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2007年10月22日 (月)

(や) ヤクルト YAKULT

Yakult  何気なくスーパーの乳製品コーナーを見ていて、目が点になった。乳製品コーナーに、なんとヤクルトが。
 あの、「毎日おなかに1本」や「ヤクルトレディー」でお馴染みの乳酸菌飲料ヤクルトである。パックの大きさも、形状も日本のと同じ。”Yakult”と書かれている。

 「えっ、ヤクルトは海外の飲み物だったのか?!」と一瞬たじろいでしまったが、もちろん、ヤクルトは、日本の会社が作った、日本の飲み物である。
 

☆日本から海外イギリスに
Yakult_bottle  1930年(昭和5年)、京都帝国大学の代田稔[しろた みのる]博士が人の腸内乳酸菌、L.カゼイ・シロタ株の強化・培養に成功し、5年後、それをもとに、「ヤクルト」の製造・販売を開始、そして、1955年(昭和30年)、株式会社ヤクルト本社が東京に設立されたのが始まりだ。

 1964年(昭和34年)に、初の海外事業として、台湾ヤクルトが営業を開始されたのを皮切りに、ブラジル、香港、タイ、韓国、フィリピン、シンガポール、メキシコ、インドネシア、オーストラリア、オランダ、ベルギー、といったように、次々と、海外に支社ができている。

 イギリスに Yakult UK Ltd.(イギリスヤクルト販売株式会社)が設立されたのは、1996年(平成8年)のこと。今から10年も前のことである。
その後も、ドイツ、アルゼンチン、中国、マレーシア、インドと、現在26ヶ国で約2千5百万人の人がヤクルトを飲んでいるらしい。
 

☆イギリスのヤクルトのCM
 イギリスでは、テレビCMも放映されている。レトロな静止画像風のもので、人は登場せず、かなり日本のCMとは違う感じ。音声はすべて英語だが、画面に大写しにされたヤクルトの容器には、縦書きのカタカナで「ヤクルト」の文字が。
 イギリスでも最近では日本語が使われるCMを見かけることがよくあるが、馴染みのある日本の商品が日本語で紹介されるのはなんだか違和感がある。

 イギリスヤクルト販売株式会社(Yakult UK Ltd.)のHPも、最近のイギリスの会社のHPの形式にのっとっているためなのか、不思議な雰囲気をかもし出している。
 Yakult UK LtdのHPはこちらからご覧になれます(英語)。日本語はありませんが、テレビのCMや子供用のゲームが公開されています。
 

☆イギリスでは「ヤコート」
 それにしても、「ヤクルト(Yakult)」とは何語なのか。
株式会社ヤクルトによると、ヤクルトとは、「エスペラント語でヨーグルトを意味する”ヤフルト(jahurto)という言葉を言いやすいように変更考案した造語」だそうだ。
 エスペラント語とは、1887年(明治20年)にポーランド人のザメンホフという人が、一種の世界共通語として考案した言語だ。

 イギリスでは、発音は「ヤクルト」ではなく、「コート」(最初のヤにアクセント)と呼ばれている。

Yakult_package  店頭には、たいてい通常の赤いパッケージのものとカロリー控えめのライト(light)が置かれている。
 どちらも7本入りのパッケージでお値段は2.5ポンド(約500円)。1本あたり0.36ポンド(約72円)。日本では1本あたり35円だそうだから、ほぼ倍の価格。スーパーに置かれているものの、輸入された日本の商品の相場と同じというのが、少し残念な感じ。
 

 実は、売っているのを見かけたことはあるものの、実際に飲んでいる人を今までに見かけたことがないので、イギリスの生活にどれほど溶け込んでいるのかはよくわからない。
 しかし、2Lのペットボトル飲料水を携帯する人がごく普通にいるイギリス、商品の移り変わりの激しいイギリスにおいて、こんな小さな飲み物が10年も鎮座しつづけてるという事実から考えて、きっとイギリス人にもヤクルト愛好家が多くいるのだろう。

 球団まで持っている日本の大手企業の商品だと知っている人はきっといないだろうが。

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・飲食物(飲み物)」カテゴリの記事

コメント

カゼイは、ラクトバシラス・カゼイですか?

カゼイという名前のつく微生物をよく見かける気が(仕事上)するんですが、
カゼイは、カゼインとか牛乳に関係するのでしょうか?

日本ではヤクルトでは5本組みでは?記憶が定かでありませんが、
袋入りのものにはりんごジュースやぶどうジュースが混ざっていて
それが楽しみだったような気がします。

投稿: ぱんちゃん | 2007年10月22日 (月) 20時31分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

私も子供の頃、フルーツ味のが好きでしたが、
イギリスでは見かけていないですね~。

おっしゃるとおり、L.カゼイ・シロタ株のLは
ラクトバチルスを指すそうですよ。
でも、ヤクルトの社員ではないので(笑)、
それ以上のことはわからないですね~w

日本のヤクルトは5本組みのようですよ。
でも今の私はイギリスのしか自信をもって言えないですw
また、うん十年前、子供の頃は7本組みだったような気が
するのですが・・・。この記憶も不確かですw

消化不良だったらごめんなさい。
ヤクルトでも飲んで整腸してください。。。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年10月22日 (月) 23時06分

外国にもヤクルトで回っているんですね。
日本では外国人のヤクルトレディーを時々見かけます。

似たような味で「マ○ー」という、
動物の絵が書いてある500mlパックの飲物ありますよね。
2ℓ携帯する英国の方は、もしかしたらそちらが主流とかw

投稿: KAZU | 2007年10月27日 (土) 20時48分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

外国人のヤクルトレディーですか~!
お会いしてみたいです。
こちらでは、ミルクマン(milkman)と呼ばれる
牛乳配達をする人がいますが、ヤクルトレディはさすがに
見かけないです。

マ○ーですか、懐かしいですね~。
同じL.カゼイ株の入ったダノンの飲むヨーグルトは
いろんな種類がありましたが、やはり小さめでした。
マ○ーに相当するものがあるのかどうか今度チェックしてみますね。

余談ですが、イギリスのヤクルトは7本入り約500円なので、
日本のように気軽に飲めず、今回初めて購入したのですが、
気付けば、連合いが1日に5本飲んでいました。。。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年10月28日 (日) 20時33分

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