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2007年5月21日 (月)

(き) 切手 STAMP

☆12X1>12X2
Stamp_firstsecond  あれは渡英して数ヶ月の頃。おちびの用件で、空港近くの施設に通うことがしばしばあったのだが、空港で送迎バスを待っている間、郵便切手の自動販売機を発見した。
 赤い郵便ポストを模した自動販売機で、普通の販売機と同じように、幾つかの選択肢が用意されている。その選択肢は、大きく”4X1”や”12X2”と書かれた名刺大の紙製のものだった。

 「おそらく、何枚かの同じ切手が入った切手帳で、その数と値段が書かれているのだろう。」というところまでは容易に想像がついたが、そこから先が進まない。
 「4や12といった大きい数字はおそらく枚数だろう。でも、後ろの数字はなんだろう?・・・まさか、ポンド??、ペニー??」
 「イギリスの郵便は、1ポンド(約2百円)や2ポンド(約4百円)かかるのか? それとも、1ペニー(約2円)や2ペンス(約4円)で済んでしまうのか?」
 「”12X2”よりも”12X1”のほうが値段が高いのはどういうわけだ?」

 わけがわからないまま、切手ならいずれ必要になるだろうからと、”12X2”と書いてあるものを購入した。値段は3ポンド弱(約6百円)。
 結局、後に、後ろの数字はポンドでもペニーでもないことがわかった。
 

☆ファーストクラスとセカンドクラス
 日本の切手は、50円切手や70円切手のように、円単位の切手が普通だが、イギリスでは国内宛ての切手は、ファーストクラスか、セカンドクラスが通常使われる。

 例の”4X1”や”12X2”の後ろの数字は、ファーストクラス(first class)やセカンドクラス(second class)を表すものだったのだ。よく見ると、1の後ろには”ST”と、2の後ろには”ND”と小さく書かれている。

 ファーストクラス(first class)は、日本の速達にあたるようだ。イギリス国内であれば、100gまでのものを、翌日(翌営業日)に届けることができる郵便切手である。黄土色地に、エリザベス女王の横顔の隣端に”1ST”と書かれているものが一般的だ。料金は、1枚32ペンス(約65円)。
 そして、セカンドクラス(second class)は普通郵便。3日(3営業日)以内に届く。こちらも、青色地にエリザベス女王の横顔。料金は1枚23ペンスで、100gまでのものを送ることができる。

 もちろん、100gを超える場合やイギリス国外への郵便のために、金額別の切手も市販されている。1、2、5、9、10、12、14,20、42、44、50、72ペンス(約2円~150円)といった少額のものから、1、1.5、2、3、5ポンド(約200円~千円)といった高額のものまで、どれも1色印刷で、女王の横顔の隣に額が印字されている。
 日本の人物、動植物、品などが、色とりどりに美しく描かれた切手とは対照的に、かなりシンプルなものだが、これはこれでイギリスらしい切手なのかもしれない。
 ちなみに、日本同様にオリジナルの切手作成サービスもおこなわれているようだ。

 日本人である私達がよく使うのは、72ペンス(約150円)の切手。20g以内のグリーティングカードなら、これ1枚で日本に郵送できるからだ。ちなみに、10g以下の時は、50ペンス(約100円)、20g以上40g以下の場合は、1.19ペンス(約240円)分の切手が必要となる。

 また、ファーストクラス、セカンドクラスの切手を、それぞれ、32ペンス分、23ペンス分の切手として使用することも可能だ。
 

☆便利なシール付き切手が一般的
 イギリスにやってきて、郵便を出すことが多くなった。運転免許証の申請や電力会社や不動産会社、家主への手紙、日本の家族へのグリーティングカードなど。不動産会社などへの連絡は、e-mailや電話で済ませることも多いが、イギリスでは、まだまだ直筆署名入りの手紙がいざという時に効力を発することがある。
 郵便料金支払済みのDVDレンタルを含めると、週に1度は赤い郵便ポストの前か、青白い顔の郵便局員の前に立っていることになる。

 特に切手のお世話になることが多いのが、クリスマス前だ。こちらのクリスマスカードの封筒は、日本のお年玉つき年賀ハガキのように、料金込みになっていないので、毎年、何十通もの封筒に切手をペタペタと貼ることになる。

 かなり面倒くさい作業のようだが、実はそうでもない。イギリスの切手は、日本の普通切手とは違い、裏の糊を湿らす必要がない、シール付き切手(Self Adhesive stamp)になっているのが通常だからだ。記念切手だけでなく普通切手も大抵シールタイプ。とても便利だ。

 私は当初知らずに、郵便局で、イギリスの切手は糊が悪いなぁと思いながら、一生懸命、シールの裏紙を濡らしていた。局員に、「濡らすんじゃなくて、剥がすんだよ。」と指摘されるまで。
 

☆自宅でも買える
 貼るのも簡単だが、買うのも簡単なのがイギリスの切手。
 当然のことながら、切手は郵便局(ポストオフィス、post office)で売られている。また、郵便配達業務を受け持つロイヤルメールや、小包配達業務をおこなうパーセルフォースの窓口でも購入できる。また、スーパーのタバコ売り場などでも購入可能なようだ。

 また、オンラインでも購入することができる。ただし、オンラインでは、記念切手以外はバラ売りはされていないよう。ファーストクラスやセカンドクラスなら4枚入りや12枚入りの切手帳が売られているが、その他の切手の場合、100枚が最低単位のようだ。

 そして、「今すぐに郵便を出したい。」、「ポストは近くにあるが、切手を売っている所までは遠いし、並ぶのは嫌。」「わざわざ切手を買いに行くのが面倒くさい。」などなど、こんな人にお奨めなのが、手持ちのパソコンから印刷できる切手だ。

Stamp_online  このオンライン切手は、ロイヤルメールのサイトから購入することができる。方法は簡単。郵便の重さと宛先の国名を選択して、料金を確認し、海外の場合郵送手段を選ぶと、差出期限が表示される。その後、宛先を入力し、フォーマットを選択し、料金をオンラインで支払って、プリントアウトするだけ。
 ずぼら者に有難いのは、切手だけでなく、宛て名まで印刷されていること。また、フォーマットを変えれば、封筒や小包に貼るラベルとしてだけでなく、封筒に直接印刷することもできるようだ。

 印されている差出期限までに出さないといけないので、前もって何枚も作っておけないのが残念だが。
 

☆日本人とイギリスの切手
Stamp_christmas_1  日本でも年末になると年賀切手が発売されるが、イギリスでも、クリスマスの時期になると、通常の切手の代わりにクリスマス柄の切手が出回るようになる。これももちろんシール仕様。
 2006年のは、サンタクロースや雪だるまやクリスマスツリーなど。一段と愛らしいなぁと思っていたのだが、実は、日本人のグラフィックデザイナーの木内達郎氏(Tatsuro Kiuchi)のデザインだったそうだ。
 
Stamp_beetles  もう一つ、日本人と関わり深いイギリスの切手といえば、ビートルズの切手だろう。
 2007年1月9日、ロイヤルメールから、ビートルズの記念切手が発売された。アルバムジャケットをあしらった切手で、世界中、もちろん日本からも多くのビートルズファンが購入に殺到し、ロイヤルメールでは記念切手として過去最高の売れ行きを記録したそうだ。

 我が家も他聞に漏れず購入した。売り切れを心配して、郵便局に出向かずに、そのままオンラインで注文したのだが、待てど暮らせど届かない。そのうち、父の誕生日が近づいたので、グリーティングカードを郵便局に出しに行った。特に何も指定しなかったのだが、郵便局員が貼り付けたのは、まさしく私が待ち続けたビートルズの切手。こちらでは、普通の切手と同じように、なんの惜しげもなく貼られていたようだ。

Stamp_worldcup  どうせ使うものだから、余分にあって困ることはないしと、その場で、局員に切手だけほしい旨を伝えると、手元のどっさりある束の中から数枚をちぎってくれた。

 ちなみに、私がオンラインで注文した切手だが、忘れた頃に郵便受けに入っていた。
 

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コメント

青色地にエリザベス女王の切手、なぜか小さい頃いっぱいもってました。

おたくっぽく切手あつめてたので。

たぶん、父のイギリス人の友人がカードでも送ってくれたんだろうなぁ。

日本人のデザインの切手、かわいいですね。

日本の切手も、たまにいいのがでるけれど、なかなか当たりがないなぁ
と思います。

最近、南極観測隊の切手がでて、すごくかわいかったので大事にシートを持っています。

投稿: ぱんちゃん | 2007年5月21日 (月) 19時32分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

そういえば、子供の頃、私も周りも皆、一時期、
切手を集めていました。
連合いの周りもそうだったそうです。
確か、切手ブームだったんじゃないでしょうか。

南極観測隊の切手、見てみたいです。

うちは、ビートルズの切手をオンラインで買ってからは、
切手収集家と間違われたのか(笑)、毎月のように、
カタログ冊子が送られてきていますw
中を見ると、「奴隷貿易廃止で活躍した人々」や「ビクトリア十字勲章」、
「世界の発明」、「夜空の星」など。。
ビートルズのように、一目で分かるイギリスらしいものは
あまりないようです。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年5月22日 (火) 18時12分

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