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2007年4月19日 (木)

(て) ティッシュペーパー TISSUE

 日本では、5個入りセットなどの箱が安価で売られていたり、町でポケットティッシューなどが配られていたりと、手軽に使えるティッシュペーパー。しかし、イギリスでは、それほど手ごろではない。
 

☆イギリスのティッシュペーパー事情
 もちろん、イギリスでも、ティッシュペーパーは、普通にボックス型のものやポケットティッシュが普及しているののだが、ボックス型のものは1個か2個単位でしか売られていない。
 その理由は価格を見れば一目瞭然だ。標準のボックス型の値段は1箱で0.3~1ポンド(約60円~200円)とかなり高いからだ。

Tissue_cheap  そして、質もピンきり。一箱、60円ほどの安いもの中には、メーカーによっては、黒い粒が入っていて明らかに粗悪なものや、次々と出てこないのもある。しかし、実は我が家はいつもこれ。
 そして、イギリスのティッシュボックスは、どれも取り出し口がかなり広いのだけれど、埃よけのビニルがついていないのが通常。皆、あまり埃が気にならないようだ。

 では、高いものだと良質なのかというと、そうとは限らない。日本の標準的なティッシュペーパーのほうが断然質がいいように思う。
 

☆日本ではあまり見かけない種類
Tissue_mansize イギリスのティッシュペーパーの値段は、その質もそうだが、サイズや何枚綴りかということや、パッケージや中身の装飾の仕様に大きく左右されているような気がする。

 日本ではそれほど一般的ではない大きいサイズのものや3枚綴り、4枚綴りのもの、箱やティッシュ本体に装飾されたものが店頭に数多く並んでいたりする。
 大きいサイズのものは、”man-size (マンサイズ)”と記されている。”man-size”とは、「大人型の、特大の」という意味。実は私は最近までずっとこれを「男性用」だとずっと思っていた。
 
Tissue_luxury  立方体(さいころ、キューブ)型の箱もよく見かける。
 例えば、写真の花柄のものは、箱がエンボス加工になっており、埃よけのビニル付き、花の絵が印刷された三枚綴りのティッシュが55枚入って、なんと、一箱1.7ポンド(約350円)。びっくりするような価格だが、中身のティッシュの質は日本の5箱200円のものと実は大差ない。
 

☆何もかも違うポケットティッシュ
 日本では、節約のため、街角などで配られたポケットティッシュを市販のボックスティッシュの代わりに使っている人もいるように思う。ポケットティッシュを置き型として使うための小さいティッシュケースまで市販されている。

 しかし、イギリスの場合、いくらボックスティッシュが高くとも、ポケットティッシュをそのように使うことはできない。
 まず、ティッシュを街中でもらうことがないからだ。銀行で預金したときなどに景品としてポケットティッシュをもらうこともないし、当然、街でポケットティッシュが配られているのも見かけない。
Tissue_pocket  さらに、イギリスのは、日本のもののように真ん中から開封、取り出すタイプではなく、側面から取り出すタイプが主流のようである。だから、日本からポケットティッシュケースを持ってきても、イギリスでは全く無用の長物になってしまう。

 しかし、ボックスティッシュと異なり、イギリスのポケットティッシュはそれ程悪くないように思う。
 日本のポケットティッシュの場合、小さく折りたたまれた普通のティッシュペーパーが入っているのが通常だろう。しかし、イギリスのものの場合、柔らかい紙ナプキンのようなものが入っている。
 大抵、普通のティッシュペーパーサイズ(約21cm平方)が4枚綴りになっており、案外大きく厚みがある。毛羽立たず、紙ナプキンのようなエンボス加工の飾りがついており、柔らかい割りに丈夫で破れにくい。
 通常、一パックたった10枚しか入っていないが、鼻紙用としてだけでなく、外出先での食事のナプキンとしても充分に使え、案外重宝しているように思う。価格は、高いもので、6パック入り0.9ポンド(約180円)。
 

☆ティッシュペーパーがメジャーでないのは?
 これは勝手な想像なのだが、イギリスでティッシュペーパーが日本ほど普及していないのは、ハンカチと紙ナプキン、キッチンペーパー、そして衛生観念のためではないだろうか。

 イギリスでは、鼻をかむ時にはティッシュを使わず、ハンカチを使う習慣がある。男性でも女性でもポケットからハンカチを出してチーン。もちろん、ティッシュペーパーを使う人もいるが、今でもこうやってハンカチで鼻をかむ人を案外見かける。また、服に付いたちょっとした汚れでもハンカチで拭くことが多いように思う。
 日本では「鼻紙(はながみ)」や「塵紙(ちりがみ)」と呼ばれることがあるティッシュペーパーだが、イギリスでは、日本ほどにはこの用途では使われていないようだ。

 そして、使い捨ての紙としては、紙ナプキンやキッチンペーパーのほうが一般的なようだ。
 外出したり、他のお宅に呼ばれたりしても、ティッシュペーパーよりも紙ナプキンで口を拭ったりしている人を目にする頻度は高い。
 また、キッチンペーパーは2~8ロールまでセットになって売られているのが通常で、そのため、売り場も広く、値段もお手頃な感じだ。
 また、日本人ほどは、こちらの人はきれい好きではないというのも関係しているのかもしれない。
 

☆なんて呼ぶ?
 ちなみに、日本語では「ティッシュペーパー」というが、イギリスでは単に、ティシュ(tissue)と言う。「ペーパー」という言葉をつけるのは和製英語だそうだ。発音も「ティシュ」ではなく「ティシュ」である。
 昔、ティッシュペーパーを英語で言うときは、「クリネックス(Kleenex)」という商標で呼ぶのだと覚えた記憶があるが、これはアメリカ式。イギリスでは、やはりティシュ(tissue)である。

 デパートで買い物をした際、「(商品を)ティシュで包みますか?」と訊かれたことがある。一瞬、えっ?と思ったが、もちろん、ティッシュペーパーではなく、包装用の薄紙のことだった。
 

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コメント

tissueというと「組織」と思ってしまいますね。
イギリスでは花粉症はないのでしょうか?

私は花粉症ではないんだけど、同僚が、
「鼻セレブ」という高価なものを常備しています。
「超鼻セレブ」というのも発売されているらしい。

鼻が敏感な人はイギリスでは苦労しそうですね。

投稿: ぱんちゃん | 2007年4月19日 (木) 20時21分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

イギリスでも花粉症(hay fever)はありますよ。
でも、花粉症用のティッシュパーパーは、今のところ見かけていないように思います。
花粉症に毎年悩まされている知人(若いイギリス女性)は、
しょっちゅうハンカチで鼻をかんでいますw

一度、足の上に物が落ちて、イギリスの救急病院に行ったことがあります。
「骨折したかもしれない。」と、医師に訴えると、
「骨じゃなくて、ソフトティッシュ(soft tissue)が損傷を受けただけだよ。」と
言われました。
ソフトティッシュ・・・「花粉症用の柔らかティッシュ」ではもちろんなくて、
おっしゃるとおり、「肉の部分(柔軟組織)」のことですねw

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年4月22日 (日) 01時00分

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