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2006年10月30日 (月)

(し) 蛇口 TAP

 日本では、温度調節も簡単な水道の蛇口。イギリスのは、ちょっと手ごわい。

☆熱い!冷たい!
 一番やっかいな蛇口は、水と湯の蛇口が離れているタイプだ。案外こちらでは、まだまだ多い。洗面台にある程度ならまだしも、流し台や、最悪の場合、風呂にこのタイプの蛇口がついていることがある。
 水の蛇口から出る水は当然水温。冬場だと0℃近い。そして湯の蛇口からのものは、だいたい50~60℃程度。蛇口間は大体15~20cmほど離れているので、適温の湯を作るには、水と湯を溜めるしかない。

 流し台の場合は、食器を洗うのが主目的だから、熱い!冷たい!を交互に繰り返せば、なんとかやり過ごせる。しかし、風呂の場合は、桶を用意しない限り、かなり使用不可能に近いものがある。
 こちらの人はどうしているかというと、西洋式に浴槽に湯を溜めて、そこで洗うのである。そして石鹸を洗い流さず、そのまま風呂から上がる。
 

☆離れた蛇口を回避する裏技、二股シャワーホース
 それでも最近は、体を洗い流す人が増えてきた。 電気シャワーやシャワーの付いた混合蛇口(bath/shower mixer tap)を導入して、普通にシャワーを使う人も増えている。

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 経済的な理由や改装の理由で、電気シャワーや混合蛇口を導入できないけど、手桶でなく、シャワーで洗い流したい。そういう人たちは、どうしているかというと、なんと、根元が二股のシャワーホースが売られていて、それを使っているのである。
 我が家も最初の家では、このホースのお世話になった。依然として温度調節は難しいが、多少はましといったところだろうか。
 

☆一見一体型
Tap_combined_type1_1  それほど厄介ではないが、びっくりした蛇口は、一見一体型に見えて、実は水と湯の出口が違うタイプ。

 日本のもののように、水の栓と湯の栓が別になっているが蛇口は一体しているもののように見える。しかし、よく見ると、蛇口の先が内部で分かれており、水と湯の出てくるところが違う。
 これもタイプによっては、極めて距離は近いものの、水と湯が混ざらずに、平行に出てきたりして、部分的に熱く同時に冷たい思いをすることがある。Tap_combined_type2
 

☆水と湯が分かれている理由
 どうして、水と湯の蛇口が分かれているのかというと、ひとえに、ボイラーのせいである。直径1mほどの大きなボイラータンクが、各家庭にあり、そこに水を溜めて沸かし、湯として使うというシステムになっているのである。

 大きいとはいえ、容量は限られているので、水量が少なく、水圧が低い。水圧を利用して、手元で水流を変えることができるタイプのシャワーヘッドを使うと、水と湯の両方の蛇口をひねっても、水しか出てこなかったりする。

 渡英して数年になろうとしている今でも、我が家にとって、イギリスの蛇口はなかなか慣れないもの一つだ。
 

 ちなみに、タイトル英語の”tap(タップ)”というのは、イギリス英語。「水道水」は、”tap water(タップ・ウォーター)”である。アメリカ英語では、水道の蛇口は”faucet(フォーセット)”というそうだ。
 

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コメント

水と湯がでてくるところが違う、って確か旅行で経験したような。

熱いのと冷たいのでなんだか頭を洗うのが大変でした。お湯をはってしまえば中くらいの温度になるけど、バスタブであらって、洗った後の石けん水につかるのがいやで、絶対、一人暮らししたらバスとトイレが別れていて、ちゃんとバスタブの外に洗い場があるのにしよう、って決意しました。

石けんつけたままお風呂あがったら、お肌があれそうですね。かゆくなりそう。

イギリス人はワックス体質(脂性)だから大丈夫なのかな?

投稿: ぱんちゃん | 2006年10月31日 (火) 20時29分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

風呂好きにはバストイレ別は欠かせませんよね。イギリスのバスルームは、いわば巨大なユニットバスといったところでしょうか。

こちらの入浴法・風呂に関しては、日本人の感覚からすれば不思議で仕方がないことがまだまだ多々あります。また、そのうちご紹介していきますね。

水の硬度のこともあるのでしょうが、肌は日本の人のほうが断然きれい(=荒れていない)ような気がします。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2006年11月 3日 (金) 17時46分

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