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2006年7月 3日 (月)

(き) キセル[不正乗車] FARE DODGING

 不正乗車と言ったほうがいいのだろうか、切符を買わなかったり、不適切な切符で列車や地下鉄などに乗ってしまう行為である。貧乏学生のケチケチ旅行ならいざ知らず、他国に来てまでわざわざキセルをする人はいないのではないかと思う。
 

☆「乗り越し」=「キセル」
 しかし、気を付けなくてはならない。イギリスでは、日本と違って、通常、乗り越し精算というものがない。地下鉄でも電車でも乗る前に正規の乗車券を手にしている必要がある。つまり、「乗り越し=キセル」なのである。間違って乗ってしまっても、キセル。

Fare_dodge_platform  特に、地下鉄以外の列車に乗る場合は要注意である。駅で切符を買うのは日本と同じだが、こちらには日本のような改札口がない駅が多い。そのまま、切符なしで自由にプラットホームに入れてしまうのである。列車に乗る際も検札なしで乗れてしまう。
 切符売り場には大抵行列ができている。「急いでるし、後で払おう。」とか「検札もないのだから、後で払っても大丈夫だろう。」なんて思って乗ってしまうと、後で怖い目にあうことになる。
 

☆検札は車中か乗車後
 多くの列車の場合、検札は大抵、乗車中の列車の中か、乗車後の改札出口で行われる。列車が空いている時間帯は、車掌が回って来て、一人ずつの切符を手に取り、スタンプや手書きのマークを印す。混雑時には、改札出口付近に数人の駅員が立っていて、切符を回収したり、チェックしたりする。
 

☆客ではなく軽犯罪者の扱い?
 日本にいるときによく利用していた新幹線では、正規の切符を買わずに飛び乗ったのだろうか、車掌が来てから切符を買っている人をよく見かけた。皆、切符を持っていないにも拘らず堂々としたもので、車掌も普通に「客」として対応していた。「なんだ、後で買ってもいいのか。」と思ったほどである。

 こちらでそんなことをしたら、即、違反者と見なされる。 幸い、身近で経験した人はおらず、何人かキセルの乗客を見かけただけなのだが、住所氏名を書かされて、罰金を10~20ポンド(2千~4千円ほど)払わされて、30分以上手続きやらお説教?やらで時間を取られて、とにかく大変そうだった。
 

☆楽しいはずの旅行が悪夢に
 皆、「知らなかった。」とか「これから買うつもり。」とか「連れ(同乗者)はちゃんと正しいのを持っているから、単なるミスだ。」とか言うのだが、許してもらえない。間違えてノンストップの列車に乗ってしまい、目的駅を過ぎた場合でも当然ダメ。言葉が通じなくても容赦ない。何だかんだ訊かれた後、罰金が払えなくて途中の停車駅で車外に連れていかれて戻って来なかった人もいる。

 最近見かけた中国人カップルの男性が最後にポツリとつぶやいた言葉が印象的だった。”It's a nightmare...(「悪夢だ・・・」)”。
 

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