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2007年2月26日 (月)

(か) ガソリンスタンド PETROL STATION

☆イギリスのガソリンスタンドは皆セルフ式
Petrol_station  日本もセルフ式のガソリンスタンドがますます増えているようだが、こちらイギリスでは、ガソリンスタンドはセルフ式が当たり前のよう。

 私も連合いも、今まで日本でもセルフ式を利用したことがなかった。ガソリンスタンドの店員に入れてもらったほうが、便利だし、安全だとずっと思っていたからだ。自分で給油するのに、なんとなく不安を感じていた。
 渡英後、初めてのレンタカーの時は、返却時にガソリンを満タンにしていない旨を窓口で申し出て、なんとかその場をしのいだが、自分の車の場合そうはいかない。
 我が家も、車を購入して間もなく、初めてのセルフ式を体験することになった。
 

☆イギリスのガソリンスタンド会社---なんとスーパーマーケットまで。
 まず、給油するためのガソリンスタンド探し。
 ご存知の方も多いと思うが、英語圏では、「ガソリンスタンド」とは呼ばない。アメリカ英語圏では、ガス・ステーション(gas station)、そして、ここイギリスでは、ぺトロール・ステーション(petrol station)と呼ばれる。

 イギリスのガソリンスタンド会社(石油会社)としては、BP、SHELL、ESSO、TEXACO、TOTALなどがある。
Petrol_station_bp  BPは、1900年頃(明治時代)からある、イギリス最大手の石油会社で、現在は国際企業として70カ国以上に進出している。日本でもコンビニでお馴染みのampmは、アメリカやイギリスではBPグループに属しているそうだ。BPのHPはこちら(英語)。
 SHELLも、日本では昭和石油シェルでお馴染み、イギリスとオランダに拠点を置く、ロイヤル・ダッチ・シェルグループ(the Royal Dutch Shell Group)に属している。
 ESSOは、日本でもゼネラル、エッソ、モービルでお馴染みのアメリカのエクソン・モービル(Exxon Mobil)社のブランド、Texaco(テキサコ)はイギリスに80年以上も前からあるアメリカのChevronグループ、TOTALはフランスの最大手石油会社。

 これらの石油会社直営のガソリンスタンドは、日本ほど頻繁に見かけないが、それほど困らない。
 それは、スーパーマーケットで給油できたりするから。ガソリンスタンドを出しているのは、大手スーパーのテスコ(TESCO)、セインズベリーズ(Sainsbury's)、アスダ(ASDA)、モリソンズ(Morrisons)。
 これは、日本であるような、他の石油会社がスーパーの敷地内に入っているのではなく、いわばスーパーが自社ブランドの石油を売っているのである。といっても、中身はちゃんとした石油会社のもの。例えば、テスコのガソリンはグリーナジー(Greenergy)という、イギリス、ドイツ、スイスを拠点した石油供給会社から、セインズベリーズのは、グリーナジー、および、BPから供給されているようだ。グリーナジーのHPはこちら(英語)。
 スーパーにあるガソリンスタンドは、買い物ついでに給油できるので、かなり便利。我が家は大抵これを利用している。
 

☆セルフ式の使い方---給油口レバーはどこ?
Petrol_station_refueling  日本のセルフ式を使ったことがないので比較はできないのだが、イギリスのセルフ式の使い方はとても簡単なように思う。

 自分ののガソリンの種類が書いてあるところに車を停めて、エンジンを止める。次に、車の給油口の扉と蓋を開けて、給油ノズルを選び、ノズルを差込む。そして、ノズルのレバーを押して、ノズル先端のセンサーが満タンを感知するまで待つだけである。
 日本では、静電気防止パネルに触ったりする必要があるようだが、こちらではそういうものはないようだ。

 セルフ式初体験の私達が戸惑ったのは、唯一、車の給油口の扉の開け方だけだった。
 おそらくどの車もそうだと思うのだが、日本で乗っていた車の場合、給油口の扉を開けるためには、運転席にある給油口レバーを動かす必要があった。しかし、こちらの車は違った。イギリスの車が皆そうなのかは知らないが、ドアのロックを解除すると勝手に給油口の扉のロックがオフになる仕組みだったのだ。
 それを知らずに、あるはずのない給油口レバーを探して運転席の下に顔を突っ込んで、きょろきょろ。挙句には後ろの車のドライバーに声をかけてしまった。さすがに、その人がキーホルダーに付いた栓抜きでこじ開けてくれそうになったときは、丁重にお断りしたが。
 

☆セルフ式の使い方---「レギュラー」ではなく「アンレディッド」
Meter ガソリンの種類は、無鉛ガソリン(unleaded)、有鉛ガソリン(leaded)、ディーゼル(軽油)(diesel)の3つに大別される。
 日本の「レギュラー」や「ハイオク」にあたるものは、無鉛ガソリンである。アンレディッド(unleaded)やオーディナリー・アンレディッド(ordinary unleaded)が「レギュラー」で、スーパー・アンレディッド(super unleaded)が「ハイオク」に相当するもののようだ。ハイオクの場合、オクタン値が表示されていることが多いようだ。
 ”4 star、four star (フォー・スター)”と書かれているのは、有鉛ガソリンだそうだ。
 ディーゼルはディーゼル車用のもの。日本の「軽油」にあたる。
 

☆セルフ式の使い方---ガチッが合図
 給油していると、途中でノズル側に軽く振動があり、レバーに手ごたえがなくなり、給油が止まる。これが満タンの合図。実際には満タンになっていないこともあるので、もうちょっと入れたいときには、同じ操作を繰り返せばいい。逆に、半分だけとか、○Lだけ入れたいというときは、表示を見て勝手に止めればいい。
 ノズルを抜いて、給油口の蓋をカチカチと音がなるまで回し、給油口の扉を閉める。後は清算である。
 

☆セルフ式の使い方---清算時の盗難にご注意。
 清算は、最後にスタンド内の店内で行う。店内がコンビニのようになっているところもある。レジに行き、自分の車の止まっている場所の番号を告げて、支払うだけ。他の店舗のレジと同様、現金でもカードでもOK。チップ&ピンがついているところが多いようだ。

 清算の際に気を付けたいのが、車の盗難。イギリスでは車や車内の盗難が非常に多い。精算所は目と鼻の先だが、車から離れるときは、必ず窓を閉めて、鍵をかけたほうが無難なように思う。
 

☆その他のサービス
 セルフ式でないと困るのが、車の清掃や空気入れ、簡単な整備だ。ボディの洗浄は、スタンド内の自動の通り抜けの清浄機を利用するという手もあるし、街中の洗車場でやってもらうという手もある。
 また、最近、増えているのが、スーパーの駐車場で行われている手洗いの車洗浄サービス。スーパーに車を停めると、清掃カートを押した男性が近づいてきて、有料の車の洗浄を申し出てくれる。私は利用したことがないのだが、買い物中に簡単な清掃をしておいてくれるというものらしい。

Petrol_station_vacuum また、車内の清掃はスタンド脇のコイン式掃除機を使うのが一般的なようだ。もちろん、自分で掃除する手動式。このコイン式、代用貨幣(token、トークン)が必要で、スタンド内の店内で先に購入する必要がある。時間式なので、手際よくやらないと、掃除が完了しない間に止まってしまい、また車に鍵をかけて、トークンを店内に買いに行かないといけなくなってしまう。かなり面倒な代物だ。

 イギリスでは、なんでも自分でやるというのが一般的。車もバッテリー交換ぐらいなら、自分でやってしまう人が多いようだ。日本のガソリンスタンドの窓拭きから簡易整備にいたるまでの事細かなサービスを知ったら、却って、気味悪く思う人もいるかもしれない。
 

☆イギリスのガソリン代は日本の約1.5倍!
 なんでも自分でやるのだから、さぞかし、ガソリンの値段は安いだろうと思われるかもしれない。しかし、イギリスのガソリン価格は日本の1.5倍に近い。
 2007年(平成19年)2月現在、日本のレギュラーの全国平均価格は120~130円/Lだそうだが、イギリスでは、なんと0.85~0.9ポンド(約170~180円)/Lである。

 このうち、半分がガソリン税。イギリスのガソリンの情報サイト、ぺトロール・プライシス・コム(petrolprices.com)によると、2005年(平成17年)のガソリン税は1Lあたり、日本のレギュラーにあたるアンレディッドで、50.9ペンス(約102円)、ディーゼルになると53.27ペンス(約106円)かかるそうだ。日本は、2008年までは53.8円だそうだから、日本のおよそ倍。イギリスのガソリン代が高い理由はここにあるのかもしれない。

 ただ、イギリスでも、ガソリンスタンドによって価格の差があり、場合によっては、リットルあたり0.1ポンド(約20円)近く違うようだ。「近くの一番安いガソリンスタンドを」とお探しのイギリス在住の方は、上述のペトロール・プライシス・コムのサイトをご覧になるといいかもしれない。ペトロール・プライシス・コムのサイトはこちら(英語)。店名を知るには登録する必要があるようですが、登録なしでも地域のガソリンの標準価格やその他の様々な情報をご覧になれます。
 

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コメント

こんにちは、
ブドウは皮剥くのが面倒なKAZUです。
連れ合いさんと一緒ですw

日本でも確かにセルフ増えてきました。
私も最初は自分で入れることに抵抗があったのですが、
トラックなど仕事用の車もあるので、
最近では安いセルフで入れています。

スタンドというか会社によって、
給油手順は違いますが、
音声案内だし確認作業も多いので安全性は高く、
間違いはよっぽどのことがない限りは起こらないと思います。

乗用車、トラック、軽トラックなどに給油しますが、
レギュラーorディーゼル、給油口の開け方
特に給油口の位置(右か左)で時々迷いますね。
店員さんに「給油口反対側ですよ」
と言われると、少々恥ずかしいですw

投稿: KAZU | 2007年2月26日 (月) 13時11分

KAZUさん、コメントありがとうございます。

音声案内とは、さすが日本ですね。
こちらは、スーパーのセルフレジは、
タッチパネル&音声案内がついていますが、
ガソリンスタンドでは見かけませんね~。
「携帯電話の電源は切ろう」という張り紙と、
消火器はありますがw

もしかして、日本ではセルフ式でも、
店員さんが立っているのですか?

給油口の位置、車によって違って紛らわしいですよね。
マフラーの位置の反対だそうですが、
そもそもマフラーがどっちなのか・・・w

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年2月26日 (月) 22時45分

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