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2006年10月12日 (木)

(く) 車 CAR

 イギリスでの運転は比較的楽だ。日本と同じく左側通行で、運転席は右側にあるからだ。また、基本的に道路標示が日本のものと同じ。交差点は単純なラウンドアバウトだし、車は大きいが車道の幅も比較的どこも広いので走りやすい。
 ただし、日本人にとって厄介なことがある。
 

☆イギリスではマニュアル車が主流
 イギリスを走る多くの車はマニュアル車である。オートマ車は数少ない。現在の日本では、業務用を運転する人や車好きな人以外は、マニュアル車に乗っている人は少ないのではないだろうか。

Car_hire  私も運転免許はマニュアルで取ったものの、オートマ車しか乗っていなかった。こちらに来てから車をレンタルする機会が数回あったが、異国でいきなりマニュアル車を運転する不安にかられて、その都度、オートマ車を選んだ。私が利用したレンタル会社は皆こちらではメジャーなものだったが、オートマ車は少なかった。できるだけ小さい手軽なものをと言ったのだが、結局借りることができたのは、ボルボ(Volvo)やベンツ(Bentz)といった大型でかなり上質な車だった。販売においてもマニュアル車が大半を占めているようだ。

 イギリスでマニュアル車が主流なのは、オートマ車に比べて車体価格や燃費が安く故障しにくいというマニュアル車の利点に加えて、道が概して平坦で、ラウンドアバウトや特殊な横断歩道の発達で交差点での停止頻度が少ない、といった、マニュアル車でも不便を感じにくい道路環境に起因しているのではないか思う。
 マニュアル車の利点に関してはどこも同じじゃないかと思われるかもしれないが、特にイギリスでは車の値段は相対的に高く、他のヨーロッパで購入した車を改良して輸入したほうが安いと言われるぐらいである。また、イギリス人の保守性や自国ブランドの車に対する誇り、国内の自動車メーカーの有無などもオートマ車の普及を妨げているように思う。
 

☆イギリスの車のブランド
Car_brand_1  イギリスの有名な車を挙げると、誰でも知っている超有名高級車のロールスロイス(Rolls Royce、ロールズロイス)、イギリス王室御用達車で日本でも人気の高いランドローバー(Land Rover)、イギリスの首相トニ・ブレアも乗っていたジャガー(Jaguar、ジャギュア)、W.O.の愛称で親しまれるベントレー(Bentley)、007のボンドカーとして有名なアストンマーチン(Aston Martin)、ローバー(Rover)、ミニ(Mini)、ウーズレー(Wolseley)、トライアンフ(Triumph)など、車好きにはたまらないほど、お馴染みの高級車がぞくぞく出てくる。

 しかし、ロールスロイス(1998年)、ミニ、ウーズレー、トライアンフ(1994年)はドイツのBMWに、ランドローバー(1994年)、ジャガー(1998年)、アストンマーチン(1990年)はアメリカのフォードに、ベントレーは1998年にドイツのフォルクスワーゲン(VW)に、そして、ローバーは2005年に中国の南京汽車に買収され、今や、イギリスは自国の自動車メーカーをもたない国となってしまった。
 

☆上を開けて走ろう
Car_sunroof  オートマ車が少ないからといって、イギリスの車の設備がかなり時代遅れなのかというと、そういうわけでもないようだ。古い車でも電子キーが付いていたり、エアバッグが付いていたりする。夏でも涼しいので、エアコン(クーラー)が付いていないものも多いが、同時にサンルーフ(天窓)付きの車やオープンカーも多い。少なくとも3台に1台はサンルーフ付きの車なんじゃないだろうか。実際に、晴れた日には、天窓を開けて気持ちよさそうに走っている人を多く見かける。太陽が大好きなイギリス人を表しているような気がする。 
 

☆車売ります
Car_sale  その他、日本であまり見かけないものとして、路上の車のセールがある。セールといっても、車の販売会社のセールではなく、個人が乗らなくなった車を売ろうとするもの。スーパーの駐車場や道端に、”FOR SALE, £○○(車売ります、○○ポンド)”と書かれた紙を付けた車が止まっているのをしばしば見かける。写真の車も600ポンド(約12万円)とかなり安いが、中には150ポンド(約3万円)で売られているものを見かけたこともある。
 

☆その他、運転で気を付けること。
 そのほか、イギリスで車を運転する際に留意することとしては、距離・速度表示が、キロ(Km)ではなくマイル(mile)であること、車についているワイパーと方向指示器が逆であることが挙げられると思う。
 アメリカで運転する日本人がまず最初にしてしまう間違いは、方向指示器をだそうとしてワイパーを動かしてしまうことだと聞いていた。アメリカは右側通行だからなと思っていたのだが、左側通行のこの国でも、私が最初におかした間違いは、右左折の際にワイパーを動かしてしまったことだった。
 
 1マイルは大体1.6キロなので、速度を出しすぎないようにしたいものである。速度取り締まり機が設置されている道路も多い。また、その他、側道を走る自転車に気を付け、踏み切りで一時停止しないこと、イギリスでは車や車内の盗難が多いことも記憶に留めておけば、快適なドライブを楽しめる。
 

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コメント

運転自体があまり好きでないことも手伝い、
私も車はオートマ派です。
仕事用の2トン車ですらオートマです。

イギリスでは同じB&Bに宿泊していた
日本人客に乗せていただいたことはありますが、
まぁ乗っていただけなので仕様とかは覚えていませんね。
ちなみにレンタルサイクルには乗りましたが、
覚えているのは自販機が無くて、
のどがカラカラになった事だけですw

ちなみにアメリカに滞在していた時は、
国際免許取得して行ったのですが、
研修先のボスの方針で運転させてもらえませんでした。
アメリカで車無しの生活は厳しかったですw

投稿: Kazu | 2006年10月12日 (木) 20時53分

アメリカも日本と同様に殆どオートマのようですね。
それにしても、2トン車にオートマがあるとは知りませんでした。

アメリカで車なしとは、かなりつらそうですね。
私達も車がなかった頃は、10Kgの米や5Lの水などが入ったリュックを背負って自転車で走っていました。とても辛かったです。(今でも時々やっていますがw)

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2006年10月13日 (金) 03時05分

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