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2006年3月 2日 (木)

(い) イギリス -国名- UK

☆イギリス人はイングリッシュ?
 連合いがこの国に渡航する前、近所の人に「イギリスへ引っ越しする」と伝えた。その近所の人が答えて曰く。「イギリス?イギリス語(を話すの)?」

 冗談みたいな話だが、私達も笑っていられない。「日本人(語)」は”Japanese (ジャパニーズ)”、「アメリカ人(アメリカ英語)」は”American (English)(アメリカン(イングリッシュ))”、「中国人(語)」は”Chinese (チャイニーズ)”、「フランス人(語)」は”French (フレンチ)”、「ドイツ人(語)」は”Gernman (ジャーマン)”、などなど。さて「イギリス人、イギリス英語」は?

 「English (イングリッシュ)!」と答えてしまうのではないだろうか。私も恥ずかしながら、日本にいる時にイギリス人に対して、「あなた達、イングリッシュは~」と言っていた。こちらでそんなことを口にしたら、怪訝な顔をされてしまうこと間違いなしである。そもそも、イギリスという国の正式名称を”England (イングランド)”と思っている人もいるのではないだろうか。
  

☆イギリスは4つの国からなる連合国
Uk_map_1  イギリスは、日本では「英国」とか「イギリス」と呼ばれているが、単一国ではなく連合国である。正式名称は、”United Kingdom of Gtrat Britain and Northern Ireland (グレートブリテン・北アイルランド連合王国)”という長ったらしい名前である。略して”United Kingdom (ユナイテッド・キンダム、連合王国)”や、単に”UK”と呼ばれている。

 グレートブリテン (Great Britain) とは、イギリス諸島最大の島(いわば本島)であるグレートブリテン島にある3つの国、イングランド、スコットランド、ウェールズを合わせた名称である。つまり、UKとはこの3つの国に北アイルランドを加えた4つの国からなっているのである。
 日本語で言うと「英国」「イギリス」でもOKなのだが、英語にするとかなり大きな違いがある。
  

イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド
 
イングランドはグレートブリテン島の2/3の面積をしめている。有名な首都のロンドン、オックスフォード、ケンブリッジ、バーミンガム、ヨーク(ヨークシャー)、リバプール、マンチェスターなどの都市は皆、イングランドにある。私もそうなのだが、おそらく多くの日本人は、このイングランドをイギリスと勘違いしているのだと思う。しかし、イングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドの人達は、それぞれ自分の国に誇りを持っており、混同されることを大変嫌う人も多い。

 スコットランドはグレートブリテン島の北側約1/3を占めている。スコッチウィスキーの産地としても有名である。首都はエディンバラ。有名なスコットランド人としては、シャーロックホームズの生みの親であるコナン・ドイルや俳優のショーン・コネリー、ユアン・マクレガー、経済学者のアダム・スミスなどがいる。

 特に、ショーン・コネリーのスコットランド人としての活動は有名である。彼は1991年、61歳の時に、スコットランドで最も名誉のある「エジンバラ名誉市民賞」を受賞している。また、1999年、69歳の時にナイトの称号をエリザベス女王から授かったが、授与式はエディンバラで行われ、スコットランドの民族衣装であるキルト(スカート)をはいている。私は昔、キルトをはいている男性を見てかなりびっくりしたことがあるが、彼らはキルトをはくことを誇りに思っている。スコットランド人は、”Scottish (スコティッシュ)”である。

 ウェールズの首都はカーディフ。ウェールズ出身の有名人には俳優のアンソニー・ホプキンス、女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズなどがいる。北アイルランド出身の有名人には、俳優のリーアム・ニーソン、俳優兼監督のケネス・ブラナーなどがいる。ウェールズ人は”Walish (ウェーリッシュ)”、北アイルランドの人は”Irish (アイリッシュ)”である。
 

Uk_union_jack_2☆イギリスの国旗、ユニオンジャックの意味
 イギリスの国旗であるユニオンジャック(Union Jack)は、 白地に赤十字のイングランドの国旗と、青地に白の斜め十字のスコットランドの国旗と、白地に赤の斜め十字の北アイルランドの国旗を合わせたものである。ウェールズの国旗は白と緑の地に赤の龍が描かれているもので、ユニオンジャックに入っていない。
  

☆ブリティッシュが正解
 で、本題の、「イギリス人、イギリス英語」は?だが、”English (イングリッシュ)”というと、イングランドの人(もの)という意味になってしまう。「イギリス人(イギリス英語)」と言いたい時は、”British (ブリティッシュ)(English)”と言わなくてはならない。ブリティッシュは、広義では、スコティッシュ、ウェーリッシュ、アイリッシュを含むが、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの人達は、どこの国の人ですかと訊かれた場合、大抵、ブリティッシュとは言わず、それぞれ、スコティッシュ、ウェーリッシュ、アイリッシュですと答えるだろう。
  

 日本で、どこ出身ですかと訊かれて、「(愛知ではなく)名古屋です。」「(岡山ではなく)倉敷です。」「(兵庫ではなく)神戸です。」と答える感覚なのだろうか。ともかく、イングリッシュとだけは言ってはいけない。
 

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