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2007年5月10日 (木)

(は) 母の日 MOTHER'S DAY

☆とっくの昔に終わってます
 今度の日曜は、母の日。お手伝い券の発行に忙しいお子さんも多いのではないだろうか。

 日本では母の日は、毎年5月の第2日曜、今年(2007年)は5月13日だが、実はこちらイギリスではそうではない。

 うちの母は両方とも日本在住の日本人なので、我が家では日本の母の日に合わせてグリーティングカードを贈っている。
 渡英した初年度も、カードを選ぶために、4月末にカードショップや店のグリーティングカードコーナーを覘いた。しかし、「母の日特集」なるものもやっていなかったし、母の日のカードもわずかしかなかった。「もしかしてイギリスではあまり母の日は祝わないのだろうか?」と不思議に思ったものだった。

 もちろんそんなことはなく、イギリスにもちゃんと母の日(Mother's day、マザーズ・デイ)がある。今年(2007年)は約2ヶ月前の3月18日(日曜)。去年は3月26日、一昨年は3月6日だった。大抵3月中にある。私が渡英したのは4月だったから、その年の母の日は終わってしまっていたのだ。Mothers_day_world

 ちなみに、日本だけでなく、アメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、オーストラリア、中国など、多くの国が5月の第2日曜を母の日としている。
 

☆キリスト教の慣習が日に影響
 イギリスの母の日の日にちが違うのは、”Mothering Sunday(マザリング・サンデー)”に由来していると言われている。どちらの表現も対して変わらないじゃないかと思われるかもしれないが、意味は大きく違う。これは、パンケーキデー、イースターなどと同様、キリスト教が関係している。

 マザリング・サンデーとは、レント(Lent、四旬節、大斎節、受難節)の第4日曜日、イースターの40日前の日曜日のことである。
 今ではかなり稀だが、昔は、実家を離れて住み込みで働いている家政婦や使用人の人が多かった。これらの人達は、日ごろ遠く離れているため、マザー・チャーチ(mother church)という、それぞれの人にとって馴染みのある地元の教会に通えずにいた。しかし、このマザリング・サンデーだけはお休みをもらって、地元の教会に行くことができたのである。
 教会で祈りをささげるのが主目的だが、地元に帰ると、当然、実家の両親にも会うことができる。この機会に親孝行を、ということで、名前も似ている母の日がこの日に決まったようだ。
 

☆マムの日にマムの花を
Photo_11  日本では、母の日の贈り物として真っ先に思い浮かぶのは、赤いカーネーションだろう。こちらイギリスでも母の日に花を贈る習慣がある。バラやチューリップやガーベラなど。ただ、伝統的な母の日の花は、ピンクのカーネーションと白い菊。

 「白い菊だなんて、亡くなった人、仏壇や墓に備える花で、母親にあげたら気を悪くするんじゃないか。」と思われるかもしれない。しかし、イギリスでは、菊はバラやチューリップのように部屋に生ける一般的な花になっている。

 「菊」を英語で言うと、”chrysanthemum(クラサンサマム)”。略して口語で”mum(マム)”と呼ばれる。”mother (母)”の口語も”mum(マム) ”である。(ちなみに、アメリカ英語では同じ発音で、”mom”と綴られる。)
 「マム(mun、母)の日にマム(mum、菊)を」という語呂合わせで始まった習慣なのだろうか。
 

☆その他の贈り物
 その他の伝統的な母の日の贈り物としては、”Breakfast in Bed(ブレックファースト・イン・ベッド)”がある。「ベッドで朝食」である。母親にとってうれしい「朝寝坊」と「家事代行」の二つを合わせてプレゼントするというもの。子供達が父親と協力しながら、こっそりトーストを焼いたり、ジュースを用意したりして、寝ている母親の元に運ぶのである。
 これも、寝床を汚したくない日本の母親には受け入れがたいものかもしれないが。

 もちろん、最近は、キッチングッズやアクセサリー、香水、チョコレートなどのお菓子をあげる人も大勢いる。いずれにしても欠かせないのが、グリーティングカード。

 習慣は違っても、一番大切なのは、日頃伝えきれていないの感謝の気持ちを表明することだろう。毎年カード一枚で済ましてしまっている親不孝者の私がいうのもなんだが。
 

 私信:おかあさん、いつもありがとう。いつまでも元気でいてください。
 

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コメント

私は照れくさいのでグリーティングカードはおくりません。
小さいときに手作りしたカーネーションの切り紙のカードを
母は大切にしまってくれてます。

今年は、少し早めに、色々な小物をプレゼントしました。
1.メッシュあみのかごバッグ
2.家族3人それぞれ柄の違うタンブラー
3.母はひつじ年なので、羊のぬいぐるみ。

2と3は、Afternoon Tea で購入しました。
母は、1と3が特にきにいったみたいで、
3には、「ジェニファー」と名前をつけてかわいがっています。

最近の日本でのトレンドは、赤ではなく、中間色や、
パープルの(確かサントリーの)カーネーションみたいですね。

ガーデニングが流行っているので、かわいらしい寄せ植えもよくみかけます。

お互い、おかあさんは、大事にしましょうね。

投稿: ぱんちゃん | 2007年5月12日 (土) 11時51分

お手伝い券の発行はしていませんが、
ばんちゃんのコメントにあったように、
寄せ植え等で忙しいですw
もちろん私の母と奥さんには、
今年も働く喜びをプレゼントですw

投稿: KAZU | 2007年5月12日 (土) 21時21分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

なるほど。母の日にお揃いのタンブラーですか。
いいアイデアですね~。

お母様も大変喜ばれたようで、よかったですね。
うちの母も、何年か前の母の日に贈った鉢植えの花を
毎年咲かせてくれています。

習慣や日にちは様々でも、どの国にも母の日があるのは、
興味深くて素敵ですね。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年5月12日 (土) 23時43分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

そうですよね。花屋さんや園芸農家の方は、
母の日にはゆっくり休んでいられませんよね。
いつもより忙しい日曜日かもしれませんね。
次の日、しっかり親孝行なさってくださいねw

P.S. 来年は、思い切って「イギリス流」と題して
菊の寄せ植えをされてはいかがでしょう?w

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年5月13日 (日) 01時23分

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