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2007年1月25日 (木)

(し) ショウガ [生姜] GINGER

Ginger  ネギと同様に薬味として欠かせないのがショウガ(生姜)。こちらにもショウガは普及しており、毎日和食を食べている我が家には大助かりである。
 

☆小さな鹿の角
 英語のジンジャー(ginger)の語源は、古代インドのサンスクリット語の「(鹿の)角の形をしたもの」だそうだ。確かにこちらで売られているショウガは枝分かれしていて、小さな鹿の角のよう。

Ginger_dish  日本のショウガとおそらく同じもので、日本の倍ぐらいの量が入っていて、0.25ポンドほど(約50円)。使い切れない間にカビが生えてしまったりすることがたまにあるのだが、おかげで今までショウガを切らしたことがない。
 薬味のほか、ニンニクやネギと一緒に炒めて、中華風にしたり、ショウガ焼きを作ったり。ちなみに豚のショウガ焼きはイギリス人にも結構好評だった。

 
☆イギリスではショウガはお菓子か飲み物用
 しかし、普及しているものの、こちらイギリスでは、ショウガがこのように料理に使われることはまだまだ少なく、大抵はお菓子や飲み物に使われる。お馴染みのジンジャークッキー、ジンジャーエールを始めとして、ジンジャーブレッド、ジンジャーケーキ、ジンジャービールなど。ジンジャーティー、ジンジャーチーズケーキやジンジャーアリスクリームなんてものもある。

←ジンジャービール(楽天市場)

 うちの家族はジンジャークッキーが苦手である。こっちのはおいしいかもしれないと思って、一度試したことがある。皆食い意地がはっており、よっぽどのことがない限り食べ残すことはないのだが、ジンジャークッキーだけは違った。結局、数枚食べて、残りは何日も放置された挙句、ゴミ箱行きとなってしまった。なので、ジンジャーブレッド他、ここでご紹介したショウガ味のお菓子はどれも試していない。
 

☆イギリスの生姜糖、クリスタライズド・ジンジャー
 いや、一つだけ、知人に勧められて試したショウガの甘いお菓子がある。”crystallised ginger(クリスタライズド・ジンジャー)”という、ショウガを甘く煮て干して、周りに砂糖衣をつけた菓子である。言ってみれば、ショウガ版甘納豆といった感じ。200gで1.5ポンド(約300円)。

Ginger_sweets  黄金色の周りに、ザラメがまぶしてあり、見た目は、くずれの栗納豆そっくり。甘くておいしそうである。
 しかし、栗納豆のように口に放り込んで後悔した。とてつもなく辛い。ショウガの辛さである。あまりの辛さに唾液が沸いてくる。ヒーヒー言いながら、慌てて飲み物を飲んだ。
 連合いが思わず一言、「これだけは二度と買わないで!」。私もさすがにこれはキツイ、二度と食べたくないと思った。紹介してくれた知人を少なからず恨んでしまった。
 

☆ショウガの効能
 ショウガは、ショウガ目、ショウガ科の多年草。私達が食べている部分は地下茎である。ショウガには、その辛みの成分であるジンゲロールなどが、血行を促進し、体を温める作用をするといわれている。また、強い殺菌力ももつ。香り成分のシネオールは、食欲増進に働き、疲労回復や夏バテ解消に役立ち、胃腸の働きをよくする効果もあるそうだ。風邪を引いた時には、しょうが湯やしょうが飴を服用するといいと昔から言われるが、まさにその通りという感じがする。

 イギリスでもショウガの効能は多少知られているようだ。しかし、日本ほどではなく、風邪のハーブはやっぱりエキナセアという感じで、ショウガは消化を助けるハーブという認識だろうか。

 そして、印象的だったのが、ショウガエキス配合というスキンケア製品の宣伝。フランスの大手化粧品会社ロレアルの一部門、ガルニエ(Garnier)のCMだった。ガルニエは、日本でも出回っているようだが、自然素材成分を売りにしたスキンケア・ヘアケアブランドで、イギリスでも普及している。使っていないので、ショウガの効果がいかほどなのかはわからないのだが、CMは、なんとなく、日本の「プラセンタエキス配合」や「ヒアルロン酸配合」といったノリに近いものだった。
 

Ginger_package  ところで、前述の”crystallised ginger(クリスタライズド・ジンジャー))”のその後だが、200gも入っていたこのお菓子は、1週間も経たないうちになくなってしまった。
 ゴミ箱に消えたのではない。なぜかついつい手が出て、胃袋へ。勧めてくれた知人の言葉が頭の中でこだましていた。
 「最初は、なんだこれは!と思うんだけど、そのうちに病みつきになるの。」

 イギリスオリジナルのものかどうかは分からないが、イギリスに行く方が身近におられたら、土産にリクエストされてみてはいかがだろうか。ただし、クレームは一切受け付けませんので、あしからず。

←同じ味かはわかりませんが、日本にもあるようですね。(楽天市場)
 

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コメント

ショウガを使ったスイートは、ジンジャーエールしか食べたことがないです。色々なお菓子があって美味しそうですね♪

我が家では生姜は生姜焼きなどにも入れますが、
肉じゃがの最初に生姜を炒めて入れるのがお気に入りです。

そういえば、オリジンスというアメリカ?の化粧品会社には、
ジンジャーのフレグランスがありますよね。

欧米人は生姜の香りが好きなんでしょうか?

私はやっぱり生姜焼きや牛肉やイワシの生姜煮を思い起こすので
フレグランスとして使うのには抵抗ありです。

イギリスではアロマテラピーはやはりかなり普及しているのでしょうか?

私はアロマコーディネーターというマーナーな資格をもっていますが、
品質のよい精油は国産のものは少なく、やむなく高いドイツやフランス、イギリスの輸入物を使っています。

投稿: ぱんちゃん | 2007年1月25日 (木) 22時21分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

アロマテラピーは、イギリスでもかなり普及しているようです。
知人は教室に通っていましたし、専門店に連れて行ってもらったこともあります。
でも、ジンジャーのフレグランスがあったかどうか、記憶にないですね〜。
また、道ですれ違った人から、ショウガの香りがしたこともないです。
エスニック系の人から、おいしそうなスパイスの匂いが漂って来たことは何度かありますがw

イギリスの女性に尋ねたことはないのですが、知人のフランス人女性は、
ショウガが大嫌いで、全く臭いも受け付けませんでした。

色々資格をお持ちですね。アロマコーディネーターの資格をもつには、
やはり嗅覚が敏感なことが必須なんでしょうか?
日本産の精油よりイギリス産の精油のほうが品質のよいものが多いとは知りませんでした。
普及頻度と関係あるのかもしれませんね。

ショウガの香りがほんのり入った肉じゃが、おいしそうですね。
今度、試してみます。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年1月26日 (金) 00時44分

アロマコーディネーターは、精油の働きや生理作用を勉強するので嗅覚はあまり関係ないです。

人それぞれ好き嫌いがあるので自分の好きな香りを使うのがよいですよ。

それからブレンドする場合は、それぞれの精油にブレンドファクターというのがあって、
配合比が計算出来ます。

ローズやネロリなど花弁から抽出するものは
日本では合成のものがほとんどです。

ローズマリーやレモンなどはそれなりのものが
でまわっていると思いますが。

そもそも欧米人は胃が強いのか、イギリスなどでは
精油を紅茶にたらしてのむのだそう。
日本人はマネしてはいけません。

それと、妊婦さんや低血圧、高血圧の人には禁忌の精油があるので、
精油を使う場合にはお店の人に相談するか
禁忌表をみてから使うのをお薦めします。

投稿: ぱんちゃん | 2007年1月27日 (土) 06時30分

ぱんちゃん、再度コメントありがとうございます。

大変勉強になりました。
アロマは、心理的な作用が主なのだと思っていましたが、
生理的作用も多いにあるんですね。

紅茶に精油を垂らしている人やそれらしき紅茶にも
まだ遭遇していませんが、気を付けてチェックしたいと思いますw

また、後日の記事でご紹介しますが、こちらで何気なく
チョコバーを買って食べたら、薔薇の味(香り)のデライト
(トルコのゼリー状の菓子)が入っていました。
最初は抵抗があったのですが、慣れると案外美味しく感じました。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2007年1月27日 (土) 20時51分

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