« (は) 半焼きパン PART-BAKED BREAD | トップページ | (て) 電球 LIGHT BULB »

2007年10月11日 (木)

(く) グレープシードオイル GRAPESEED OIL

 イギリスにはいろんな種類の食用油が出回っている。オリーブオイルにしても、イタリアン、スパニッシュ(スペインの)、グリーク(ギリシャの)なんてものが、スーパーの店頭に並んでいたり。

 健康と肥満防止を考えて、少しでもヘルシーな油をと色々物色していて、目に入ったのが、サラダ油やひまわり油、ピーナッツ油の隣に並んでいたオイル。
 通常の油の黄色っぽい色とは異なり、マスカットのような美しい緑色をした油だった。
 パッケージには、ぶどうの写真が載っており、グレープシードオイル(grapeseed oil)と記されていた。
 
 
☆ちょっとしか採れない貴重な油??
Grapeseed_oil  グレープシードオイル(grapeseed oil)は、名前の通り、ぶどう(grape)の種(seed)から採った油だ。
そう、アブラナの種からナタネ油が、ひまわりの種からひまわり油が、ごまからごま油が、落花生からピーナッツ油が採れるのと同じく、種子から得られた油。

 これらの他の種子との違いはその油の含有量。他のものは22~55%と多く油を含んでいるのに対して、ぶどうの種の油はたった8~12%ほど。さぞかし貴重で高価な油のような気がする。

 しかし、実際は、イギリスではとても安価。500ml入りのボトルが1ポンド(約200円)。ゴマ油、その他珍しい油が小さいガラス瓶に入っているのに対して、グレープシードはサラダ油やひまわり油と同じ大きなペットボトルに詰まっている。

 実は、グレープシードは、ワイン用に汁を絞った絞りかす(pomace)から採取されたもの。この絞りかすには、種やぶどうの皮、茎の一部が含まれるが、その油の含有量は30~40%なのだとか。 要は、ワイン生産の副産物、廃物利用なのだ。そのため、イタリアやフランス、スペイン、スイスなどのワインの産地で多く生産されている。

←イタリア産のグレープシードオイル(楽天市場)

 イギリスでもワインの生産はおこなわれているが、他の国に比べると、知名度や生産量はかなり低い。イギリスに出回っているグレープシードオイルは、国産もあるかもしれないが、多くはヨーロッパ大陸産のもののようだ。

 日本では、まだ安くてもオリーブオイルと同じぐらいの価格で市場に出ているようだが、日本産のワインもどんどん普及しつつある。そのうち、国産の安いグレープシードオイルが出回る時代になるのかもしれない。
 

☆グレープシードオイルの優れた特徴
 グレープシードのよさは、エコなところだけではない。食用油として、とても優れた特徴を持っている。

Grapeseed_oil_fry  まず、使いやすいということ。他の油と比較して焦げにくく、220℃まで加熱しても煙がでないそうだ。また、油ハネもすくなく、さらさらしているので油切れもいい。
 そして、ビタミンEが豊富なため、酸化されにくく、何度でも揚げ物に使うことができるそうだ。繰り返し使えて廃油を少なくできるという意味でも環境にやさしい。

 また、食しやすいというのもグレープシードオイルのよい点だ。さらさらしており、無味無臭。油なのにあっさり食べやすい。揚げ物も油っこくならないのがうれしい。また、オリーブオイルとは違って、和風サラダにする場合にも使いやすいように思う。
 我が家は、冬場、のつやを出すために、ほんの少量を炊飯器に入れている。

 そして、栄養面でもグレープシードオイルは優れているようだ。ビタミンEが豊富なことに加えて、ぶどうが原料なので、わずかだが抗酸化物質であるポリフェノールも含まれているようだ。
 

☆取り過ぎにはご注意を
 しかし、惜しむらくは、不飽和脂肪酸オメガ-6系ののリノール酸(linoleic acid)が多い油だということ。リノール酸が7~8割に対して、オレイン酸(oleic acid)は15~20%だ
 油が古くなって、リノール酸が酸化されると、発ガンやアレルギーを起こしやすいとして、特に日本ではリノール酸を多く含む油が避けられている。
 
 しかし、グレープシードオイルの場合は、ビタミンEが豊富であるため、リノール酸が酸化されにくいのだそうだ。また、アトピー性皮膚炎などを引き起こしにくいとして、マッサージオイルとしてもよく使われているのだとか。

 料理に使う場合は、少量でも焦げ付きにくいため、通常なら使用量が少なくなり、ダイエット効果があるそうだが、我が家の場合は、クセがなく万能なので、ついつい多めに使ってしまっていた。

 ともあれ、油であることには変わりないので、摂り過ぎにはご注意を。

☆ランキングに参加しています☆
↓応援のクリックを宜しくお願いします。

FC2 ブログランキング 人気blogランキング にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ

|

« (は) 半焼きパン PART-BAKED BREAD | トップページ | (て) 電球 LIGHT BULB »

・食材(調味料・スパイス)」カテゴリの記事

コメント

グレープシードオイルは確かアロマセラピーのキャリアオイルに使っていました。

最近、よくネットでオイルクレンジングはよくないときいて
FANCLのオイルをやめるか悩んでるんです。

グレープシードオイルやホホバオイルみたいな植物油をクレンジングに使えるんでしょうか?

もし英国で化粧用で売っているのなら教えてください!

投稿: ぱんちゃん | 2007年10月14日 (日) 19時30分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

化粧用品に関しては、よくわかりませんね~w
オイルクレンジングについてもさっぱりです。。
そもそも化粧品コーナーに足を運ばないのでw

知人にも訊いてみますが、スキンケアに関する考え方は
かなり日本とは異なるように思うので、
期待できる回答はおそらく得られないと思います。

・・・お役に立てず、すみません。。。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年10月15日 (月) 20時38分

意識して食べたことは無いです。
石けんの材料としても使われることがあるようですね。
ただ文中にあるようにリノール酸が多いので、
使う場合は10%程度の配合が良いみたいです。
入れすぎると固まりにくく傷みやすくなるらしいです。

投稿: KAZU | 2007年10月19日 (金) 19時52分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

ということは、よく召し上がれているんですね?
日本にも多く出回っているんでしょうか。
石鹸の材料にもなっているとは知りませんでした。
今度、チェックしてみたいと思います。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年10月22日 (月) 00時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« (は) 半焼きパン PART-BAKED BREAD | トップページ | (て) 電球 LIGHT BULB »