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2006年4月20日 (木)

(た) たまご -生たまご- EGG

☆イギリスの卵は生食できない? 
 こちらの卵は生で食べてはいけないと聞いた。サルモネラ中毒になる可能性があるからだそうだ。

 サルモネラ中毒は、サルモネラ菌が感染することによって起こり、下痢や腹痛、発熱などの症状が出る。特に免疫力の弱い、病中の方、お年寄り、子供はかかりやすく、ひどい症状がでやすい。日本でも梅雨の時期になると予防が呼びかけれらるので有名である。サルモネラ菌は60℃15分(90℃1分)で死滅するため、サルモネラ菌が付いた卵でも加熱すれば大丈夫である。

 日本では殺菌された卵が一般的なので、生で食べても大丈夫だが、こちらでは(殺菌していないので)危ないと言われていた。うちはいつも一番安い卵を買っていたのだが、確かに殻の周りに羽毛などがついているものや、黄身に血のような点があるものがあってなんとなく危なそうに思えた。
 

☆品質保証のライオンマーク Egg_lion_mark
 しかし、実際のところ、こちらの人は半生で食べることもよくあるそうだ。レストランやレシピでも半熟の目玉焼きなどが出ている。それでお腹を壊したという話も聞かない。
 これは、ライオンマーク(Lion quality mark)の卵の普及によるものかもしれない。

 ライオンマークの卵は1998年に導入されたものらしいが、サルモネラワクチンを接種した鶏からの卵で、基本的にサルモネラ菌フリー。卵に直接ライオンマークと賞味期限が印刷されている。Egg_real

 2004年の報告によると、イギリス産の卵を2万8千個以上検査してサルモネラ菌を含むものが一つも見つからなかったとか。うちも現在はライオンマークの付いた新鮮な卵を購入して半熟で食べたり、カスタードクリームを作ったりしている。

 しかし、全くいないというわけではないので、体調の悪い時や病弱な方やお年を召した方、小さい子供達は生卵を控えたほうがよいように思う。また、卵を触った後は手洗いをし、卵を直接他の食品に触れさせないように心がけたほうが無難である。 ライオンマークについてもっと知りたい方は、こちらのオフィシャルサイト(英語)をどうぞ。公的に生食が認められているわけではないので、ご注意ください。
 

☆茶色の卵が一般的
 こちらの殻は茶色が普通である。卵の色は雌鳥の羽の色と同じなので、茶色の鶏が主流のようだ。黄身の色(もしくは量)が日本のよりかなり薄いような気がする。混ぜるとかなり白っぽい。
 色が薄いと味が薄いように思ってしまうが、黄身の色は鶏のえさに含まれるパプリカやトウモロコシの色だそうだから、味も栄養価もおそらく日本のと変わりないのだろう。割ると黄身の盛り上がった新鮮な卵が多いような気がする。
 

☆フリー・レンジはサイズフリーじゃない! Egg_freerange
 サイズは日本のと同じようにMサイズやLサイズがある。Sサイズはあまり見かけないように思う。

”free-range(フリー・レンジ)”というものもある。
”free(フリー[自由な])” + ”range(レンジ[範囲])”だから、いろんな大きさの卵が混じったサイズフリーなのかと思ったら、実は、”free-range egg (フリー・レンジ・エッグ)”とは、「放し飼いの鶏の卵」のこと。”cage egg (ケージ・エッグ、ケージで飼われた鶏の卵)”に対比されるものである。
 それらの中間の、納屋で飼われた卵(平飼い卵)の”barn egg (バーン・エッグ)というのもある。

 イギリスの環境食料農村地域省(DEFRA)が出した報告によると、2003年にイギリスで生産された卵のうち、69%がケージ飼い、25%が放し飼い(フリー・レンジ)、6%が平飼い(バーン)だったそうだ。最近では、なんとなく店頭に置かれるフリー・レンジ卵の割合が増えているような気がする。
 

☆目玉が二つの双子卵Egg_two_yorkにパステル卵
  その他、日本であまり見かけない卵のパックとしては、一個の殻の中に2個の黄身が入っている、いわゆる「双子卵 」(二黄卵(two york egg))や、”Cotswold Legbar egg(コッツウォルド・レグバー・エッグ)”と呼ばれるパステル色の卵、近頃人気のオメガ3が多く含まれる卵、アヒルの卵のものなどがある。日本でお馴染みのウズラ卵(quail egg)も最近は出回っている。

 双子卵は、薬物処理によってできたものではなく、産卵初期の排卵リズム等がまだ安定していな雌鳥が産むものである。この時期の卵は通常小さいのに対して、この双子卵は大きいので簡単に分別することができるそうだ。黄身が二つ入っているのでお得感がある。実際は価格も倍なので、結局同じなのだが。Egg_cotswold

 ”Cotswold Legbar egg (コッツウォルド・レグバー・エッグ)”は、名前のとおり、イギリスののコッツウォルド地方の農場で育てられている品種の鶏卵である。特徴は何といっても、その卵の殻の色だが、これは、人工的に着色されたものでも、遺伝子操作によるものでもなく、自然の鶏を交配してできたものだそうだ。写真のターコイズ(トルコ石)色や水色、桃色の他、オリーブ色、オーデニールと呼ばれる薄い緑色のものがあるらしい。私も連れ合いもいまいち味の違いがわからなかったのだが、イギリスのトップシェフやレストランでも特にこの卵を気に入って使っているところがあるのだとか。パステル卵(コッツウォルド・レグバー・エッグ)についてもっと知りたい方は、こちらのClarence court(クラレンス・コート)のサイトをどうぞ(英語)。

 オメガ3卵とアヒルの卵はまだ試していない。
 

☆パッケージは開けて確認すべし Egg_open_1
 1ダース、1/2ダースのも売っているが、15個入り、18個入りのものもある。

 パッケージは、不透明なものが主流。大体、フリー・レンジ卵とバーン卵が紙のケース、ケージ卵が薄い発砲スチロールかプラスティックのケースとなっているようである。
 これらの不透明なケースは、日本の卵パックのようにシールされておらず、簡単に蓋を開けて中を確認することができる。割れているものも多いので、購入時には確認が必要である。レジ係が確認してくれることもある。
 値段は1/2ダースのもので、だいたい 0.5~1ポンド(約100~200円)。
 

 連合いが目撃したそうなのだが、1ダース入りがほしいのに18個入りのしか店頭になく困った客が、18個入りのケースを引き裂いて1ダース入りにし、レジに持って行ったとか。レジ係もそれを普通に通していたそうである。
 

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