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2007年11月22日 (木)

(こ) 小切手 CHEQUE

 今や、支払いと言えば、現金、高額の場合はカードが多用される世の中。「支払いは小切手でお願いします。」と言われて、さっと小切手帳を取り出して記入できる人は、現代の日本でどれぐらいいるのだろうか。

 
☆イギリスではかなり一般的な小切手
 イギリスに住み始めて、銀行に口座を作ったときのこと。日本なら通帳とカードを受け取るのが通常だが、通帳はもらえず、もらったのはカードと小切手帳。
 「これは帰国まで使うこともないな。」と引き出しの奥深くにしまったものの、小切手帳の活躍は案外早くにやって来た。
 まず、運転免許証の書き換えの申し込み。そして、の保険料、光熱費の請求、e-bayなどのネットオークションの支払いなどなど、郵送で金銭を送る場合に小切手をきることが必要になったのだ。

 もちろん、これらの幾つかは小切手でなくても大丈夫な場合がある。郵送でなく直接支払いに行って、現金やカードを使ったり、郵便局払いにしたり、ペイパル(Paypal)などのオンラインの決済サービスを使ったり。
 しかし、イギリスの場合、日本のような振込みが一般化していない。ATMも振込みはできないようで、どこか別の口座に入金する場合は、パソコンを使ってオンラインで行うか、銀行に出向くのが普通のようだ。または、小切手。

 光熱費などの請求書やカウンシル税(地方税)の通知書の裏には、郵送での支払いに対応して、小切手の支払い先名が記されている。

 
☆小切手の書き方
Cheque_cheque_book  大抵の金銭のやり取りはカードで済ませられるようにはなっているが、うちは今でも、数ヶ月に1回は、小切手をきっているように思う。しかし、時々のことだし、物忘れが激しいので、なかなか覚えられない。書き終わった傍から忘れてしまい、発行する度に、人に尋ねたり、昔に発行した控えを見たりする始末。

 なので、小切手の見方と書き方を書いておきたい。自分自身の覚書として。
 小切手の書き方に興味のない方は、こちらの☆口座がないと受け取れない?の項にお進みください(このページ内)。

Cheque_how_to_fill_in_2  私たちが記入する場所は、以下の5箇所と控えの部分。①支払い先の名前、②金額(アルファベット)、③日付、④金額(ローマ数字)、⑤署名、そして、控えの部分である。

①支払い先の名前
 まず、支払い先の名前。3段になっている一番上の段,の”Pay”の後に、支払う先の名前を書く。 アメリカの小切手の場合、”Pay to the order of”となっていることが多いようだ。
 支払い先の名前は何でもよいわけではなく、大抵は”Cheque must be made [Make your cheque] payable to'XXXX'. (XXXX宛ての小切手を発行してください)”といった具合に指定されているので、その通りに書く必要がある。
 受取人をさらに追加されないように、”Pay”のすぐ後ろから書き始め、スペースが余った場合は、右端まで横線を引いておいたほうがいいそうだ。 

②金額(アルファベット)
 その次の段は、金額。ローマ数字ではなくアルファベットで、それも筆記体で書く。例えば、256.78ポンドだったら、”Two hundred fifty six Pounds and Seventy eight Pence”という感じ。そして、忘れてならないのが、最後につける”Only”と横線。
 これも、金額を継ぎ足されないように、左端から書き始めて、最後に”Only”と書き、3行目の終わりまで横線を引いておく必要がある。

③日付
 日付は右上の”Date”の後ろに書く。日本では、年月日の順、アメリカ英語圏では、月日年の順だが、イギリスでは、日月年の順。小切手だけでなく、日付は日本の順の逆に書くのが通常だ。
 だから、2007年5月28日の場合は、”28/05/2007”といったように書く。

④金額(ローマ数字)
 金額を、右真ん中の”£”の後ろの枠内にはっきりと、ローマ数字で書く。この場合も、継ぎ足しを避けるために、左詰めで書いた後、後ろに横線を枠の最後まで入れたり、ポンド額を左詰め、ペンス額を右詰めで書き、間に横線を入れたりするのが基本のようだ。

⑤署名
 最後は署名。他の欄と違って、署名の欄は右下に下線が引いてあるだけで、見落としやすいような気がする。うっかりもののうちの家族は、見落として、署名がないまま郵送してしまったり、先にそこに日付を書き込んだりと、何度か小切手を不渡りにしている。

*控えの記入も忘れずに
 そして、忘れてならないのが、切り離す前に控えを書くことだ。”Date”、”Payee”、”This cheque £”の後に、それぞれ日付、支払い先の名前、金額を書いておく。

 
☆書き損じた時は?
 書き損じたときは、どうすればいいのか。予備の小切手がある限りは、書き損じのものは使わないほうがいいようだ。その際、悪用を避けるために、書き損じのほうは、金額、サインなどに横線を引いたり、全体にバツを付けて、細かく破いて破棄すればいいようだ。その際、控えのほうに、小切手番号を貼っておいたり、破棄した旨を記載しておくのをお忘れなく。
 

☆口座がないと受け取れない?
Cheque_specimen  アメリカの小切手と違い、イギリスの小切手の場合、大抵、縦に2本線が引かれており、その間に、”Account Payee (only)”や”A/C Payee (only)”と印字されているのが通常だ。
 この”Account Payee (アカウント・ペイイー)”とは、その支払い先の名前の人の銀行口座にのみ支払われるということを意味する言葉。共同名義の口座でもその人に名前が載っている限りは大丈夫だそうだ。
 これは、おそらく、日本の「線引小切手」というものに相当するようだ。イギリスでは、1992年の”the 1992 Cheque Act (小切手法令?)によって規定されている。

 イギリスではこの”Account Payee (アカウント・ペイイー)”が予め記された小切手が一般的で、そのまま小切手を現金化することは難しいようだ。我が家も銀行に一度入金してから、引き出して現金化している。イギリスの場合、入金、出金に手数料がかからないので、それほど問題はないようだ。

 しかし、現代のイギリスにも口座を持つことのできない低所得者や外国人は多くいる。
 知人の日本人もその一人。彼女は大手企業の重役の奥方だというのに、身分を証明することができず銀行で断られ、結局、自分名義の口座を持てないまま帰国することになった。だから、仮に彼女宛の小切手が発行されても、そのままでは受け取ることはできなかったのである。
 今では、これを回避するサービス業もあるようだが、自分名義の口座を持っていない方はご注意を。
  

☆チェックの違い
 さて、小切手の英語だが、私はイギリスに来るまでずっと”check”だと思っていた。しかし、これはアメリカ英語だそう。イギリスでは、”cheque”と綴るのが一般的だ。どちらも発音は同じ、チェック。

 ちなみに、レストランなどで勘定をお願いするとき、アメリカ人は、チェック(check)というのだが、イギリス人は、ビル(bill)という。
 

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コメント

小切手なんて一生縁がないと思っていましたが
海外では便利かもしれませんね。
カードの番号を盗まれたりする心配もないし。
サインは偽造は難しいんですよね。

日付ですが私はよく仕事上、海外の文書の日付をチェックするのですが
月と日を逆にすることがよくあります。。。

後は西暦と平成の対応表をつかわないと計算できません。

日本ではなんだかんだいっておさいふケータイとかデビットカードとかより
クレジットカートが優勢みたいですね。

投稿: ぱんちゃん | 2007年11月25日 (日) 19時36分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

日付の月日の順がイギリスとアメリカで逆というのが
紛らわしいですよね。
私も西暦と和暦の対応が即座にできないです。

イギリスではお財布携帯はまだ普及していないのですが、
デビットカードの普及率はとても高いです。
この件についてはまた詳しくご紹介しますので、
楽しみになさっていてくださいね。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年11月25日 (日) 21時36分

現金主義のKAZUです。
小切手は仕事で受け取ったことはありますが、
カードを含め使うのは苦手ですね。
ただでさえ低い貯金残高。
計画性の無さも加えて利用は避けていますw
そんな私でも英国在住の際は、
その普及率を考えると小切手使用は避けられなさそうですね。
まぁ・・・住むことはないと思いますがw

投稿: KAZU | 2007年11月27日 (火) 20時49分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

現金を使い慣れていると、最初はカードにしろ、
小切手にしろ、抵抗がありますよね。

しかし、イギリスでは高額の現金を持つ習慣は
あまりないので、ゼロに近い貯金残高の我が家でも
やむなく(?)使っています。
まぁ、小切手は年に数回程度ですが。。

私も何年か前まではイギリスに住むことになるなんて、
全く予想だにしていませんでしたw
人生何があるかわかりませんよ~w

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年11月28日 (水) 00時21分

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