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2007年3月15日 (木)

(と) 鶏肉 CHICKEN

 鶏肉はイギリスでも牛肉、豚肉に並んでよく使われているようだ。
そして主流は胸肉と骨付きの脚のよう。
 

☆一番人気は胸肉?
Chicken_parts 胸肉(breast、ブレスト)は 数枚入ったものや、一口大に切ってあるものなどがパックに入って売られている。皮なしのものが一般的だが、皮付きのものもある。ささみはミニ・ブレスト・フィレ(mini breast fillets)という名前で売られているようだ。

 日本では、パサパサした食感と形容され、あまり人気がなく、安いという理由でしばしば購入される胸肉。しかし、イギリスでは一番人気の比較的高価な部位。胸肉2枚の価格は1羽丸ごとの価格とほぼ同じと言われている。

 イギリス人が胸肉を気に入っているのは、その柔らかい食感や、脂肪分が少なくあっさりした味のためのようだ。最近のダイエットブームでも盛んに胸肉のヘルシーさが取り上げられ、ますます胸肉の地位が高くなっているように感じる。
 ステーキ肉のように焼いたり、炒め物やカバブなどのエスニック料理に使われることもあるが、油であげてフライにされることもしばしば。フライにされた胸肉をダイエットと称してバクバク食べるイギリス人に突っ込みを入れたくなるのは、私だけなのだろうか。
  

☆つながった手羽
 鶏の部位の中で一番お買い得なのは手羽だろう。その名もそのままウィング(wing)と呼ばれて売られている。もちろん皮付き。1パックに8~12本ほど入って、大体1.5~2ポンドほど(約3~400円)。しかし、安いものでは、たまに羽毛や羽毛の芯が付いていたりすることがあるので要注意だ。

 手羽というと、日本では手羽先、手羽元というように、部位によって分けられるのが普通だと思う。しかしイギリスでは、手羽先と手羽元がつながった手羽が一般的。

 手羽先のうまみと手羽元の食べ応えの両方を兼ね備え、価格も安価なので、我が家ではしばしば手羽が食卓に登場する。手羽スープにしたり、煮物にしたり、焼き物にしたり、蒸し物にしたり。

Chicken_wing_1  特に、イギリスで簡単な日本風のものを切望しておられる方にお奨めしたいのが、鶏の手羽焼き。塩を振って、どこの家にでもある大きなオーブンで焼いて、レモンを絞って食べるだけのなんてことないものなのだが、下手に手間隙かけて調理するよりもずっと鶏の味が生きて美味しいように思う。
 

☆ドラムスティックとサイ
 脚部分は、ドラムスティック(drum stick)と骨付きももが一般的だ。

Chicken_drumstick  ドラムスティックとは、すね(下もも)の部分にあたる部位。
 名前の通り、太鼓のばちのような形をしている。ももに比べるとあっさりしているという理由で、比較的よく食べられいるようだ。日本の手羽元のように手で持てる部位としても人気があるように思う。
 こちらではローストされたり揚げ物にされたりすることが多いようだ。個人的には、煮物や煮込み料理がお奨め。

 そして、骨付きもも肉。日本で「骨付きもも肉」といえば、ドラムスティックの部分が付いたもも肉全体を指すように思う。これはイギリスではレッグ(leg、脚)として売られ、それとは別に本当に太もも(腿)の部分だけのものがサイ(thigh)という名で流通している。

 ドラムスティックもレッグもサイも皮付き骨付きが通常。どれも1kgほどのものが2、3ポンド(約4~6百円)で買えてしまう。

Chicken_thigh  日本で普及しているような骨なしモモ肉はあまり普及しておらず、置いていない店も多い。うちはいつもAsdaというイギリスで2番目に大手のスーパーで購入しているのだが、日本のモモ肉の半分ぐらいの大きさの皮なし骨なしモモ肉が6~8枚ほど入ったパックが2.5ポンドほど(約500円)。他のもも肉に比べると割り高だが重宝している。

 

☆案外メジャーな丸ごと1羽
  丸ごと肉は、季節物かと思いきや、一年中店頭に置かれている。それもかなりの数が。Chicken_whole_roast また、スーパーや店によっては丸焼きを売っているところも案外多い。

 クリスマスの時にローストターキーの代わりとして鶏の丸ごと肉を使ったことがある。約1.5kgのものが3.4ポンド(約.7百円)とかなりお手頃だった。安価ではあるものの、内臓処理もきちんとされており、使いやすく、焼くのに時間さえかからなければ、日常の食事としてたまに登場させるのも悪くないなと思った次第だ。
 

☆ミンチや砂肝がない?
 ロンドンなどの大きな都市のデパートには置いてあるのかもしれないが、鶏のミンチや砂肝を見かけたことがない。また、他の肉のレバーに比べて、鶏レバーはそれほど普及していないようだ。
 
 我が家では、鶏ミンチ肉の代わりとして、いつもターキーミンチ肉(七面鳥ミンチ肉)を使用している。鶏そぼろやあんかけに使っているが、ショウガを効かせ濃い目の味付けにしているせいか、クセも気にならず、充分代用品として使えているように思う。
 

 これらの鶏肉だが、実は国産のものは6割ほどだそうだ。
 この数字、日本の(おそらく)4割程度に比べると高い自給率のように思えるかもしれない。
 しかし、ちょっと郊外に出ただけで広大な土地に放牧されている膨大な数の牛や羊などの家畜を目撃し、その都度、感嘆の声を上げていた私にとっては、意外に低い数字のように感じた。
 イギリスの養鶏農家も外国産の安い鶏肉に押されているのだろうか。
 

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・食材(肉・魚介類)」カテゴリの記事

コメント

鳥モモのにんじん隠元まき、
めちゃくちゃおいしそうですね。
時間かかりましたか?
簡単だったらレシピを教え下さい。

我が家では母が鶏嫌いなので、
もっぱら鶏唐くらいしか食べないので。

鶏専門店で食べた、
ごはんに、鶏のたたきをのせて、その上から鶏スープを
かけた鶏茶漬けがすごく美味しかったです。

後は、個人的には軟骨の唐揚げが好きです。
軟骨はうってますか?

私のつくれるチキン料理は、
鶏もも肉を、みじんぎりにして、
マッシュルームとタマネギと炒めて、
赤ワインとケチャップを加えて、
どろどろの液体を煮詰めていって、
それに白ご飯をまぜてチキンライスをつくり、
その上に、プレーンオムレツを載せる簡単オムライスです。

ご飯をいためずに、煮詰めた鶏のワインケチャップソースに
からめるだけで、さっぱりして、とても美味しいチキンライスが出来ます。

時間がないときは、是非試してみて下さい。

投稿: ぱんちゃん | 2007年3月18日 (日) 22時20分

ぱんちゃん、コメント&レシピをありがとうございます。

鶏茶漬け、おいしそうですね。たたきということは、生の鶏なのでしょうか。

軟骨は、私も大好きなのですが、イギリスでは売られていないようです。
使ったレシピも見たことがないような。
あの食感はこちらの人には苦手なのでしょうか。

鶏ももの人参隠元巻きですが、ほんとにベーシックなもので、特に工夫はないですw
とても簡単に出来て見栄えがいいので、日本にいたときも定番になっていました。
作り方は、
開いたもも肉を塩コショウして、人参と隠元を巻いて、楊枝でとめ、
薄く敷いたサラダ油で、じっくり焼きます。
(蒸し器で蒸すときもあります。)
焼いた後の肉汁に、赤ワイン(この場合はベリーのワインだったような)とケチャップ、
塩、胡椒、ゴールデンシロップなどを加えて味を調え、ソースにし、
輪切りにした肉にソースをかけるだけです。
(隠し味として、しょうゆを入れることも多いです。)
コツは、巻きやすいようにもも肉を薄く大きく開く(おろす?)ことでしょうか。
特にイギリスのもも肉はサイズが小さいので、開きにくかったです。

簡単オムライスやチキンライスもおいしそうですね。
今度是非、試してみます。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年3月19日 (月) 00時48分

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