。お天気雨もしばしば。だから、ちょっとでも濡れるのが嫌な人は、折りたたみ傘やレインコートを携帯するのが一番なように思う。

 日本ではよくコンビニなどで安価なビニル傘が売られおり、外出先での通り雨に困った人が買っているのを時々見かけた。しかし、イギリスにはそもそもコンビニの数は少ないし、ビニル傘も殆ど普及していない。
 ちなみに、知人は日本から持ってきたビニル傘をイギリスで使っていたところ、強風のあまり折れてしまったとか。初夏などはかなり風の強い日もあるので普通の傘でも要注意だ。
 

☆イギリス人は傘を差さない?!
Rain_things_heavy_rain  現地の人達は、突然の雨にどう対処しているかというと、ずばり「雨が降っても気にしない」(!?)である。どしゃ降りの時はさすがに小走りになって雨宿り場所を探しているが、少々の雨では傘を差さずに歩いている人をよく見かける。
 珍しく傘を差しているなと思って見てみると、観光客かアジア系の人だったりする。
 イギリス紳士といえば、コウモリ傘を連想させる人も多いように思うが、実際のイギリスの男性は特に年齢が上になるほど傘を差さないように思う。雨の中を堂々と歩いている姿をよく見かける。
 

☆イギリス人の雨具Rain_things_hood
 傘の代わりにイギリス人がよく利用する「雨具」がパーカーなどのフード。レインコートではなく、普通のパーカーのフード。日本では、一部の若者の流行のほかは、不審者と間違われるのが嫌だとか、かっこわるいとかいう理由で飾りでしかなくなっているが、イギリスでは、年齢性別を問わず、皆、実用的に利用している。
 ごく普通のものなので、パーカー自体は濡れてしまう。しかし、またすぐに晴れるのでいつの間にか乾いているという感じだと思う。
 

☆黒いコウモリ傘の女性
Rain_things_brolly  それでも、最近では、だいぶん傘をさす人も増えてきており、街中でも柄物の折りたたみ傘が店頭に並ぶようになってきた。しかし、若い女性でもごくごくシンプルな真っ黒の傘をさしている人も多い。柄ものでも黒が基調だ。

 靴にはこだわりがあるイギリス女性でも、日本女性のようにカラフルな傘を差すことにはあまり興味がないのだろうか。それとも服とのコーディネートを考えてのことか。

←黒を基調にした婦人傘 (amazon uk)

 
 ちなみに、傘の英語はアンブレラ(umbrella)だが、イギリスではしばしば俗語でブラリ(Brolly)と呼ばれているようだ。
 

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2008年4月14日 (月)

(ら) ラップ [食品保存フィルム] -後編- CLING FILM -part2-

 電子レンジで加熱できないものあり、使いにくいと、ちょっと不便なイギリスの食品用ラップフィルム(前編はこちら)。日本のラップに慣れていると抵抗を感じる特徴がもう一つあった。それは、その材質。
 (今回はかなりマニアックな内容ですのでご覚悟ください。)
 

☆第三ラウンド---塩ビのラップ
Cling_film_comparison  日本のラップの殆どは、耐熱温度や原材料名が載っているが、こちらのラップにはそういう記載は殆どない。だから、今まで知らずにずっと使っていた。イギリスのラップがPVCで出来ていることを。

 PVCと聞いて、すぐにピンと来た人は、化学系に詳しい人か、健康や環境問題に敏感な人かもしれない。PVCとは、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride)、通称「塩ビ」である。塩ビと言えば、日本で環境ホルモンを出す「有害物質」として、食品に触れるものや子供のおもちゃなどの原材料から撤退した化学物質だ。

Cling_film_material  日本では、現在では、業務用のラップが主で、一般家庭のラップとしてはそれほど普及していないようだ。
 現在、日本で使われているラップの素材は、PVDC(polyvinylidene chloride、ポリ塩化ビニリデン)や、PE(ポリエチレン)が主流のよう。特に大手メーカーのサランラップやクレラップの製品は-60~140℃までの耐熱性をもつPVDC製。PVDCのラップは酸素透過度や透湿度が低く、密着性が高いため、食品を新鮮な状態で保ちやすいという性質を備えている。
 
 「塩ビのラップだったのか。そういえば、チンしたときに変な臭いがしていたような。」と、暗示に弱い私は急に頭痛までしてきた。
 

☆本当に塩ビのラップは危ないのか?---日本で取り上げられたいきさつ
 PVC(塩ビ)のラップが日本で殆ど使われなくなったのは、使われている可塑剤と塩素を含む物質という点からのようだ。

 可塑剤は、もとは硬い材質のPVCを軟らかくするために加えるもの。PVCラップやPVCでできたプラスティック製品には、可塑剤としてDEHPなどのフタル酸エステルやDEHAなどのアジピン酸エステルが加えられている。これらの物質はPVCに化学的に結合しているわけではないので、少しずつ染み出してくるのだそうだ。

 1998年に日本の当時の環境庁が「環境ホルモン戦略計画 SPEED'98」で、「内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質」を発表したのを機に、日本では「環境ホルモン」ブームとなった。環境ホルモンと同時に発がん性物質だと考えられたDEHPやDEHAを含むPVCラップも問題になり、次第に姿を消していったようだ。また、PVCは塩素を含むため、低温で焼却するとダイオキシンを発生させることも問題になったようだ。
 

☆本当に塩ビのラップは危ないのか?---イギリスで承認されている理由
 環境ホルモン、発ガン物質を含み、ダイオキシンを発生させるPVCラップ。そんな危ないものをイギリスは市場に回らせていいのか、と言いたいところだが、イギリスだけでなく、EUの多くの国でPVCのラップは承認されており、一般家庭に広く出回っている。

 それはなぜかというと、いくつか理由がある。
 もちろん、これらの国でも、PVCラップに含まれる可塑剤は、種類によっては高濃度でに取り込まれると肝臓や精巣に障害がでる場合があり危険であると認識されている。

 しかし、欧州連合食品科学委員会(EC SCF)は耐用1日摂取量(TDI)というものを設置しており、それを基準として製品を認可しているのである。
 耐用1日摂取量(TDI)とは、「人の健康影響を考える上で生涯にわたって摂取し続けても問題ないとされる化学物質量の指標」のことだそうだ。例えばイギリスでは、1日体重1kg当たり50μg以下のDEHPであれば摂取しても問題ないとしている。使い方にもよるだろうが、イギリスのラップの場合はこの基準を大きく満たしているようだ。
 詳しく知りたい方は、こちらの欧州可塑剤・中間体協議会(ECPI)の可塑剤情報センターのサイトをご覧ください(英語)。FAQ形式でわかりやすく書かれています。

 イギリスでこのラップが使われ始めてから30年以上経っているが、今までにラップの被害が報告されていないというのも使われ続けている理由のひとつかもしれない。
 

☆本当に塩ビのラップは危ないのか?
 日本でも最近は「環境ホルモン」という言葉が聞かれなくなってきたのではないだろうか。
 日本の環境省が公開している「H16 年度第3回内分泌攪乱化学物質問題検討会」の資料によると、哺乳類を用いて人健康への内分泌攪乱作用に関する試験をおこなった結果、DEHPやDEHAも、高用量では一般毒性と考えられる影響が認められたが、通常の生活で人が取り込むと考えられる低用量では、明らかな内分泌攪乱作用は認められなかったそうだ。

 現在でも、研究者によって意見が分かれる難しい問題のよう。だから、ずぶの素人の私がここで簡単にイギリスのラップが危険だの安全だのと結論付けるのは避けたいと思う。

 塩ビの危険性を説明され続けてきた私達日本人から見ると、イギリスのラップに対する規制はゆるいように感じるが、逆にイギリスの立場からすると、日本人はメディアに煽られて過剰に反応しすぎたとも考えられることができるのかもしれない。
 

Cling_film_substitute  イギリスに住んで10年になるアジア系の友人宅でお昼をごちそうになった時のこと。出来上がった料理は深皿に入れられ、その上に浅皿が蓋のようにかぶせられていた。食べる時には、浅皿はついた蒸気を軽く拭きとられ、取り皿に。温かい料理の時は皿も程よく温まっているし、ゴミも出ないし、ラップを使うより断然便利だと思った次第だ。
 

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2008年4月 7日 (月)

(ら) ラップ [食品保存フィルム] -前編- CLING FILM -part1-

 渡英した日本人の多くが格闘するはめになるのが、イギリスのラップだろう。日本で正式名称「食品包装用ラップフィルム」と呼ばれる薄手の透明の食品用フィルム。

 冷蔵(凍)庫で食品を冷やし、電子レンジで温める(解凍する)のが日常茶飯事となった現代では、このフィルムなしで過ごすのが困難になりつつある。
 渡英直後の我が家も例外ではなく、構えることなくスーパーの売り場に向かった。
 

☆第一ラウンド---電子レンジチンできない「ラップ」
Cling_film_food_wrap  アルミホイルやベーキングペーパー、箱入りのチャック付きビニル袋や製氷袋などに並んだコーナーから、迷わず、”food wrap(フード・ラップ)”と記されているものを買う。

 日本ではサラ○ラップとか、ク○ラップとか、ラップのメーカーのものが普及しているが、イギリスではスーパーブランドのものばかりで、専用メーカーのものは殆ど見かけない。大体、60mで1.2ポンド(約240円)ほど。
 
 このラップ、箱にプラスティックの歯が付いているのだが、とても切れが悪い。そして、すぐに絡んでしまう。
 そして、気づいたのが注意書き。箱の側面に小さな文字でいろいろと使用上の注意が載っているのだが、「電子レンジで食品を加熱したり解凍するときは、多目的”cling film(クリング・フィルム)”を使ってください。」とある。

 「ラップなのに電子レンジチンができない? クリング・フィルム?」 

 そう、イギリスでは、いわゆる日本で日常的に使われているタイプの食品用ラップは、「フードラップ(food wrap)」とは呼ばれずに、クリング・フィルム(cling film) と呼ばれるのだ。ちなみにアメリカ英語では、日本とほぼ同様にプラスティック・ラップ(plastic wrap)と呼ばれる。

Cling_film_microwave_safe_2  フード・ラップ(food wrap)とは、単に食品用のフィルムという意味。冷蔵や冷凍は可能だが、電子レンジには使用できない。よく見ると、箱の表に載っている表示は、「フリージングOK」と「全ての食品用」のマークだけだ。
 それに対して、多目的クリングフィルム(all purpose cling film)の箱には、「フリージングOK」と「全ての食品用」のほかに、「電子レンジOK」マークが入っていた。見落とした私の負けである。
 *クリングフィルムと書いてあっても電子レンジ対応でないものもあるようですので、ご注意ください。
 

☆第二ラウンド---ぴったりくっつくクリングフィルム
 以来、我が家は多目的クリングフィルムを使っている。
 フードラップに比べると、プラスティックの歯でも切れやすく、絡むことも少ない。それでもやはり日本のラップの方が使い勝手がよいように思う。厚みが薄いのはさほど問題ないのだが、密着性はあまりよくない。

 しかし、電子レンジでチンした途端、みるみる縮んで、食品にぴったりとくっついて離れなってしまう。クリングフィルムのクリング(cling)とは、「ぴったりくっつく」という意味なのだが、そういう意味ではまさに名前のとおりかもしれない。

Cling_film_tattered  また、日本のラップに比べて箱の作りがあまりよくないようで、少しでも濡れたで触ると箱がゆがんでしまう。日本で普及しているような詰め替え用を殆ど見かけないのはそのせいなのだろうか。100m入りのほうが多少割安なのだが、箱が持たないので、我が家は30mのを毎回買っている。
 

 日本人の中には、こんなイギリスのラップに驚いて、土産にする人もいるのだとか。しかし、イギリスのラップはこれだけだはなかった。日本のラップに慣れた者に抵抗を感じさせるさらなる特徴を持っているのだ。それは、次回の後編で。お楽しみに。

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2008年2月18日 (月)

(ゆ) 湯たんぽ -後編- HOT BOTTLE WATER -part2-

 前半はこちら
 イギリスで偶然、湯たんぽを見つけ、その温かさや便利さにハマってしまって、もう一つあればいいなと思っていたちょうどその頃に、母からの日本の湯たんぽのプレゼント。

 母から贈られたものは最近日本で流行っているプラスティック(ポリプロピレン)製のもの。日英両者のの湯たんぽを比較するいい機会なので、日本に古くからある金属製のものは現在使っていないが、これも含めてその比較をご紹介していきたいと思う。

 日本には電子レンジで温めるタイプのものや充電式の電気のものもあるようだが、これについては割愛したい。

←電子レンジで温めるタイプのものが
 イギリスにもあるようですが(amazon uk)、

 一般にはあまり見かけないです。

 
☆日英の湯たんぽの比較----準備はしやすいか

・注ぎやすさ
Hot_water_bottle_filling  ゴム製のものは口が漏斗型になっており、口を上にして縦に持てるので、湯が注ぎやすい。プラスティック製や金属製のものは、口が広い面に付いており、本体が熱くなるので、平なところに置いて湯を注ぐ必要があるようだ。

・どこまで入れる?
 破損を防ぐために、イギリスのゴム製の湯たんぽは「3分の2以上は入れないでください。」と記載されている。私が買ったゴム製のものはイギリスでは標準的なサイズのもののようで、満タンに入れて約2リットル。その3分の2弱の約1.3リットルの湯を入れることになるが、うちは結構適当に入れている。

 一方、日本のプラスティック製のものは「満タンに入れてください。」と書かれている。少ないと引圧で変形したり破損したりしてしまうのだそうだ。金属製はよくわからないのだが、特に量の指定はないのではないだろうか。

・湯の温度---熱湯はOK?
 ゴム製のものには「熱湯(boiling water)は入れないでください。」と表示されていた。なので、我が家では沸く手前や沸かして冷ました湯を使っている。一方、プラスティック製に関してはそういった指定は特になく、材質が110℃まで耐えれるポリプロピレンで出来ているようだ。金属製のものでは材質的には熱湯もOKで、劣化はするそうだが、人によっては直火にかけている人もいるのだとか。
 (注)それぞれ一般的な傾向であり、使用の際は製品の注意書に従った温度の湯をご使用ください。
 

☆日英の湯たんぽの比較----使いやすさ
Hot_water_bottle_comparison_2 ・保温性
 上記のようにうちのイギリスのゴム製の湯たんぽは、せいぜい1.3リットルの湯しか入れて使えない。
 一方、プラスティック製や金属製のものは大きなものでは2リットルや3リットル入るものがあるようだ。さらに前述のように、ゴム製よりも高い温度の湯を入れることができるので、より保温力が高くなる。

 我が家のゴム製のものはカバーありの状態で4、5時間でぬるくなっているが、容量2リットルのプラスティック製のものは朝入れると晩まで暖かい。

・使い心地
 イギリスのものはゴム製なので弾力があり柔らかいので、膝に乗せたり抱いたりしてもゴツゴツした感触がない。母が送ってきてくれたものは膝に置いて使うのに適した形だったが、一般的にプラスティック製や金属製のものは抱くにはちょっと硬くて使いにくかもしれない。

 金属やプラスティックのものは、熱伝導性が高く、比較的高い温度で使うこともあって、必ずカバーを付けて使うように注意書が付いている。火傷の原因になるからだ。

Hot_water_bottle_both_sides  それに対して、ゴム製のものは、熱伝導性が低いので熱い湯を入れても手で余裕で触れる感じ。さらに、どれもそうなのかはわからないが、片側の側面が細かいひだで覆われており、さらに火傷を防ぐようになっている。私の場合、市販のカバーが気に入らなくて、しばらくの間カバーなしで使っていたが、大きな問題はなかったように思う。

 いや、一つだけ問題があった。使い始めた当初、カバーを付けずに抱き枕のように腹に当てながら寝ていると、就寝中にいつの間にか枕もとまで移動して、夜中にゴムの臭いでうなされてしまった。傍らの連合いまで被害に遭っていたそうだ。
 

☆日英の湯たんぽの比較----シーズンオフには?
Hot_water_bottle_drain  便利な湯たんぽだが、春が来、暖かくなると必要がなくなってくる。また冬が来るまで保管することになる。保管の際には中の水を切っておく必要があるが、ゴム製のものは口を真下にして吊るしておけるので簡単に水きりすることができる。一方、一般的にプラスティック製や金属製のものは構造上水きりがやや面倒なようだ。母がくれたプラスティック製のものはその点が改良されていたが。

 また、ゴム製は中身を抜くと薄っぺらくなり場所を取りにくいという利点がある。しかし、ゴムは劣化しやすいので、直射日光をさけて保存しておく必要があるようだ。
 

☆ヨーロッパでの湯たんぽの歴史
 イギリスでいつ頃から湯たんぽが使われているのかはよく分からないのだが、湯たんぽの元祖は、16世紀頃の熱い石炭を入れた金属の入れ物だったそうだ。当然、火傷をすることが多く、中身は石炭から湯に、外の材質も金属からゴムへと変わってきたようだ。

 現在、イギリスで普及しているこのゴム製の湯たんぽは、1903年(明治36年)にクロアチア人の発明家のスラヴォリュブ・ペンカラ氏(Slavoljub Eduard Penkala)が発明したものだそうだ。当時のオーストリアハンガリー君主国、現在のハンガリーのブダペストで特許が取得されている。
 

 古くからイギリスを含めヨーロッパで親しまれてきたゴム製の湯たんぽ。今ではハート型のものから、ぬいぐるみ型のカバーまで様々なものが出回っているようだ。

←ハート型やぬいぐるみ型の湯たんぽカバー
(amazon uk)

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2008年2月11日 (月)

(ゆ) 湯たんぽ -前編- HOT WATER BOTTLE -part1-

☆水まくら?
Hot_water_bottle  冬のある日、スーパーの店頭に「水まくら」がぶら下がっているのを目にした。ゴム製の赤い水まくら。子供の頃、風邪で熱が出た時に頭の下に敷いてもらって、ひんやりとした感触が気持ちよかったのを覚えている。

 懐かしいなぁと思ったものの、手に取ってみることはなかった。我が家には必要ないと思ったからだ。イギリスに来てから幾度も幾度も風邪をひいているものの、どうしてなのかはわからないが、少なくとも私の場合、イギリスの風邪は熱がなかなか上がらないのだ。熱を冷ます器具は無用の長物というわけ。もともと日本でも水まくらを使ったのは幼児期ぐらいだったし。

 またしばらくして、イギリスの大手ドラッグストアのブーツ(Boots)で同じものを見かけた。ゴム製の赤や青の水まくらの隣には、暖かそうな毛糸やフリースのカバーが掛っていた。サイズも水まくらにしてはかなり小さいような。そこで初めて自分の誤りに気が付いた。
 「水まくら」ではなく「湯たんぽ」だったのだ。
 

☆欧州はゴム製、水まくら型
 そう、イギリスにも湯たんぽはあり、そしてゴム製のものが一般的なのだ。こちらでは、ホット・ウォーター・ボトル(hot water bottle)と呼ばれている。日本では古くからは金属製のものが一般的だが、イギリスではむしろゴム製のほうが普及しているようだ。イギリスだけでなくヨーロッパ各国でも同様のようだ。

Hot_water_bottle_opening  見かけは、日本の水まくらを小さくしたようなものなのだが、湯のそそぎ口付近が多少異なっている。水枕はクリップで留めていたように思うが、イギリスの湯たんぽはねじ口になっている。ねじ口は金属の受け口とゴム付きのプラスティック栓で出来ている。

 湯たんぽと分かったので、「これは末端冷え性の我が家の家族にもってこいかもしれない。」と思い、試しに一つ購入してみることにした。物価の高いイギリスにしては、カバーなしで6ポンド(約1200円)からと価格も手頃だった。
 

☆日本は足に、イギリスは体に
Hot_water_bottle_british_and_japane  実は、イギリスの湯たんぽを使い初めてしばらく経った頃、日本の母が「イギリスは寒いだろうから、これで暖かく過ごして。」と日本の湯たんぽを送ってきてくれた。そういえば、子供の頃も帰国して寄った時も、冬には布団に電気アンカをよく入れてくれていたっけ。

 母によると、日本では湯たんぽが再度見直されているのだとか。就寝時に布団に入れて足元を温めるものから、日中に膝に当てて体を温めるものとして、冷え性の人々に愛用され始めているのだそうだ。

 イギリスではどうかというと、ここ数年、湯たんぽが人気急上昇というようなことも、日中に皆が膝に当てているということもない。イギリスでは、湯たんぽは主に就寝時にベッドで使うものだが、足元を温めるというより、抱いて体の中心部を温めるもののようだ。抱き枕やぬいぐるみよろしく、湯たんぽを抱いて寝ているようだ。

 日本で実践されつつある、手足などの末端より体の中心部を温めるという方法がイギリスで随分前から行われてきたというのは少し驚きだった。「イギリスの人の体温が高いのはこのせいだったりして。」なんて、いい加減な推測をしてしまいそうだ。
 

☆湯たんぽの勧め
 湯たんぽの良い点は、電気あんかや電気毛布のように一晩中電気を使うことがないので、安全だし、環境にも優しいところだろう。また、ゆっくりと冷めていくので、体にも優しいようだ。布団に入れておけば、朝まで暖かい。イギリスにも電気毛布があるが、個人的には湯たんぽをお勧めしたい。

 我が家では、日中、腹や膝を温めるほか、夜はしもやけ持ちの連合いの足を温めるのに使っている。イギリスには大抵どの家庭にも電気ケトルがあるので、数分で湯たんぽに充分使える量の湯を手軽に沸かすことができる。

 準備も簡単な上、イギリスならではのありがたい使い道まである。我が家のキッチンは、あの憎き湯沸かしボイラーのためか、冬場、湯が殆ど出てこない。そのため、朝の皿洗いには使い終わった湯たんぽの湯が重宝していたりする。

←イギリスの国旗、ユニオンジャック模様のカバー(amazon uk)

 後半は、イギリスのゴム製の湯たんぽと日本の湯たんぽの比較をご紹介したい。お楽しみに。(後半はこちら。)
 

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2007年10月15日 (月)

(て) 電球 LIGHT BULB

 イギリスでは、夏が終わると、サマータイム終了を待つことなく、あっという間に日が短くなる。
 カーテンを大きく開け、食卓に差し込む日差しで夕食を取っていた我が家も、いつの間にか暗い電球の元で箸を動かす毎日だ。
 
 
☆電球の明かりが一般的
Light_bulb  蛍光灯の記事でご紹介したように、イギリスの一般の家庭には蛍光灯がない。その代わりの明かりが電球やハロゲンランプだ。

 イギリスでは、広い天井から電球が1個ぶら下がっているだけの部屋も多くある。明るい日本の家とは対照的だ。

 明るくしようと電球の数を増やすと、部屋の温度が高くなるし、電気代もかさむ。夏でも涼しいので前者はありがたいぐらいだが、電気代が高いこの国で細々と暮らす我が家にとって後者はいただけない。
 

☆電球も省エネ
 それでも最近では、イギリスでもエコやグリーンな生活が盛んに推奨されており、省エネの電球(energy saving bulb)、いわゆる白熱球型蛍光灯もよく普及している。値段は5~10ポンド(1000~2000円)ほどLight_bulb_energy_saving

 100W相当の明るさの22Wのもの、60W相当の18Wのもの、40W相当の16Wのものなどが出回っているが、イギリス人は薄暗いのが好きなのか、昼光色や白色のものはあまり見かけない。どれも大抵オレンジ色だ。

 そして、普通の電球でも省エネタイプの電球でも、箱の裏や側面には、必ず、ヨーロッパー基準のエネルギー効率のグレードを示すA~Gの印が付いている。Aが最も効率が良く、Gが最も効率が悪いそうだ。
 

☆イギリスは銃剣型?
Light_bulb_two_type  イギリスの電球は、一般的にパール型(pearl bulb)や丸型(round bulb)と呼ばれる丸い形のもので、40~100W(ワット)のものが主流。一見、日本の電球と何も変わらないような気がする。

 しかし、気を付けないといけないのは、ソケットの形だ。日本のようなネジ型(スクリュー型 screw)のものもあるが、イギリスでは、バヨネット型(bayonet)という差込型のものが主流だからだ。
 イギリスだけでなく、オーストラリア、インド、アイルランド、ニュージーランドなどのイギリス連邦でも一般的なのだそうだ。
 
Light_bulb_bayonet_2  バヨネットの仕組みは単純で、電球側に小さな突起が2つ付いており、それをソケット側のL字型の穴に引っ掛けるというもの。

 バヨネット(bayonet)の直訳は「銃剣」となるが、兵士がすばやく剣を銃に装着できるように設計されたことに由来するそうだ。
 また、一眼レフのカメラでも、レンズをすばやく取り替えるためにこの仕組みが使われており、同じくバヨネットと呼ばれている。
 

☆どうして2種類?---電灯の伝統
Light_bulb_bayonet_socket  バヨネット型はBC(bayonet cap)、または極まれだがスワン型と呼ばれ、スクリュー型はES(Edison screw、エジソン・スクリュー)と呼ばれることもある。

 後者のエジソンはアメリカの発明王と呼ばれたトーマス・A・エジソン(Thomas A Edison)。そして、前者、スワンこと、ジョセフ・W・スワン(Joseph wilson swan)はあまり名が知られていないが、白熱電球を発明したその人である。

 私も白熱電球はエジソンの発明だとばかり思っていた。しかし、実際は、1878年にイギリス人のスワンが発明したのをエジソンが聞きつけ、翌年、類似のものを作ったのだとか。二人は特許に関して争ったものの、その後和解している。

 つまり、イギリスにとっては、バヨネット型は自国由来の伝統ある口金で、スクリュー型は他国からやってきた比較的新しいものなのだろう。
 
 場所や家によっても違うのかもしれないが、家の天井の電球は耐震性があると言われるバヨネット型、持ち運びできる電気スタンドなどはスクリュー型と使い分けられているようだ。
 

☆電球のブランド
Light_bulb_supermarket  イギリスで出回っている電球のブランドといえば、フィリップ(Phillips)やジェネラル・エレクトリック(General Electric)だろうか。
 しかし、日本と異なってイギリスでは、電機メーカーのものよりもスーパーマーケットやDIY店のブランドのものが一般的なようだ。
 

 スーパーブランドの安いのを使っているせいだろうか、イギリスの我が家では、突然電球が切れる確率が妙に高いように思う。過電流なのだろうか、特に電源のスイッチを入れる時によく切れる。
 だから、電球の買い置きは必須。おまけに、バヨネット型とスクリュー型の両方を買い置きしておかないといけない。イギリスのデントウもちょっと面倒だなと思う今日この頃だ。

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2007年9月27日 (木)

(え) エコバッグ GREEN BAG, BAG FOR LIFE

 子供の頃、祖母と買い物に行くのが大好きだった。時々買ってもらえるお菓子も目当ての一つだったが、柔らかな祖母の腕を掴んで、ゆっくりと市場を眺めながら歩いて行く。それはなんだか心地いいひと時だったのだ。
 その祖母の腕にはいつも買い物かごがぶら下がっていた。竹か何かで編まれた大きな丈夫なかご。真ん中にしっかりとした取っ手がアーチ状付いていた。

←こんな感じの買い物かごでした。(楽天市場)

 幼心にもその買い物かごは憧れで、元気に家を切り盛りしていた祖母の象徴のように感じた。大きくなったら、こんなかごを下げて買い物に行きたい。ずっとそう思っていたものだった。

 そんな憧れも、いつしか祖母の思い出と共に何十年もかけて薄らいでいき、日々の忙しさの中に埋没していった。
 

☆レジ袋の使用枚数は客が決める
 イギリスのスーパーのレジは、自分で袋詰めをするのが通常だ。それも日本のように清算後に別のスペースに持っていって詰めるのではない。

 店員がレジを通す度に客がその場で袋詰めしていくのである。最近は「袋詰めしましょうか?」と声を掛けてくれるスーパーも増えてきたが、大抵の客は大丈夫と言って自分で詰めている。
 ある意味、店員との絶妙なコンビネーションが必要な作業だ。大抵の場合は息が合わずに、もしくは雑談のためにレジが混雑することになる。

 袋詰めのためのレジ袋は、客の手の届く位置に束になって掛けられているのが一般的だ。日本では店員が必要枚数を判断して渡す場合も多いが、イギリスではレジ袋を何枚使うかは客が決めることになる。

 ちなみに、スーパー以外の小売店の場合は店員が詰めてくれることが多いが、大抵必ず「袋が要りますか(袋に入れますか)?」と尋ねられる。
 

☆かなり高いマイバック率
Green_bag_people  実際にスーパーのレジに並びながら見ていると、レジ袋に詰めている人も見かけるものの、案外、持参の袋やバッグに詰めている人が多いことに気付く。

 自転車で来ているのか、バックパック*に詰めている人もいる。レジ袋を介さず、そのまま詰めている。*(注)バックパック(backpack)でも通じますが、イギリス英語ではリュックサック(rucksack)です。

 そして、多いのがエコバッグと思しきものを使っている人々。イギリスでは共働きが多いので実際には違うが、主婦層と思われる人だけでなく、若い男性や家族連れの人もエコバッグを持参して使っている。お年寄りもしかり。これまた、レジ袋を介さず直接商品を入れている。

 で来て大きな買い物カートを使っている人もいるが、そういう人は幾つもエコバックを持参しているようだ。
 自分でレジを通すオートレジでも、マイバッグに詰めている人をしばしば見かける。私も万引きに間違われないかとヒヤヒヤしながら実行してみたが、特に問題ないようだ。

 日本でも環境保全活動が叫ばれ、レジ袋削減が盛んに推奨されているように思う。最近ではエコバッグもかなり普及してきているのかもしれない。しかし、まだまだ実行しているのは一部のマメな人で、環境問題をかなり意識しての行動といった感じが強いような気がする。

 しかし、イギリスでは案外、自然にエコバッグや持参バッグの使用が浸透しているように思う。
 使っているのは、上記のように普段使いのバックパックだったり、トートーバッグだったり、そして、スーパーのレジ前で20ペンス(約40円)から1ポンド(約200円)ほどで売られている安いエコバッグだったり。
 イギリスのガーディアン誌のオンラインサイトでは、ノリッジ(Norwich)で撮影した様々な人とマイバッグの写真を公開している。そのガーディアン誌のサイトはこちら(英語)。左上の小さな写真の下の矢印をクリックすると様々な人とそのマイバックをご覧になれます。

 スーパーのものなんて、大きくスーパーの名前が書かれていたり、デザインもいまいちなものも多い。それでも、皆、何一つ気にすることなく使っていたのが印象的だ。
 

☆エコバッグの統計
 では、実際、イギリスにおけるエコバッグの効果や浸透率はどの程度なのだろう。

 イギリスの大手スーパーのアズダ(ASDA)によると、イギリスでは買い物の度に袋を要求する人は19%。レジ袋を使い捨てと考えている人は1割だとか。

 また別の大手スーパーのテスコ(Tesco)によると、同社では1996年(平成8年)からエコバッグを推奨してきており、今までに4億5千万枚分のレジ袋の使用を削減できたそうだ。
 過去のテスコのエコバッグのデザインはこちらの同社のサイトからご覧になれます(英語)。

 しかし、イギリスの環境食料農村地域省(DEFRA)の2007年(平成19年)の発表によると、イギリス国内で年間約100億枚のレジ袋が消費されているそうだ。一人当たり167枚だとか。
 一方、日本では年間約300億から500億枚、一人当たり300枚だそうだ。

 イギリスでも、日本よりもだいぶん少ないとはいえ、やはりレジ袋の消費量は多い。
 一般的に、使い始めてから捨てるまでの時間はたった12分だそう。使われなかったレジ袋は、燃やされて二酸化炭素排出量を増やし、地球温暖化につながったり、埋め立てられたり、あちこちに飛んで、環境汚染につながったりする。
 実際、イギリスでも街で木の葉やゴミと一緒に舞っているレジ袋をしばしば目撃する。
 

☆イギリスのエコバッグへの取り組み
 これではいけないということで、環境省の呼びかけに応じて、イギリスのスーパー、デパートなどの殆どの小売業は、2008年(平成20年)までにレジ袋などを25%削減することに同意したそうだ。
 それぞれの店がいろんな方法で積極的にエコバッグやマイバックの使用を支持しているようだ。

Green_bag_bagforlife  その一つが、バッグ・フォー・ライフ(bag for life)というもの。これは「生涯使える袋」という意味。無料または10ペンス(約20円)のデポジット(又は購入)でエコバッグを配り、ボロボロになって使えなくなったら無償で新品のものと交換してくれるシステムだ。

 また、持参のバッグを持っていくとポイントカードの得点が増える仕組みになっている店もある。その他、日本でも普及しているが、従来のレジ袋をリサイクル素材や自然分解が可能なものに変えたり、使用済みのレジ袋を回収したりもしているようだ。
 また、マークス&スペンサー(Marks and Spencer)では、レジ袋の有料化を北アイルランドの一部の店舗で実施しているのだとか。そのニュースはこちらのデイリーメイル誌のサイトで画像とともにご覧になれます(英語)。

 行政のほうも、レジ袋廃止に力を入れつつあるようだ。例えば、ロンドンの地方自治体では、全面的なレジ袋の廃止や一枚あたり10ペンス(約20円)の課税を視野に入れているのだとか。
  アイルランドでは、2002年(平成14年)にレジ袋1枚あたり15セント(約24円)*の課税をおこない、今ではレジ袋を95%も削減できているのだそうだ。ドイツでも1枚あたり5~10セント(約8~15円)の課税が実施されているそうだ。*(注)2007年7月より22セント(約35円)?に増税されています。

 日本でも地区によっては課税が実施されているそうだが、イギリスでもそう遠くはないのかもしれない。
 

☆イギリスのエコバッグの使用感
 イギリスの人達やスーパー、行政の取り組みを散々紹介しておきながら、言うのもなんだが、私がレジ袋を止めてエコバッグを使い始めたのは案外最近になってから。

Green_bag_big  最初に入手したのは数年前の渡英初期の頃。スーパーのど派手なエコバッグが妙に気になり、物珍しさだけで買ってしまったのだ。1ポンド(約200円)だったろうか。座布団2枚は余裕で入りそうな大きいビニル製のもの。しかし、当時は自転車を主に利用していたので持ち運びにくく、そのまま家にしまい込んでしまっていた。

 時を経て、徒歩や車での買い物になった。最初はレジ袋を何個も持って往復していたものの、そのうちふと例のエコバッグのことを思い出した。
 使ってみるととても快適だった。通常のレジ袋3、4個分の荷物が入り、肩から提げれるので、両手が空く。重いミネラルウォーターやシャンプー類を入れてもびくともしない丈夫な作りで、嵩張るトイレットペーパーも余裕で入る。

 もう何十回と使っているが、未だに破れもせず現役だ。見栄えは悪いが実用的だなと妙に感心している。現在では、小さいサイズと冷蔵用も併せて計4つを買い物の際に持ち歩いている。
 

☆エコバッグ使用で気になったこと
 実際にイギリスでマイバッグやエコバックを頻繁に利用していて気付いたのが、汁漏れなどの衛生面だ。

 イギリスの場合、肉や魚は基本的にしっかりと密閉包装されているので、まず汁漏れすることがなく安心だ。
 しかし、気をつけないといけないのが、、そして牛乳ヨーグルトなど。
 卵は中を確認して買わないと割れていることがある。また、牛乳やヨーグルトも中には蓋が一部開いていているものがある。また、砂糖や小麦粉などの粉類も、粉がこぼれることが多々あるので要注意だ。
 まぁ、こういったものはそれ以前の問題という感じもするが。

 また、野菜などもばら売りや束売りで売られていることも多い。皆、直接触って品定めをしているし、中には床に落ちたものも入っている。いずれにせよ使用前に洗う必要があるが、気になる場合は、野菜コーナーに設置されている薄手の小さいビニル袋を利用することも可能だ。
 

☆レジ袋がないと不便?
 日本でもそうだったが、もらったレジ袋は最後はゴミ袋として使っていた。エコバッグの使用でさぞかし不便になるだろうと思ったのだが、意外にも快適だ。

 地方自治体によって多少制度が異なるが、イギリスではゴミは専用の大きなゴミ箱を預けて回収してもらうのが通常だ。そのため、レジ袋のまま回収に出すことは基本的に殆どないように思う。この話については、また別の記事でご紹介します。お楽しみに。

 また、最近ではイギリスでもゴミの分別が行われており、生ゴミのコンポストの利用も推奨されている。レジ袋をゴミ袋として使う意味はだんだんなくなっているのかもしれない。

 我が家では、アパート住まいで庭もベランダもなく、コンポストの導入は難しいため、生ゴミはゴミとして廃棄している。その際、臭いや汁漏れ防止に活躍していたレジ袋。今は代わりに、じゃがいも、にんじんほうれん草などの野菜のパッケージを再利用している。イギリスのは販売単位が多いため、袋も大きいのだ。

 
☆本当にエコバッグ?
 2007年7月、イギリスのブランド、アニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)のエコバッグ「I'm not A Plastic bag」が日本で限定発売されたそうだ。同社のエコバッグのサイトはこちら(英語)。
 本国イギリスでも行列ができるほどの人気で、日本でもその他、ベネトンやエルメスなどのブランドエコバッグと共に若い女性を虜にしているのだとか。

 こういったファッションブランド界が環境問題に注目するのは悪いことではないのかもしれない。しかし、こういったエコバッグを元のレジ袋の生産・廃棄分に値するだけ使い続けている人は実際にどれぐらいいるのだろうか。

 古びたエコバッグやマイバックを買い物カートに乗せて、日差しの中にゆっくりと消えていくイギリスの人たちに、ありし日の祖母の姿を重ねてふと思った。

 
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2007年6月18日 (月)

(か) ガムテープ PARCEL TAPE

 時折だが、日本に荷物を郵送することがある。大抵は、知人や親戚への贈り物だ。一度、母にお菓子を送ったところ、贈り物とは思えないほど、包装がボロボロになって着いたそうだ。だから、ダンボールにしろ、封筒にしろ、荷物を送るときには、厳重にガムテープで補強するようにしている。
 

☆セロファンテープ?
Parcel_tape  そのガムテープだが、イギリスで一般に出回っているものは、セロテープの幅を太くして着色ような感じのもの。透明のセロファン部分に、日本のガムテープの色と同じような黄土色の粘着材が付いている。
 日本のガムテープのようなものは、紙テープ(クラフト粘着テープ)であろうと布テープ(布粘着テープ)であろうと、殆ど普及していない。ほんの一部の雑貨屋や文房具店で極たまに見かける限り。一般に文具店が入っている郵便局でも、スーパーの文具売り場でも見かけることはない。
 

☆使い勝手は?
 肝心の粘着力だが、日本のほど強くないような気がするが、ダンボールを閉じるのにも充分使えている。
 また、日本の紙のガムテープ(クラフ粘着トテープ)と違って、テープ同士を貼り付けたり、表の面に油性ペンで文字を書くことができて便利なのもうれしい。(ボールペンの場合はこすると取れてしまうが。)

 しかし、最大の難点はハサミがないと切れないこと。切れ目を入れると簡単に千切れるのだが、そのための道具がないとかなり手こずることになる。
 こちらの人はどう対処しているかというと、なんと、力で引きちぎったり、歯で噛みちぎったりしている。なんともたくましい。

 
☆ガムテープとはいわない
 「ガムテープ」と書いてきたが、「ガムテープ」というのは、”Gummed tape(ガムドテープ)”から来た和製英語。さらに、こちらではそう呼ばれることすらない。イギリスでは、「パーセルテープ(parcel tape)」と呼ばれるのが通常だ。「パーセル(parcel)」とは小包のこと。イギリスの郵便局の小包配達部門、パーセルフォース(Parcel Force)のパーセルである。
 ちなみに、アメリカ英語では、パッケージング・テープ(packaging tape)というそうだ。
 

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2007年5月21日 (月)

(き) 切手 STAMP

☆12X1>12X2
Stamp_firstsecond  あれは渡英して数ヶ月の頃。おちびの用件で、空港近くの施設に通うことがしばしばあったのだが、空港で送迎バスを待っている間、郵便切手の自動販売機を発見した。
 赤い郵便ポストを模した自動販売機で、普通の販売機と同じように、幾つかの選択肢が用意されている。その選択肢は、大きく”4X1”や”12X2”と書かれた名刺大の紙製のものだった。

 「おそらく、何枚かの同じ切手が入った切手帳で、その数と値段が書かれているのだろう。」というところまでは容易に想像がついたが、そこから先が進まない。
 「4や12といった大きい数字はおそらく枚数だろう。でも、後ろの数字はなんだろう?・・・まさか、ポンド??、ペニー??」
 「イギリスの郵便は、1ポンド(約2百円)や2ポンド(約4百円)かかるのか? それとも、1ペニー(約2円)や2ペンス(約4円)で済んでしまうのか?」
 「”12X2”よりも”12X1”のほうが値段が高いのはどういうわけだ?」

 わけがわからないまま、切手ならいずれ必要になるだろうからと、”12X2”と書いてあるものを購入した。値段は3ポンド弱(約6百円)。
 結局、後に、後ろの数字はポンドでもペニーでもないことがわかった。
 

☆ファーストクラスとセカンドクラス
 日本の切手は、50円切手や70円切手のように、円単位の切手が普通だが、イギリスでは国内宛ての切手は、ファーストクラスか、セカンドクラスが通常使われる。

 例の”4X1”や”12X2”の後ろの数字は、ファーストクラス(first class)やセカンドクラス(second class)を表すものだったのだ。よく見ると、1の後ろには”ST”と、2の後ろには”ND”と小さく書かれている。

 ファーストクラス(first class)は、日本の速達にあたるようだ。イギリス国内であれば、100gまでのものを、翌日(翌営業日)に届けることができる郵便切手である。黄土色地に、エリザベス女王の横顔の隣端に”1ST”と書かれているものが一般的だ。料金は、1枚32ペンス(約65円)。
 そして、セカンドクラス(second class)は普通郵便。3日(3営業日)以内に届く。こちらも、青色地にエリザベス女王の横顔。料金は1枚23ペンスで、100gまでのものを送ることができる。

 もちろん、100gを超える場合やイギリス国外への郵便のために、金額別の切手も市販されている。1、2、5、9、10、12、14,20、42、44、50、72ペンス(約2円~150円)といった少額のものから、1、1.5、2、3、5ポンド(約200円~千円)といった高額のものまで、どれも1色印刷で、女王の横顔の隣に額が印字されている。
 日本の人物、動植物、品などが、色とりどりに美しく描かれた切手とは対照的に、かなりシンプルなものだが、これはこれでイギリスらしい切手なのかもしれない。
 ちなみに、日本同様にオリジナルの切手作成サービスもおこなわれているようだ。

 日本人である私達がよく使うのは、72ペンス(約150円)の切手。20g以内のグリーティングカードなら、これ1枚で日本に郵送できるからだ。ちなみに、10g以下の時は、50ペンス(約100円)、20g以上40g以下の場合は、1.19ペンス(約240円)分の切手が必要となる。

 また、ファーストクラス、セカンドクラスの切手を、それぞれ、32ペンス分、23ペンス分の切手として使用することも可能だ。
 

☆便利なシール付き切手が一般的
 イギリスにやってきて、郵便を出すことが多くなった。運転免許証の申請や電力会社や不動産会社、家主への手紙、日本の家族へのグリーティングカードなど。不動産会社などへの連絡は、e-mailや電話で済ませることも多いが、イギリスでは、まだまだ直筆署名入りの手紙がいざという時に効力を発することがある。
 郵便料金支払済みのDVDレンタルを含めると、週に1度は赤い郵便ポストの前か、青白い顔の郵便局員の前に立っていることになる。

 特に切手のお世話になることが多いのが、クリスマス前だ。こちらのクリスマスカードの封筒は、日本のお年玉つき年賀ハガキのように、料金込みになっていないので、毎年、何十通もの封筒に切手をペタペタと貼ることになる。

 かなり面倒くさい作業のようだが、実はそうでもない。イギリスの切手は、日本の普通切手とは違い、裏の糊を湿らす必要がない、シール付き切手(Self Adhesive stamp)になっているのが通常だからだ。記念切手だけでなく普通切手も大抵シールタイプ。とても便利だ。

 私は当初知らずに、郵便局で、イギリスの切手は糊が悪いなぁと思いながら、一生懸命、シールの裏紙を濡らしていた。局員に、「濡らすんじゃなくて、剥がすんだよ。」と指摘されるまで。
 

☆自宅でも買える
 貼るのも簡単だが、買うのも簡単なのがイギリスの切手。
 当然のことながら、切手は郵便局(ポストオフィス、post office)で売られている。また、郵便配達業務を受け持つロイヤルメールや、小包配達業務をおこなうパーセルフォースの窓口でも購入できる。また、スーパーのタバコ売り場などでも購入可能なようだ。

 また、オンラインでも購入することができる。ただし、オンラインでは、記念切手以外はバラ売りはされていないよう。ファーストクラスやセカンドクラスなら4枚入りや12枚入りの切手帳が売られているが、その他の切手の場合、100枚が最低単位のようだ。

 そして、「今すぐに郵便を出したい。」、「ポストは近くにあるが、切手を売っている所までは遠いし、並ぶのは嫌。」「わざわざ切手を買いに行くのが面倒くさい。」などなど、こんな人にお奨めなのが、手持ちのパソコンから印刷できる切手だ。

Stamp_online  このオンライン切手は、ロイヤルメールのサイトから購入することができる。方法は簡単。郵便の重さと宛先の国名を選択して、料金を確認し、海外の場合郵送手段を選ぶと、差出期限が表示される。その後、宛先を入力し、フォーマットを選択し、料金をオンラインで支払って、プリントアウトするだけ。
 ずぼら者に有難いのは、切手だけでなく、宛て名まで印刷されていること。また、フォーマットを変えれば、封筒や小包に貼るラベルとしてだけでなく、封筒に直接印刷することもできるようだ。

 印されている差出期限までに出さないといけないので、前もって何枚も作っておけないのが残念だが。
 

☆日本人とイギリスの切手
Stamp_christmas_1  日本でも年末になると年賀切手が発売されるが、イギリスでも、クリスマスの時期になると、通常の切手の代わりにクリスマス柄の切手が出回るようになる。これももちろんシール仕様。
 2006年のは、サンタクロースや雪だるまやクリスマスツリーなど。一段と愛らしいなぁと思っていたのだが、実は、日本人のグラフィックデザイナーの木内達郎氏(Tatsuro Kiuchi)のデザインだったそうだ。
 
Stamp_beetles  もう一つ、日本人と関わり深いイギリスの切手といえば、ビートルズの切手だろう。
 2007年1月9日、ロイヤルメールから、ビートルズの記念切手が発売された。アルバムジャケットをあしらった切手で、世界中、もちろん日本からも多くのビートルズファンが購入に殺到し、ロイヤルメールでは記念切手として過去最高の売れ行きを記録したそうだ。

 我が家も他聞に漏れず購入した。売り切れを心配して、郵便局に出向かずに、そのままオンラインで注文したのだが、待てど暮らせど届かない。そのうち、父の誕生日が近づいたので、グリーティングカードを郵便局に出しに行った。特に何も指定しなかったのだが、郵便局員が貼り付けたのは、まさしく私が待ち続けたビートルズの切手。こちらでは、普通の切手と同じように、なんの惜しげもなく貼られていたようだ。

Stamp_worldcup  どうせ使うものだから、余分にあって困ることはないしと、その場で、局員に切手だけほしい旨を伝えると、手元のどっさりある束の中から数枚をちぎってくれた。

 ちなみに、私がオンラインで注文した切手だが、忘れた頃に郵便受けに入っていた。
 

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2007年4月19日 (木)

(て) ティッシュペーパー TISSUE

 日本では、5個入りセットなどの箱が安価で売られていたり、町でポケットティッシューなどが配られていたりと、手軽に使えるティッシュペーパー。しかし、イギリスでは、それほど手ごろではない。
 

☆イギリスのティッシュペーパー事情
 もちろん、イギリスでも、ティッシュペーパーは、普通にボックス型のものやポケットティッシュが普及しているののだが、ボックス型のものは1個か2個単位でしか売られていない。
 その理由は価格を見れば一目瞭然だ。標準のボックス型の値段は1箱で0.3~1ポンド(約60円~200円)とかなり高いからだ。

Tissue_cheap  そして、質もピンきり。一箱、60円ほどの安いもの中には、メーカーによっては、黒い粒が入っていて明らかに粗悪なものや、次々と出てこないのもある。しかし、実は我が家はいつもこれ。
 そして、イギリスのティッシュボックスは、どれも取り出し口がかなり広いのだけれど、埃よけのビニルがついていないのが通常。皆、あまり埃が気にならないようだ。

 では、高いものだと良質なのかというと、そうとは限らない。日本の標準的なティッシュペーパーのほうが断然質がいいように思う。
 

☆日本ではあまり見かけない種類
Tissue_mansize イギリスのティッシュペーパーの値段は、その質もそうだが、サイズや何枚綴りかということや、パッケージや中身の装飾の仕様に大きく左右されているような気がする。

 日本ではそれほど一般的ではない大きいサイズのものや3枚綴り、4枚綴りのもの、箱やティッシュ本体に装飾されたものが店頭に数多く並んでいたりする。
 大きいサイズのものは、”man-size (マンサイズ)”と記されている。”man-size”とは、「大人型の、特大の」という意味。実は私は最近までずっとこれを「男性用」だとずっと思っていた。
 
Tissue_luxury  立方体(さいころ、キューブ)型の箱もよく見かける。
 例えば、写真の花柄のものは、箱がエンボス加工になっており、埃よけのビニル付き、花の絵が印刷された三枚綴りのティッシュが55枚入って、なんと、一箱1.7ポンド(約350円)。びっくりするような価格だが、中身のティッシュの質は日本の5箱200円のものと実は大差ない。
 

☆何もかも違うポケットティッシュ
 日本では、節約のため、街角などで配られたポケットティッシュを市販のボックスティッシュの代わりに使っている人もいるように思う。ポケットティッシュを置き型として使うための小さいティッシュケースまで市販されている。

 しかし、イギリスの場合、いくらボックスティッシュが高くとも、ポケットティッシュをそのように使うことはできない。
 まず、ティッシュを街中でもらうことがないからだ。銀行で預金したときなどに景品としてポケットティッシュをもらうこともないし、当然、街でポケットティッシュが配られているのも見かけない。
Tissue_pocket  さらに、イギリスのは、日本のもののように真ん中から開封、取り出すタイプではなく、側面から取り出すタイプが主流のようである。だから、日本からポケットティッシュケースを持ってきても、イギリスでは全く無用の長物になってしまう。

 しかし、ボックスティッシュと異なり、イギリスのポケットティッシュはそれ程悪くないように思う。
 日本のポケットティッシュの場合、小さく折りたたまれた普通のティッシュペーパーが入っているのが通常だろう。しかし、イギリスのものの場合、柔らかい紙ナプキンのようなものが入っている。
 大抵、普通のティッシュペーパーサイズ(約21cm平方)が4枚綴りになっており、案外大きく厚みがある。毛羽立たず、紙ナプキンのようなエンボス加工の飾りがついており、柔らかい割りに丈夫で破れにくい。
 通常、一パックたった10枚しか入っていないが、鼻紙用としてだけでなく、外出先での食事のナプキンとしても充分に使え、案外重宝しているように思う。価格は、高いもので、6パック入り0.9ポンド(約180円)。
 

☆ティッシュペーパーがメジャーでないのは?
 これは勝手な想像なのだが、イギリスでティッシュペーパーが日本ほど普及していないのは、ハンカチと紙ナプキン、キッチンペーパー、そして衛生観念のためではないだろうか。

 イギリスでは、鼻をかむ時にはティッシュを使わず、ハンカチを使う習慣がある。男性でも女性でもポケットからハンカチを出してチーン。もちろん、ティッシュペーパーを使う人もいるが、今でもこうやってハンカチで鼻をかむ人を案外見かける。また、服に付いたちょっとした汚れでもハンカチで拭くことが多いように思う。
 日本では「鼻紙(はながみ)」や「塵紙(ちりがみ)」と呼ばれることがあるティッシュペーパーだが、イギリスでは、日本ほどにはこの用途では使われていないようだ。

 そして、使い捨ての紙としては、紙ナプキンやキッチンペーパーのほうが一般的なようだ。
 外出したり、他のお宅に呼ばれたりしても、ティッシュペーパーよりも紙ナプキンで口を拭ったりしている人を目にする頻度は高い。
 また、キッチンペーパーは2~8ロールまでセットになって売られているのが通常で、そのため、売り場も広く、値段もお手頃な感じだ。
 また、日本人ほどは、こちらの人はきれい好きではないというのも関係しているのかもしれない。
 

☆なんて呼ぶ?
 ちなみに、日本語では「ティッシュペーパー」というが、イギリスでは単に、ティシュ(tissue)と言う。「ペーパー」という言葉をつけるのは和製英語だそうだ。発音も「ティシュ」ではなく「ティシュ」である。
 昔、ティッシュペーパーを英語で言うときは、「クリネックス(Kleenex)」という商標で呼ぶのだと覚えた記憶があるが、これはアメリカ式。イギリスでは、やはりティシュ(tissue)である。

 デパートで買い物をした際、「(商品を)ティシュで包みますか?」と訊かれたことがある。一瞬、えっ?と思ったが、もちろん、ティッシュペーパーではなく、包装用の薄紙のことだった。
 

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