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2007年6月28日 (木)

(ま) マヨネーズ MAYONNAISE

☆マヨラーが出ないイギリスのマヨネーズ
 日本では「マヨラー」という言葉ができたほど、若者に人気の高いマヨネーズ。チューブを首からぶら下げて、チュルチュルと飲んでいる人もいたそうだが、こちらイギリスではそういうシーンを目にすることはない。

Mayonnaise_bottle_1  まず、イギリスのマヨネーズの多くは瓶で販売されている。最近では、逆さに置ける硬いチューブ容器のものも普及しはじめているが、日本で一般的な星型の口金付きの柔らかい容器は今のところお目にかかっていない。

 そして、中身もかなり違う。色も白っぽく、卵黄の味が薄いような気がする。これはもしかしたら、卵黄を嫌うイギリス人の傾向が反映されているのかもしれない。
 基本的な材料は、植物油、、卵黄、塩と変わらないようだから、おそらくその比率がちがうのだろう。
 
 手作りのマヨネーズレシピもあちこちで公開されているようだ。ご存知のように手作りの場合、材料に生卵を使う。最近では、品質保証マークの普及により、イギリスのもサルモネラ菌の心配がなくなった。そのため、普通の卵が使われているようだが、一昔前までは市販の滅菌卵黄を皆使っていたようだ。
 

☆一部の通は日本のマヨネーズを買っている?
 日本食通の友人とバーベキューパーティーをしたときのこと。テーブルの上には、あの○ューピーのマヨネーズが。聞けば、わざわざ、「天使の絵が載っている」日本のマヨネーズをオリエンタル食材店で買っているとのこと。他の日本食通の家にもしっかりと例のマヨが冷蔵庫に入っていた。

 しかし、一般のイギリス人は、イギリスのマヨネーズで充分満足しているようだ。友人もフライドポテト(chips、チップス)を食べるときは、日本のマヨネーズでは濃すぎるそうで、イギリスのマヨネーズを選択しているそうだ。
 

☆イギリスでは意外に歴史が浅い?
Mayonnaise_tube  現在、イギリスで一番普及しているマヨネーズといえば、ヘルマン(Hellmann's)のマヨネーズだろう。アメリカのメーカーで1905年(明治37年)からあるものだそうだが、イギリスにやってきたのは1961年(昭和36年)。意外に最近になってからだ。

 マヨネーズ自体がいつ頃からイギリスで頻繁に使われてきたのかはよくわからないのだが、それほど昔のことではないのかもしれない。おそらく、これは、長い間イギリスで生野菜を食べる習慣がなかったことが影響しているのかもしれない。

 そもそも、マヨネーズがヨーロッパ各地に広まったのは、1756年(江戸時代半ば)にフランスとの間で勃発した7年戦争が起源だという説がある。あるフランスの司令官が、イギリス領だったスペインのメノルカ島のマオン(Mahon)にやって来て、そこで出されたソースに感動して、レシピを持ち帰り、”Salsa de Mahones (スペイン語で「マオンのソース」)”と呼んだという説である。

 イギリス軍を打ち破った後に発見したソース。「負けず嫌いのイギリス人のこと、案外わだかまりがあってなかなか馴染めなかったのかも。」なんて、勝手に想像してしまう。

 
☆種類も値段もピンきり?
 しかし、もちろん今では、サラダやサンドイッチ、ラップサンドにとイギリスでも、なくてはならない調味料の一つ。
Mayyonaise_aioli_1   ドレッシング同様、様々なマヨネーズが出回っている。ニンニクやバジルが入ったもの、ピリピリ味のものや、オリーブオイルを一部使ったものも多く出回っている。右の写真は、スーパーマーケットブランドのアイヨリ・マヨネーズ。ニンニクとオリーブオイルが入った、元は南フランスのマヨネーズだそうだ。

 また、肥満によるダイエットブームの影響でか、脂肪分半分カットのものや、数パーセントのものも多く見かける。

 スーパーの安いものになると、500mlほどで0.35ポンド(約70円)ほど。対して、メーカー物は同じ容量でも1ポンド(約200円)近くしていたのではないかと思う。価格は格段に違うのに、味がさほど変わらないものも多いような気がする。
 

☆瓶かチューブか?
Mayonnaise_salad  私も連合いも格段マヨネーズ好きというわけではない。そのまま使うことはあまりなく、マスタードや味噌、すりゴマなどと混ぜて使う程度。だから、味の差はさほど気にならない。むしろ、気になるのが使いやすさだ。
 瓶タイプは、いちいちスプーンを使わないといけない。どうして、イギリスには瓶タイプのマヨネーズがこんなに多いのだろうとずっと不思議に思っていた。

 実は、一般に瓶入りのマヨネーズのほうが、チューブタイプのものよりもおいしいそうだ。理由は、ガラス瓶のほうが、ポリエチレンのチューブよりも酸素透過性が少なく、マヨネーズが酸化されにくいからだそうである。

 でも、現在は日本のチューブも酸素が通りにくいように改良されているそうだ。また、イギリスのは硬くて無理だが、日本の柔らかいチューブは空気を抜いて酸化を防ぐこともできる。だから、もしかしたら今はチューブタイプのほうがいいのかもしれない。
 

 ちなみに、マヨネーズの発音はメイアネイズ。日本で「マヨ」と呼ばれるように、イギリスでも「メイヨ」と呼ばれている。
 

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コメント

メイヨですか!
そういえば、イギリスにいったとき、サラダがほとんどでなくって
きゅうりやトマトのようなものをグダグダにゆでたやつがでて閉口しました。

私は○ユーピーのでないとだめです。味○素のはだめでした。
天使のメイヨを購入するイギリス人は結構いい舌をしていそうですね。

私は、マヨはエビフライやアスパラガスにたっぷりかけるのが大好きで
星型の縞々が大好きなので、瓶入りはいまいちすきませんね。

味噌とあえるの、おいしそうですね。ためしてみようと思います。

投稿: ぱんちゃん | 2007年6月29日 (金) 20時43分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

伝統的な料理を召し上がったんですねw
最近ではパリパリのサラダも普通に注文できますので
ご安心くださいw

イギリスのチューブタイプのマヨネーズの口金は
十字の切れ込みが入った丸です。
ケチャップと同様、蓋を開けて逆さにしても
漏れない設計になっているようです。
微妙に縞模様が付くのですが、容器が硬いので
絞り具合の調節が難しく、いつもドバッと固まって
出てしまいますw

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年6月30日 (土) 19時24分

私がアメリカにいた時に使用した食材で、
違和感があったものの中にマヨネーズがありました。
会社名とかは覚えていないのですが、
多少オーバーな言い方になりますが、
プルプルしてゼリーっぽかったんですよね。
イギリスのはどうですか?

投稿: KAZU | 2007年7月 7日 (土) 01時12分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

プルプルしてゼリーっぽいマヨですか。
なんか美味しそうですね。

そういえば、最初、瓶入りのをスプーンですくった時に、
ポテッとした感触があるように思いましたが、
気のせいかと・・w
絞り出すと流動的に感じるのかなと思っていました。
実のところどうなんでしょう??

これぞプルプルマヨというものに出会ったら、ご報告しますね。
まだ今のがたっぷり残っているので、
いつになるかわかりませんがw

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年7月 7日 (土) 17時49分

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