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2006年3月20日 (月)

(へ) ペーパーバック PAPERBACK

 こちらには文庫本がない。厳密にいうと、文庫本サイズの文庫本がない。それに相当するものがペーパーバックである。本屋やスーパーの書籍コーナーには所狭しとペーパーバックが並んでいる。
 Paperback_comparison

☆欧米の文庫本、ペーパーバック
 ペーパーバック(paperback)を直訳すると「紙の背表紙」になる。硬い厚紙表紙のハードカバー(hardcover、hardback)と対比された言葉だと思う。日本でも洋書として一部出回っているため、目にされた方は多いと思うが、日本の文庫本と比較して、サイズが大きく分厚いのが特徴である。倍近いものもある。
 また、表紙カバーがついておらず、その代わりに表紙が軽くコーティングされていて、文字や絵に凹凸が付いていたり、目を引くようなきれいなデザインのものが多い。

 日本の書店で本を購入すると、大抵、紙カバーを付けてくれるが、こちらではそのようなサービスはない。実際、カバーの付いた本を読んでいる人を見かけない。皆、表紙を隠すことなく堂々(?)と本を読んでいる。そのため、どんな本が広く読まれているのか、目の前で読んでいる人がどんな趣味の人なのかがわかって、興味深い。
 

Paperback_authour☆タイトルはどっち?
 ペーパーバックに限らず、本全般のことになるのだが、一つ気になることがある。表紙や背表紙の著者の扱いである。日本の本の場合、大きく書かれた本の題名の下にやや小さな文字で著者名が記されている。こちらの本の場合、特に売れっ子作家の場合などは、著者名が大きく先に記され、その下に小さく本の題名(タイトル)が載っていることがよくある。本の題名が人名である場合など、日本の感覚で見ていると、どっちが著者でどっちが題名なのかわからなくなってくる。私だけかもしれないが。
 

☆ペーパーバックのジャンル
 ジャンルは大きくノンフィクション、フィクションに分かれており、日本の文庫本と同様、ノンフィクションはエッセイや伝記、ハウツー本がメインのようである。フィクションも同様に多彩である。同じ英語圏なのでアメリカの本も多く出回っている。日本の本はあまり翻訳されていないが、村上春樹の本が人気があるようだ。宮部みゆきの本を見かけたこともある。映画、『日の名残り』の原作者、カズオ・イシグロ(石黒一雄)の作品も多く見かける。こちらは英語のものが原著だが。

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☆見た目の割に高価
 残念なのは、紙の質が悪いことである。印刷面がずれていたり、印字の濃さがページによって違っていたりすることも、しばしばである。そして、何よりも困るのが、値段が高いこと。1冊大体7ポンド(約1400円)以上する。日本のハードカバー並だが、こちらのハードカバーはもっと高い。しかし、どこのお店でも、時々、セールをおこなう。1冊4.99ポンド(約1000円)とか、3冊買って2冊分とか、3冊買って18ポンド(約3600円)とか。それでも日本のに比べると高いが。
 

☆イギリス人にはお手頃サイズ?
 大きくて持ち運びにくく高いにもかかわらず、電車や地下鉄内でペーパーバックを読んでいる人をよく見かける。ペーパーバックではないが、図書館の隅に埋もれてそうな茶色く変色した本を読んでいる人もときどき見かけるので、ペーパーバックはこちらの人にとって日本の文庫本のようなリーズナブルな本なのだろう。皆、体が大きいので、この本の大きさはちょうどいいのかもしれない。
 

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