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2009年1月12日 (月)

(ほ) ホーリックス HORLICKS

 友人宅でお茶をしていた時のこと。コーヒーや紅茶を勧められたが、既に夕方になっていた。眠れなくなってしまうかもしれないのでデカフェをお願いすると、ないという。
Horlicks_package 迷っている私に友人が「試してみる?」と言いながら差し出したのが、薄い黄土色の粉が入った容器。パッケージには夜空に浮かぶフカフカの雲の上で目を閉じる月の絵とHorlicks(ホーリックス)という文字が。

 少量の湯で溶かし、牛乳を入れて電子レンジでチンして出された飲み物は、ほんのりベージュ色でほのかに小麦の香りがしていた。
 

☆元は子供用の栄養剤?
Horlicks_powder_2  ホーリックスはイギリスでは100年以上も昔から親しまれている麦芽飲料(malted milk)だ。イギリス南西のグロスター(Gloucester)からアメリカに移り住んだホーリック兄弟(James and William Horkicks)が、1873年にシカゴで発売したのが始まりだそうだ。
 当初は薬剤師だった兄のジェームスが幼児用の栄養剤として売り出したが、大人に人気が出て、現在のように年齢を問わず広く浸透したのだとか。

 現在はイギリスのグラクソ・スミス・クライン社(GlaxoSmithKline)で生産されており、店頭には、オリジナル、脂肪分控えめのライト、さらに控えめのエクストラライトの3種類の他、ココアタイプのライトとエクストラライトの2種類が置かれている。オリジナル自体、さしてカロリーは高くないのだが、ライトやエクストラライトがあるところが、カロリーを気にする肥満大国のイギリスといった感じがする。
Horlicks_stick_pack  300g、500g、800gのほか、1杯分の小袋もあるので、試しに飲んでみたい人や日本への土産物にもよいかもしれない。

 ホーリックの公式サイトはこちら(英語) 睡眠に関するうんちくや、アドバイスもご覧になれます。また、イギリス国内限定ですが、フリーサンプルなどがもらえます
 

☆ミロではありません
 元々、幼児の栄養ドリンクとして販売されていただけあって、栄養価も高い。
牛乳のセミスキムミルクを使った場合、1杯200mlのカロリーは181Kcal*。ビタミンA、D、E、C、B1、B6、鉄分、亜鉛、葉酸は一日に必要な約5分の1から4分の1を摂取できるそうで、ビタミンB12は100%、カルシウムは88%、ビタミンB2は50%。*その内、93Kcalは牛乳の分。詳しくは右図を参照ください。

 栄養価の高い麦芽飲料といえば、日本で昔から親しまれているネス○のミロを彷彿してしまいそうだが、味はかなり異なる。ミロのようにココアが含まれていないため、全体的にかなりあっさりした味だ。

 また、ココアが含まれていないということはカフェインフリーだということ。カフェインをとることができない妊婦などや、カフェインに過敏ですぐに寝れなくなってしまう人にもお勧めだ。

 日本でミロが朝食の飲み物として親しまれてきたのと対照的に、イギリスのホーリックスは就寝前の飲み物という存在なのだ。
 

☆ホーリックスの飲み方
 しかし、もちろん寝る前以外に飲んでもOK。実際、香港では主に日中の飲み物として親しまれているのだとか。
 私も朝食時にコーヒーや紅茶の代わりに飲んでいる。イギリスの寒い朝一番に、温かいホーリックスをすすりながらリラックスするというのが日課になっている。

 作るのも簡単。説明書きによれば、ティースプーン3、4杯(25g)をマグカップに入れ、少量の水を入れてペースト状にし、200mLの温かい牛乳を注いでよくかき混ぜれば出来上がり。
 温かい牛乳の代わりに、冷たい牛乳を入れて電子レンジで1分(800W)加熱して、一度かき混ぜて、そして、再度30秒加熱してもよいのだとか。

 我が家は後者の手順。特に連合いが淹れてくれるホーリックスはスムージー状でとてもまろやか。秘訣は加熱の途中で何度もかき混ぜることなのだとか。
 

Horlicks_serving  私にはホーリックスを淹れてくれるものの、カフェインに強い連合いは夜でもコーヒーや緑茶を好んで飲んでいる。しかし、ある晩、日中にコーヒーを飲みすぎて、これ以上カフェインをとると眠れなくなりそうだと言っていたので、デカフェの代わりに勧めてみた。

 傍らで静かにアツアツのホーリックスをすすっていたはずが、いつの間にかいなくなっていた。ふと見渡すとソファーで横になっていびきをかいていた。どれだけ信じやすいのやら。もちろん、睡眠剤は入っていませんのでご安心を。

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2008年12月 1日 (月)

(し) 自動車保険 -後編- CAR INSURANCE -part2-

 日本の保険会社から取り寄せたものは、無事故証明書だった。

 日本でも同様だが、保険の種類を決定し、各自動車保険会社が提供しているサービスを選んでも、保険料を割り出すことはできない。保険加入者や加入する車の状態によって保険料が違ってくるからだ。
 

☆保険料を左右するパラメーター
 我が家も、自分達に合った保険会社を選ぶために、計6~7社に見積もりをだした。こちらイギリスで保険料を変えるパラメーターとなるのは、住んでいる地域、運転歴、年齢、無事故歴、駐車場、車種、年数、今までの走行距離、防犯装置の有無など。ささいなことのようだが、実際、これでかなり保険料が違ってくるようだ。

 スーパーマーケットが提供している保険の中には、あらかじめ加入条件の中に、年齢制限があったり、イギリス在住歴1年以上の加入者のみとか、車の値段の上限や用途が定められているものがある。そうやって制限をつけることで、保険料を下げているようだ。

 年齢、住所、無事故歴等を変更することはもちろんできないので、変更できるパラメーターの設定を行なった。使用目的、運転者制限、走行距離制限、免責金額(自己負担金額)などだ。当然、使用目的、運転者、走行距離は少ないほど、免責金額は高いほど、保険料が安くなる。うちはかなり制限を厳しく設定した。
 

☆日本での無事故証明でさらに安く
 また、プロテクション (Protected No Claim) をつけたほうが結果的に保険料が安くなると教えられたので、プロテクションをつけることにした。

 日本の自動車保険には等級制度というものがある。ご存知の方も多いと思うが、最初 6等級から始まり、1年間無事故だと 1等級上がり、事故を起こして保険を請求すると 3等級下げる、というものだ。等級が高いほど保険料が安くなる。最高の20等級では60%割引、逆に最低の1等級では50%プラスになる。

 ここイギリスには「等級」というものはないが、同じような保険料割引制度がある。無事故割引制度(NC; No Claim Discount、もしくはNCB; No Claim Bonus)だ。1年毎の申請制度で、無事故期間が長ければ長いほど保険料が安くなる。

 そして、プロテクション制度 (Protected No Claim) とは、過去に一定期間以上無事故だった人が申し込み可能の保険の割引保護制度のこと。事故を起こして保険を請求すると、その度、保険料が上がるのが通常だが、プロテクションに申し込んでおくと据え置きになるというものだ。保険会社にもよるが、多くは5年間に2回までの事故の場合は、次の年の保険の割引率が変わらないようだ。
 
 もちろん、申し込むかどうかは個人の自由。2008年のある調査によると、4年以上の無事故でプロテクションに申し込み可能な人のうち、実際につけている人は63%ほどなのだとか。

 また、保険会社により最大割引率が違うようで、最大75%割引を適用しているところもある。残念ながら、日本から来た人は、日本での等級が20等級であろうと、初年度は60%割引が適用されるようだ。

 プロテクションをつけるためには、日本で契約していた自動車保険会社か、交通安全委員会に、英訳された無事故証明書を発行してもらい、それをこちらで契約する保険会社に提出する必要がある。契約後一定期間内に書類を準備すれば大丈夫なようだが、コピーやファックスは不可なので、原本を郵送してもらわなくてはならない。
 

☆我が家の場合
 うちは、渡英初の自動車保険、そして、今にも壊れそうというオンボロ車ということで、コンプリヘンシブ(総合保険)に、ブレークダウンサービス(故障修理サービス)と、プロテクション、そして、搭乗者傷害保険を追加することにした。

 イギリスの物価高に悩まされている我が家。日本でも無事故で過ごしてきたし、車で遠出することも殆どない。できるだけ安いほうがいいからという理由で、「現地のスーパーマーケットの保険でいいかな。」と連合いと言っていた。

 各社の見積もり結果は 250~450ポンド(約5~9万円)と様々。ブレークダウンサービスや搭乗者傷害保険を追加できないところもあった。

 その結果、最終的に契約したのは、上記のオプションが充実している中で一番安い見積もり、350ポンド(約7万円)を出した保険会社。意外なことに、在英日本人向け用のブローカーだった。申込も日本語、そして毎年の保険更新などの手続きも日本語。いつも規則正しく書類が届き、なんだかイギリスにいるとは思えない不思議な感じだ。

 保険加入後、車のエンジントラブルは何度も経験し、その都度、保険会社のブレークダウンサービスにお世話になっている。その際は直接現地のロードサービス会社に救援依頼の電話に入れることになる。この場合、電話のやり取りも、救援に駆けつけてくれるのも現地のイギリス人。こちらはまたの機会に別の記事でご紹介したい。
 

Car_insurance_accident  そして、肝心の事故とその際の保険手続きだが、幸いにもまだ一度も経験していない。安全運転を心掛け、追記の記事をご紹介する機会に恵まれないことを心より願うばかりだ。
 

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2008年10月20日 (月)

(し) 自動車保険 CAR INSURANCE

 イギリスでの自転車生活に慣れた頃、我が家にもとうとうがやってくることになった。帰国する知人に安く売ってもらうことになったのだ。これでもう、寒風に吹かれながら 10Kgの米や水を背負って、後続車に煽られないよう全速力で、ペダルをこぐ必要がなくなる。喜んだのもつかの間、保険会社選びという大きな問題が待ち構えていた。

 車を所有する前には自動車保険に入っておかないといけない。イギリスでは1930年から自動車保険の加入が義務付けられている。例え、一日でも加入していないと違反になってしまう。このことを知ったのは、車の受け取りの直前だった。

 
☆よりどりみどりの自動車保険
 さて、まず、どこの会社のものに加入する、それが問題だった。

 日本に住んでいた時は、親の代から世話になっている保険会社にすっかり任せっきりだった。保険切り替え時期には、更新を忘れないように電話連絡をもらっていたし、万一事故の際も親切で迅速な対応をしてもらっていたので、常に安心だった。保険の自由化が始まっても、「小手先のサービスより信頼関係が大事」と思って、他の保険会社には目もくれなかった。

 日本では1998年から自動車保険の自由化が始まったが、こちらイギリスでは1986年のビッグバン以降から始まっているらしい。そのため、自動車保険を提供している会社にもかなり選択の幅がある。

 日本では、保険会社が自動車保険を扱うのが通常だろう。主要な会社の数もせいぜい10~20社ほど。しかし、イギリスでは、80以上もの選択肢が存在し、チャーチル(Churchill)などの保険会社の他に、バークレーズ(Barclays)などの銀行、AAやRACといった自動車連盟、郵便局、そして、テスコ(Tesco)やマークス&スペンサー(M&S)などのスーパーマーケットまでもが保険代理店として自動車保険を提供している。
 日本で言えば、イトーヨーカードーやダイエーまでもが自動車保険を出しているようなものだろうか。一概にスーパーマーケットのが対応が悪いとは言えないようだ。
 一部の自動車保険会社の一覧はこちらのサイトからご覧になれます(英語)。

 
☆イギリスの自動車保険の種類
Car_insurance  保険は、通常、「サードパーティ (Third party)」、「サードパーティ・ファイアー&テフト(Third party Fire and theft)」、「コンプリヘンシブ(Comprehensive)」の3つに分類される。

 「サードパーティ(Third party)」は、第三者対人・対物で、日本のいわゆる「自賠責(自動車損害賠償責任保険)」と、「対人(対人賠償保険)」、「対物(対物賠償保険)」を合わせたものに相当するものだと思う。対人は無制限、対物は2千万ポンド(約40億円)が限度額。一番シンプルな保険だ。

 「サードパーティ・ファイアー&テフト(Third party, Fire and theft)」は、名前のとおり、第三者対人・対物に加えて、車の火災と盗難の保障が付いたものだ。イギリスでは、何件もの家が横につながったテラスハウスなどでは、家の前の路上が駐車場として指定されている場合も多い。また、車上荒らしの確率も日本よりもずっと高いようだ。そのため、こういった保険が選べるようになっているのかもしれない。

 「コンプリヘンシブ (Comprehensive)」は、総合保険。第三者対人・対物、車の火災・盗難に加えて、車両保険とその他が付け加わる。その他というのがミソで、保険会社によって、自動的またはオプションとして付けられる特典が大きく異なるのだ。
 

☆総合保険のウリ
 総合保険、コンプリヘンシブの「その他」の代表的な例が、「ブレークダウン・サービス(Breakdown service)」、「コーテシー・サービス(courtesy service)」、「モーター)リーガル・プロテクション(Legal protection)」といったもの。

 ブレークダウン・サービス(Breakdown service)は事故以外で壊れた時に修理してくれるサービスだ。日本のロードサービスや修理急行サービスに相当するものだと思う。実際のところ、我が家では一番よく利用しているサービスだ。
AAやRACといった自動車連盟では別提供しているので、安いサードパーティに加入して、別途ブレイクダウン・サービスを自動車連盟に申し込むという手もある。

 コーテシー・サービス(courtesy service)は、修理時の代車サービスである。交通機関が発達していない田舎ではこのサービスは欠かせないかもしれない。自転車を利用する人が多いとはいえ、それだけではカバーしきれない距離や荷物運びに車を利用する人は多い。この代車サービスなしには、ヘタをすると通勤、買い物や子供の学校への送り迎えすらできなくなってしまうだろう。

 (モーター)リーガル・プロテクション((Moter) Legal protection)は、法務費用保険というのだろうか。車の事故で訴訟を起こす(又は、起こされる)ことになった場合の訴訟費用などだそうだ。

 また、在英の日本人向けの保険代理店では、搭乗者障害保険(Personal Accident)をオプションでつけることができる場合が多いようだ。正確にいうと、基本的にどの保険の種類にも搭乗者障害保険が含まれているようなのだが、その補償額は数千~5千ポンド(約40~100万円)程と日本に比べてかなり少ない。
  イギリスでは、国民健康保険サービスのNHSを利用すると治療にお金がかからない。高額の搭乗者保険がオプションとしてしか存在していないのはそのためなのかもしれない。

 その他、ヨーロッパでの旅行の際に何日間保険を適用できるとか、24時間365日電話相談できるとか、スーパーのポイントが稼げるとか、各社、様々な違いをウリにしている。
 
 
 そもそも、うちが車を買わなかった理由は費用がかかるからだった。車体自体は格安で譲ってもらったものの、年間の維持費が案外馬鹿にならない。できるだけ、お手頃な保険を探したかったのだが、保険会社により、提供しているサービスがそれぞれ違うため、単純に保険費用を比較して決めることができない。

 日本での無事故証明が保険料を安くすると聞き、日本で契約していた保険会社に請求したものの、まだまだ不安な気持ちでいっぱいだった。

 後編は、自動車保険の見積もりの実際についてご紹介します。お楽しみに。
 

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2008年9月29日 (月)

更新についてのお知らせ

 いつも当ブログをご愛顧(?)いただき、ありがとうございます。

 2008年の4月頃から徐々に本業が忙しくなり、とうとうブログに費やせる時間が殆どなくなってしまいました。
一時期は中断も検討しましたが、さらに更新頻度を下げることにより継続することにしました。

 2008年9月より、1か月に1回程度の更新とさせていただきたいと思っています。

 このブログは、私にとっても、日本にいる家族や友人たちとのつながりの場であり、思い出深いイギリス生活の奮闘記録でもあり、イギリスの文化を自習する場であり、日本や日本語(笑)を忘れないための場でもあります。
 また、ご紹介したいものはまだまだ数多くあり、忘れないように少しずつ書きとめたり、写真を集めたりしています。
 ですので、かなり細々ながらも今後も続けていきたいと思っております。

 毎回訪ねてくださる皆さんには、ご不便をお掛けしますが、今後とも末永くお付き合いいただければ大変うれしいです。

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2008年9月15日 (月)

(か) 街灯 STREET LIGHT

Street_light_orange_2 ☆オレンジ色に染まる夜の街
 イギリスの夜の町並みは、昼の町並みとまた違って風情がある。それは町全体を優しく包み込む穏やかなオレンジ色の光のためかもしれない。
 その光は、街灯の明かり。電球色の家の明かりに増して、イギリスの街頭の明かりは暗くオレンジ色なのだ。

 最初この国にやってきたときは、薄暗いこの明かりに寂しさを覚え、日本の白く照らされた夜を恋しく思ったものだ。こんなに暗いと犯罪も起こりやすいのではないかと思ったぐらい。
 イギリスでも地域によってはかなり危険なようだが、幸い、わが町は夜間でも安全で、女性が一人で外出しているのを見ることも多い。

 それにしても、どうしてイギリスの街頭はオレンジ色なのか。
 

Street_light_fog ☆霧でもくっきり?
 それはおそらく霧(きり)のためだろう。「霧のロ○ドン」なんて菓子があったように、イギリスでは、時々だが霧になる。霧がかかると、あたり一面が白いベールで覆われたかのように、数メートル先の像がぼやけて、数十メートル先の視界がなくなってしまったりする。

 日本の高速道路のトンネルでも、オレンジ色の照明が使われている。それは、排ガスやホコリなどで視界が悪くなる状況でも光が通りやすいため、遠くまででもよく見えるからだそうだ。
 
 イギリスの街灯も同じで、霧の粒に散乱することなく光が届き、視界が保たれやすいのだろう。
 また、青い目や茶色い目のため光を眩しく感じやすいイギリス人にとっても優しい光なのかもしれない。

 虫を寄せやすい青紫の光や紫外線を含んでいないので、街灯の周りに虫をあまり見かけないのもうれしい。まぁ、イギリスはもともと気温が低く、夏でも日本ほど虫がいないが。
 

☆経済的な低圧ナトリウムランプ
 霧でも見やすいことも、イギリス人の目にも優しいことも、虫を寄せ付けないこともわかった。でも、電気代が嵩んで、地方税(カウンシル税)を跳ね上げているのではないか。そう思わせるような、効率が悪そうなオレンジ色の光。

Street_light_sodium_lamp  電球かハロゲンランプか何かかと思っていたが、ナトリウムランプというものだそうだ。ナトリウムランプには、高圧ナトリウムランプと低圧ナトリウムランプがあるが、街灯に使われているのは、エネルギー効率がよい低圧ナトリウムランプ。

 今まで日本でも街灯に使われてきた水銀灯や一般的な蛍光灯、そして、最近では街のイルミネーションでしばしば見かけるLEDランプと比較しても、低圧ナトリウムランプのほうがずっとエネルギーの効率がよいそうだ。

 例えばうちの自治体では、この低圧ナトリウムランプを使用することによって街灯一台あたりの電気代が年間12ポンド(約2500円)以内に抑えられているのだとか。
 また、寿命は12000~18000時間。仮に一日あたり12時間点いていたとしても、3年弱~4年ほどもつ。LEDランプにははるかに及ばないが、蛍光灯や水銀灯とよい勝負のように思う。

 効率がよくて長持ちならわが家にもと思ったが、イギリスにおいても一般家庭には普及していない。それは光の色の問題だけでなく、日常使うのには向いていない大きな欠点があるからだろう。点灯するのに10分程かかり、再点灯するためには一度時間をおいて冷まさないといけないのだ。もちろん街灯としては何も問題ないのだが。
 
 

☆街灯の歴史---ガス灯から電気灯へ
Street_light_day_and_night  イギリスの街に最初に街灯が灯ったのは、今から200年も前のこと。1807年(文化4年)の1月28日、ロンドンのクラブ街のペルメル街(Pall Mall)でだそうだ。もちろん、今のような電気の街灯ではなく、ガス灯だった。

 電気の街灯が導入されたのは、それから約70年ほど後のこと。イギリスのデービー卿(Sir Humphry Davy)が開発した電気を使ったアーク灯を、ロシアのヤブロチコフ氏(Pavel Yablochkov)が改良し、パリ、そしてロンドンに街灯として広まったのだとか。1881年(明治14年)には4千本を超える街灯が街を照らしていたのだとか。

Street_light_dusk  ちなみに、日本では1872年(明治5年)に最初のガス灯が導入され、その10年後の1882年(明治15年)に電気の街灯が銀座に導入されたのだそうだ。

 日本では電柱(電信柱)に街灯が付いていることがあるが、イギリスでは街灯は単独で立っていることが多い。電柱は木だが、街灯は金属製のポール。木では重量に耐えきれないのだろうか。
 

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<追記> 
 夏休み中に訪れてくださった皆様、更新が滞り、大変ご迷惑をおかけしました。 
 本業がかなり忙しくなってきましたので、今後も1か月に1回程度の更新とさせていただきたいと思っています。更新頻度は下がりますが、今後ともよろしくお願い致します。(詳細は後日「お知らせ」でお伝えする予定です。)

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