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2006年11月16日 (木)

(も) モノポリー MONOPOLY GAME

☆餞別がモノポリー?
 知人がアメリカに転勤することになった。送別会が開かれたのだが、手渡された餞別(せんべつ)の中に、モノポリーがあった。日本でもお馴染みの、交渉力と運で次々と土地や家を買い、相手を破産させたほうが勝ちという、アメリカ生まれのゲームである。

モノポリー Toy モノポリー

販売元:トミーダイレクト
発売日:2003/10/11

Amazon.co.jpで詳細を確認する 

 ヨーロッパで生まれ育ち、イギリスで4年暮らし、そしてこれからアメリカへと旅立つ彼女への餞別がなぜこれなのかと、本人も含め、皆、思ったに違いない。一瞬、間があったが、すぐに皆、納得したようだ。
 この4年間、彼女が喜怒哀楽を共にしたイギリスの町(都市)を舞台にしたものだったからである。
 

☆都市版やサッカーエディション
 モノポリーは、ディズニーバージョンや、スターウォーズバージョンを始め、様々なバージョンが出されていることでも有名だが、アメリカはもちろんのこと、ここイギリスでまで、さまざまな都市版が発売されている。
 ロンドンはもちろん、マンチェスターや、バーミンガム、エディンバラ、オックスフォード、リバプール、バース、グラスゴー、エセックス、ブリストルなどなど、30以上の都市版が出ているようだ。

←モノポリー、オックスフォード版
(amazon.co.uk) (日本への発送はできないようです。)

これらの都市版の表紙は、こちらのウィニングムーブズ社(Winning Moves UK Ltd. )のサイトでもご覧になれます(英語)。

 そしてまた、さすがは、サッカー発祥の国。リバプールFCやマンチェスター・ユナイテッドFC、アーセナルFCなどのサッカーエディションまで発売されている。

←リバプール, ヨーロッパチャンピオン版のモノポリー(Liverpool - Champions of Europe Monopoly) 
(amazon.co.uk)
(現在は販売していないようです。)

サッカーエディションの表紙も、同様に、こちらのウィニングムーブズ社(Winning Moves UK Ltd. )のサイトでご覧になれます(英語)。

☆イギリス版でも中身はアメリカ的?
 実は、殆どモノポリーをやったことのなかった私。この土地の勉強にもなるだろうと、私の住んでいる町のバージョンをつい買ってしまった。連合いに「無駄遣い」と叱られることを承知で。

 アメリカや日本などで出回っている通常版を殆ど知らないので、断定はできないのだが、イギリスの都市版といっても、駒や家、お金は同じ。家は煙突がついているから、イギリスとしてはOKなのだけれども、残念ながら、イギリスの通貨には必ず載っているエリザベス女王の顔は見当たらなかった。

 一応単位はポンドという設定になっているようだ。実際には、100ポンドや500ポンドなんてないし、50ポンドも見たことがない。なんか現実っぽくないなと思っていたら、紙幣ではなくカードで清算するバージョンが出ている。それも、イギリスで普及しているビザ・デビットカード(Visa debit cards)だ。そのニュース(BBC)はこちら(英語)。画像もご覧になれます。

 説明書を読みながら、遊んでいる間に、またもや違和感にとらわてしまった。このボードゲームは土地を買ってそこにを建てることを中心に進んでいくのだけれど、イギリスの家は殆ど建て売り。行政の許可なく、家を建替えてはいけないのだ。土地を買って、そこに家を建てるなんて、ほんの一部の地方に住むかなりの裕福な人達のみだ。
 イギリス都市版なのだが、中身はやはりアメリカ流という感じがした。
 

☆イギリス人がモノポリーにはまる理由は?
 イギリス人は概してアメリカのものを嫌うことも多い。それにも拘らず、このアメリカ生まれのアメリカ式のボードゲームは、イギリスでとても普及している。

 都市版やサッカーチーム版は、街のおもちゃ屋かインターネットショッピングでしか手に入らないようだが、スーパーの狭いおもちゃ売り場スペースにも必ずモノポリーが堂々と置かれているを目にする。

 冒頭の送別会の時も、都市版とわかった時点で、側にいた典型的なイギリス人がすぐさま「一番(土地の値段が)高い場所はどこなんだ?」と尋ねていたし、もらった彼女と一緒に渡米するイギリス人の彼氏は、謙虚な彼には珍しく「おれは(モノポリーで)負けたことがないんだぜ。」と言っていたし。
 イギリスではかなり一般的なゲームなのだろう。マニアの人も多くいるようだ。

 人を破産させるのが好きかどうかは知らないが、イギリス人はマネーゲームが好きな人が多いように思う。
 オークションも大好き。骨董品のオークション番組だけでなく、家の内装をきれいにして高く売る番組や交渉術で一攫千金を得る番組もこちらの定番中の定番だ。モノポリーがこの国の人達を魅了してきた理由はここにあるのかもしれない。
 

☆日本のバージョンは?
 日本にも、日本版のモノポリージャパンのほか、最近、特別版として六本木ヒルズ版や秋田県版が発売されたそうだから、いろんな日本の都市版もこれからどんどん出るのだろうか。

モノポリージャパン (デザイナーズエディション) Toy モノポリージャパン (デザイナーズエディション) 

販売元:トミーダイレクト
発売日:2003/10/11

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 私が買った我が町バージョンは、典型的なランドマークも入っているものの、半分は知らない土地や道だった。イギリスの通常版であるロンドンバージョンの地名のほうが、ピカデリーだの、ハリーポッターでお馴染みのキングスクロス駅だの、ボンドストリートだの、高級住宅街メイフェアだの、馴染みがあるぐらい。

 もしかして、都市版は、住んで数年の日本人にはわからない、通(つう)向けのものなのだろうか。もっと、自分の住んでいる町をよく知らなくては、と思わされた一件だった。
 

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