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2007年1月11日 (木)

(あ) アイロン IRON

 イギリスの家に住むのもこれで数軒目。どれも家具付き(furnished)の家なのだが、今の家には、アイロンとアイロン台が付いていない。
 もともと、毎日ワイシャツを着るような暮らしでなく、「出来るだけ物を増やさない」というのが、うちの(主に連合いの)モットーなので、「まぁ、いいか。」と、ずるずるアイロンなしの生活を続けていた。

 しかし、毎回、形状記憶シャツや、ちょっと皺のよった服を着るわけにはいかない。特にちょっとした食事に誘われたり、おめかししてロンドンに行くときには。 入居して数ヶ月、ついに、アイロンを購入することになった。



☆イギリスにはコードレスアイロンがない??

 日本で使っていたのは、コードレススチームアイロン。なんてことない普通のコードレスだが、とても気に入っていた。コードが引っかからないので、不器用な私でも、比較的スムーズに作業できた。渡英の際に人に譲ったのは、コンセントの型や電圧が違うし、重いのでかなりの輸送費がかかるから。

 「イギリスでも絶対にコードレス」と決めて、あちこち店を物色する。しかし、不思議なことに、どこの店もコード付きのものしか置いていない。電圧が高いからコードレスは無理なのかと思ったが、商品名を見て、あることに気が付いた。

 ごく一部の商品がコード/コードレス(cord/cordless)と記されている。一見、普通のコード付きアイロンのように見えるが、よく見ると、コードの根元のところに、切り替えレバーがあった。コード付きのものと価格は大差ない。念願(?)のコードレスアイロンということで購入した。

 

☆機能充実、我が家のアイロン
Iron  スーパーで買ったためか、なぜかブランド名が記載されていないのだが、日本では電気ヒーターでお馴染み、イギリスのGLEM DIMPLEX(グレン・ディンプレックス)社のGOBLIN(ゴブリン)というブランドのものにそっくり。価格も同じく18ポンド(約3千6百円)。

 量が調節できるスチームは当然のこと、パワーショットや、セルフクリーニング機能、自動電源オフ機能、簡易の霧吹き機能が付いている。
 特に、パワーショットはかなり強力で、ボタンを押すたびに大量の蒸気が勢いよく出てくる。最初に使った時には、傍らにいた連合いがびっくりして声をあげていた。

Iron_cordcordless  肝心のコードレス機能だが、切り替えレバーで、コード付き、コードレス、収納モード(台に固定)を選ぶことができ、案外、今まで使ってきた日本のコードレスよりいいんじゃないかというのが正直な感想だ。

 日本のコードレスの場合、温度が下がる度に台に置いて充電(?)しなくてはならず、大きいものや時間がかかるものの場合には、少々うっとおしく感じたが、コード/コードレスアイロンの場合は、必要に応じて、コード付きにして充電しながら、かけることができる。
 難点は、コードリールと収納カバーが付いていないことぐらいだろうか。
 

☆ホットなアイロン、スチームジェネレーター
 うちが購入したのは、普通のスチームアイロンだが、今、イギリスでホットなアイロンは、スチームジェネレーター(steam generater)というもの。

←ラッセルホブス社のスチージェネレーターアイロン(amazon.co.uk)
  (日本への発送は不可のようです。)

 スチームのタンクがアイロン本体ではなく、台に取り付けられており、そこでスチームが作られるという仕組みのようだ。そのため、タンクの容量も大きく、途中で水を足す必要もなく、軽くアイロンがけをすることができる。そして、強力な蒸気のため、アイロン時間が半分で済み、きれいに仕上がるそうだ。

 とても魅力的なのだが、コード付きのみのようで、お値段は80〜250ポンド(約1万6千円〜5万円)。ティファール社や、ブレビル社、モーフィーリチャード社、フィリップ社など、様々なところから出ている。
 

☆アイロン台はもちろん洋式
Iron_ironing_board  アイロンがけにもう一つ必要なものといえば、アイロン台(ironing board)。こちらのアイロン台は皆、洋式。立ってかけるタイプである。そのため、折りたたみ式だがとても大きく、アイロンを置くスペースがついているのが通常だ。

 日本では座ってかけるタイプを使って、座卓のように正座してかけていた私は、洋式のものを使ったことがなく、なんとなく苦手意識を持っていたが、実際に使ってみるとずいぶん使い心地がよいようだ。

 段階調節できるので、一応、座ってかけることもできるようだが、立って使ったほうが却って具合がいい。実際、皆、立ってかけているようだ。
 床との距離があるので、アイロンをあて終わった部分が垂れ下がっても皺になりにくく、安心して強い蒸気がをふきかけることができる。構造も蒸気が通り抜け易いようになっており、仕上がりもよいようだ。
 日本にも充分に普及しているが、こちらに来なければ、実際に使うことはなかったかもしれない。

 しかし、うちのアイロン台には1つだけ、致命的な欠陥がある。台の安定がすこぶる悪いのだ。使う度にグラグラする。一番、手ごろな製品を買ったせいだろうか、明らかに欠陥品である。イギリスにはまだまだこのような「安かろう悪かろう」製品が多い。脚に何かをかませれば使えるので、取替えに行かずそのまま使っている。取り替えたものの、また欠陥品というのもよくあることだし。
 

☆イギリスでのアイロンがけの注意点
Iron_indication  イギリスの衣服のアイロン表示は国際表示が採用されているが、日本のとよく似ているので、特に問題はないように思う。違いは、アイロンマークの中の温度表示が文字表記ではなく、点の数だということ。

 また、イギリスの水は硬水なので、アイロンの蒸気口が石灰石の粉を吹いてしまいやすい。日本で使っているように温まったアイロンをいきなり衣服に当てると、衣服が真っ白な粉だらけになってしまうこともある。もちろん、経験済みだ。

Iron_ironing_water  アイロンの粉ふきを防止するためには、使用する水を軟水のものにして、時折手入れをするのがよいようだ。我が家では、ブリタでろ過した水か、軟水のペットボトルの水を使っている。アイロンがけ用の水(ironing water)も売られている。
 手入れは、を薄めた水でおこなう手もあるが、アイロン用のライムスケールリムーバーの粉末も市販されている。

 

 最後に、イギリスにまつわる(?)、IRONの英語をいくつかご紹介したい。
・”IRON(アイアン)”----「アイロン(アイロンがけをする)」、「鉄」、「ゴルフのアイアンクラブ」。すべて同じ綴り、同じ発音だ。

・”IRON LADY(アイアン・レディ)”----もちろん、アイロンがけをする女性のことではなくて、鉄の女。イギリスの元保守党党首のマーガレット・サッチャー(Margaret Thather)のあだ名である。

・”IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)”----これも、アイロンがけをするメイドではなく、鉄の女という意味。拷問道具の名前でもある。アイアン・メイデンは、日本でも有名なイギリスのへヴィメタルバンドだ。

←アイアン・メイデンの代表作、『ナンバー・オブ・ザ・ビースト』(楽天市場)
 

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コメント

ブランドのものにそっくり。っていうことは模倣品ですか?
仕事柄、意匠権の侵害ではないか、と気になります。
本当はブランドの正規の品だけど書いていないだけ、とか。
ヨーロッパは模倣品は少ないと思うんですが、、、。

ちなみにアイロンはろっきぃさんより力の強い
相方さんがなさった方が効率がよいのではないでしょうか?

アイロンをきれいにあてるのは、力と根気でしょう。
私は両方ないので、アイロン用スプレー糊をかけています。

投稿: ぱんちゃん | 2007年1月11日 (木) 21時41分

Up the Irons!

投稿: わっきー | 2007年1月12日 (金) 03時36分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

なかなか鋭いご指摘ですねw
しかし、レッキとしたスーパーマーケットの電化製品の
プライベートブランドですので、ご安心をw
本文の有名メーカーの製品に瓜二つなのは、おそらく
OEMか何か(下請けが同じとか)なのかもしれませんね。

ちなみに、連合いはアイロンがけに注ぐ類いの根気はないようで・・w
私の持論では、アイロンをきれいにあてることができるかどうかは、
水や蒸気をいかに上手に扱うかにかかっているような気がします。
(その点、うちのアイロンはなかなか使い勝手がいいです。)
・・・なんて、偉そうに言っていますが、私もはっきり言って下手ですw

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年1月12日 (金) 03時53分

わっきーさん、コメントありがとうございます。
(spamと間違えて危うく削除するところでしたw)

アイアン・メイデンネタは、これで勘弁してくださいw

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年1月12日 (金) 04時04分

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