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2008年2月 4日 (月)

(か) カーテン CURTAIN

 カーテンなんて日本もイギリスも同じなんじゃないかと思われている方は是非一読を。

☆レールでなくポール
Curtain  イギリスではカーテンは1重掛けが一般的。それは普及しているカーテンレールが一重だからだ。カーテンレールは日本で装飾ポールと呼ばれている棒状のものが通常のようだ。

 そのためかイギリスでは、カーテンレールは「カーテンポール(curtain pole)」と呼ばれることが多く、「カーテンレール(curatain rail)」という場合はシャワーカーテン用のカーテンレールを指す場合が多いようだ。日本に昔からあるカーテンレールに似たタイプは、カーテントラック(curtain track)と呼ばれることもあるが、形もかなり異なり、プラスティック製のものも多く、あまり普及していないようだ。

 我が家のカーテンレールは、よくあるタイプの木製のポール。ランナーも大きな木の輪である。見栄えはよいものの、日本のがっしりした金属のカーテンポールと違ってなんだか頼りない感じがしていたが、実際に使い続けてみるとそれほど不便はないようだ。
 我が家のはフックの作りが悪いのか、たまにランナーからカーテンが外れてしまうことがあるが。
 

☆カーテンポールの利点と難点
 ポールタイプのカーテンレールの良い点は、ランナーを使わず、直接ポールに通すタイプのカーテンをつるすことも出来るということだろう。
 イギリスでは、日本の暖簾のようにカーテン自体に大きな布の輪が取り付けられているタブトップカーテン(Tab top curtain)と呼ばれるものや、シャワーカーテンでよく見かけるような、カーテン自体に穴が開いては鳩目がついているアイレットカーテン(Eyelet curtain)、別名リングトップカーテン(Ring top curtain)なども一般的なカーテンとしてよく普及している。気に入った布で作った手製のカーテンを吊るすのもポールタイプなら簡単だろう。

←タブトップカーテン(左)とアイレットカーテン(右)(amazon uk)

 難点は、冒頭に述べたように、殆どのものがスペースの関係上、カーテンを1重にしか吊るせないこと。カーテンが1重だと断熱効果が悪いように思われるかもしれないが、心配は無用のようだ。大抵のカーテンには適度な厚さの裏地がついており、袋状になっている。偶然なのか意図されたものなのか定かでないが、冬場などは窓の下の蓄熱ヒーターなどで暖められた空気の一部はこの袋の中に入り、簡易の空気の断熱層ができるからだ。
  

☆幅の調整が出来る洗えるカーテンが一般的
Curtain_pencil_pleat  イギリスと日本のカーテンの違いはそれだけではない。
 ある時、何度も開け閉めをしていて、端についているカーテンレールの輪が外れてしまった。取り付けようとして、ふとあることに気がついた。カーテンの上端に小さい袋が付いていて、その中に細い紐の束が入っている。その紐はカーテンのタックの部分に続いていた。
 つまり、その紐の長さを調節することによって、カーテンのヒダを緩めたり伸ばしたりすることができ、カーテンの幅をある程度自由に変えることができるのだ。

 このタイプのカーテンは、ペンシルプリートカーテン(Pencil pleat)と呼ばれている。まっすぐ並行に並んだヒダ(pleat)の部分が鉛筆が並んでいるように見えることからこの名がついているそうだ。日本のカーテンは、ヒダの部分が縫いとめてあるものが通常だが、イギリスではこのようなペンシルプリート構造のものが、かなり一般的に普及しているようだ。

 また、洗濯機で洗えるタイプが多いのもイギリスのカーテンの特徴なのではないだろうか。我が家のフラット(アパート)は家具付きの賃貸なので、カーテンも家に備え付けられたものをそのまま使っている。汚れてきたときや退去時には洗濯しないといけないが、いつも洗濯機に放り込むだけでいいので助かっている。
 

☆特殊機能カーテンがないのは?
 日本にあるような遮光カーテン、防音カーテン、目隠しカーテン、消臭カーテン、電動カーテンなどの機能的なカーテンは、イギリスでは殆ど出回っていない。レースカーテンは殆ど見かけないが、ごくたまにボイルカーテン(Voile curtain)を目にすることがある。一般のドレープカーテンとレースカーテンの中間のようなボイル生地でできたカーテンである。こちらも機能というより、そのデザインで好まれているようだ。

←ボイルカーテン(amazon uk)

 防音カーテン、消臭カーテン、電動カーテンなどは、さておき、レースカーテン、目隠しカーテン、遮光カーテンは、外からの陽射しや視線を避ける用途で使われるカーテンだと思う。
Curtain_window  しかし、日光が大好きで、他人の視線をあまり気にしないイギリス人には、これらのカーテンはあまり必要ないのかもしれない。カーテンを大きく開けて家の中が丸見えになっている家もしばしば見かけるが、中の住人はあまり気にしていないようだ。むしろ意図的に見せているようにすら感じる。
 また、家の構造が隣家の窓と接近しない造りになっているのも関係しているのかもしれない。
 

 2重には吊るせないけれど様々な種類のカーテンを吊るすことのできるカーテンポール、幅を微調整できるペンシルプリートカーテン、手入れが簡単な洗濯機で洗えるカーテン。日本の高機能なカーテンに比べると、どれもとてもシンプルでなんてことない仕組みなのだけど、イギリスのカーテンは住んでいる人に優しいような気がする。
 

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