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2006年8月24日 (木)

(た) ダイジェスティブ・ビスケット DIGESTIVE BISCUIT

Digestive_biscuit_2  連合いの毎朝の朝食は、たいてい(チョコ付き)ダイジェスティブビスケット。朝一番は甘いものが食べたく、こちらのビスケットの中で一番おいしく感じるというのがその理由らしい。
 

☆「♪ヤンヤーヤ、マクビティ~」
 ダイジェスティブビスケットは、日本でも、明治製菓からマクビティのものが数多く販売されているのでお馴染みだと思う。かなり昔だったと思うのだが、「♪ヤンヤーヤ、マクビティ~」というCMのフレーズが耳に残っている人も多いのではないだろうか。

 マクビティ(McVitie's)は、もとはイギリスの商品である。私はずっと「マクビティ社」という会社の商品だと思っていたのだが、実はユナイテッド・ビスケッツ社(United Biscuits)の一つのブランド(商標)だそうだ。
 ユナイテッド・ビスケッツ社は、その他、”Jacob's(ヤコブス)”、”Penguin(ペンギン)”など19種のブランドを持っている。日本ではマクビティ以外はどれも殆ど馴染みがないが、イギリスにいる人にとっては、これらの多くは一度は目にしたことがあるものだと思う。
 

☆スコットランド生まれの「消化を助けるビスケット」
Digestive_biscuit_mcvities  マクビティは、ロバート・マクビティ(Robert McVitie)という人が、1830年(天保元年)にスコットランドのエディンバラにパン・菓子製造販売所を作ったのが始まりだそうである。

 ダイジェスティブビスケットを最初に考案したのは、当時、マクビティの従業員だったアレクサンダー・グラント(Alexander Grant)という人。
 小麦の粒をそのまま挽いた全粒粉から作られているビスケットなのだが、重曹(ベーキングソーダー)がたっぷり入っていて消化によいからという理由で、”digestive biscuit(ダイジェスティブ・ビスケット=消化を助けるビスケット)”と名づけたそうだ。
 
 その後、マクビティ(&プライス)社は、1948年(昭和23年)にライバルのビスケット会社、マクファーレン・ラング社(Macfarlane Lang)と合併して、ユナイテッド・ビスケッツ社になったというわけである。
 オリジナルはスコットランドの小さな販売所のビスケット。道理で、「♪ヤンヤーヤ、マクビティ~」というCMはどこか異国の懐かしい匂いがするわけだ。
 

☆お奨めは、やっぱりチョコレート付き
Digestive_biscuit_cheap  こちらでは、マクビティだけでなく、様々なメーカーがダイジェスティブビスケットを出している。スーパーブランドのももちろんある。皆、日本で販売されているもののように箱や袋に入っておらず、チューブパック、つまり筒状に包まれている。
 うちの連合いが買うのは、スーパーブランドのもの、それも1パック20枚ほど入って0.3ポンド(約60円)という格安のものである。さすがにこれはあまりおいしくないのだが、連合いによると、量があるのでとても腹持ちがよく、コストパフォーマンスとクオリティーのバランスを考慮するとここに落ち着くそうだ。

 マクビティのは12枚ほど入って1ポンド(約200円)ぐらい。やはりおいしい。全粒粉はちょっとクセがあって嫌いな人も多いかもしれないが、そういう人はプレーン(チョコなし)ではなく、人気のチョコレートダイジェスティブ(Chocolate Digestives)がおすすめ。チョコレートとの相性は抜群のような気がする。

 イギリスでは、マクビティのチョコレートダイジェスティブだけで年間7千万個以上売れているそうである。イギリスの総人口が大体6千万人弱であることを考えると、国民にいかに愛されているかということがよくわかる。
 

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コメント

私も腹持ちをさせるために、
仕事中には「カントリーマアム」を常備していますが、
「マクビティ」が食べたくなってきました。

ところで「ペンギン」というブランドは
ビスケットのでしょうか?

昔、ヨーロッパへの直行便がなく、
モスクワで給油しているときに
「ペンギン」という美味しそうなアイスクリームが
売っていました。

ロシア製と思っていましたが
実はイギリス製なのでしょうか??

投稿: ぱんちゃん | 2006年8月26日 (土) 06時59分

ぱんちゃん、コメントありがとうございます。

ペンギンは、チョコレートビスケットバーのブランドです。チョコバーのブランドもアイスクリームを出している場合があるので、ひょっとしたらペンギンのアイスクリーム(バー)もあるかもしれませんが、まだ確認していません。

お見かけのアイスクリームのパッケージは、赤地に腰を曲げた皇帝ペンギンの絵が載ったものだったでしょうか。そうだとかなり確率が高いですね。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2006年8月27日 (日) 18時06分

私も久しぶりにマクビティ食べたくなって、買ってきてしまいました。。。。
チョコつきのマクビティしか食べたことないけど、美味しいですよね。あまり美味しくないというスーパーブランド格安ビスケット、どんな味わいなのか興味わきます。

日本のスーパーでは、チョコつきの他に、「五黒」(黒ゴマ、黒米、黒松の実、黒かりん、ともうひとつ何か黒いものが入っているらしい)という黒っぽいマクビティビスケットが並んでいましたが、イギリスにはプレーンとチョコつき以外にも種類があるのでしょうか?

投稿: あさ | 2006年9月 1日 (金) 11時18分

あささん、貴重な情報コメントをどうもありがとうございます。

「五黒」ダイジェスティブビスケットですか。体にもよさそうでいいですね。食感がおいしそうで、是非食べてみたいです。でも、残念なことに、イギリスでは見かけていません。

今まで見かけたのは、プレーン、チョコ付き(ミルクチョコ、プレーンチョコ)のほか、オレンジ&チョコ、ミント&チョコ、そしてカラメル味といったところでしょうか。どれもこちらではお菓子(特にチョコレート菓子)の定番の味です。

おっしゃるものは、明治製菓が日本人向けに開発したものなのかもしれませんね。逆輸入されることを心待ちにしたいと思います。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2006年9月 1日 (金) 18時44分

ごめんなさい。ガセネタを提供していました!
明治製菓の黒いマクビティ、五黒でなくて「黒五(くろご)」でした(黒米、黒豆、黒カリン、黒松の実、黒ゴマ入りで、イカ墨も原材料に入ってました)。今はお菓子も健康志向なのか、グリコのポッキーにも黒いものを配合した黒五(同じ名前)というのが出てました。
黒五マクビティ、香ばしい黒ゴマの粒が入っていて美味しかったですよ。でも甘さ控えめなので、個人的には甘いミルクチョコつきが一番です!

投稿: あさ | 2006年9月11日 (月) 09時34分

あささん、訂正コメントをありがとうございました。

黒五マクビティ、イカ墨まで入っているんですね!帰国の際に是非食べてみようと思います。

イギリスには「黒い食べ物=体にいい」という健康志向は、まだ特にないようです。でも、イギリス特有の黒い食べ物もあるので、そのうちご紹介しますね。

投稿: ろっきぃ(管理人) | 2006年9月11日 (月) 19時51分

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